中庭

学校日記 school diary

校長室より

  • 前日 no.910

    公開日
    2025/01/07
    更新日
    2025/01/07

    校長室より

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    今日は始業式の前日

    明日は雪の降る天気予報となっています

    急な積雪がないことを祈りつつも、明日に向けて準備を進めます

    久しぶりの登校の人がいるでしょうから、明朝は、いつも以上に安全に留意して登校してください


    諸々を含め、既に緊張しているわたしがいます

    始業式で全校の前で話すことに緊張しているわけではなく、3学期の本格的スタートに緊張しているのです

    出中生はどう思って今を過ごしているのかとも、想像しています

    いろいろな思いがあるだろうと推測しますが、とにかく始まるのものは始まるわけで、自分のできることを精一杯やることが未来に通じると、いつもと同じことを考えます

    なかなかにやろうとしていることに手が付かない出中生もいるのではないでしょうか?

    実は、わたしも「やらなければならないこと」を先延ばしにしがちです

    「まだ、時間があるから」「今は○○が優先だから」等となんだかんだと理由をつけるのです

    あたかもそれがなかったことのように、ふるまうこともあります

    若い頃にさかのぼれば、「今日こそやるぞ!」と思っても手が付かず、もやもやした気持ちで「まあ、いいか」「明日やろう」と寝てしまうこともありました

    どうしたら、やる気のスイッチが入れられて、物事に集中して取り組めるのかと、小さい頃から悩みつつ現在に至っています


    特に中学時代は、「○○しなければならないと思っているが、どうにもならない」「頭では分かっていても行動に移せない

    そして、ダメダメ感を抱いてしまう・・・

    自己嫌悪の嵐でした

    そんな若い頃を過ごしていた自分が気付いたことは、「好きなことや面白いと感じられることはいくらでもできたり、夢中になれる」ということでした

    やはり、行動のもとは心だと感じ始めた頃です

    ただし、そうは言っても、実際問題としてどうすればよいのか?と悩みは消えません

    そこで学んだことが、「いやいやでもいいから、とにかく行動しちゃう」ことです

    脳科学的にも時間を決めて、とにかくやると、やる気のスイッチが入るという実験データがあることを、後に知ります

    他に、行動前に道具や環境を整えるなど、準備をすることもひとつです

    ※勉強する前に机周りを片付けようとしたら、そっちのやる気のスイッチが入ってしまい、ずっと片付けだけして終わったという経験もありましたが・・・

    その他、「場所を変える」という方法も学びました

    高校時代の夏休みに、家で宿題ができない為、片道10㎞弱の距離を暑い中自転車をこいで学校へ行ったこともありました

    ※来ていた人とすぐに別の場所へ行って勉強しなかったことも多々ありましたが・・・

    これらは直接自分で変化するのではなく、間接的に環境を変えることで自分をコントロールする方法です


    結局は自分でいろいろ試して自分に合った方法を見つけることかなと今は思っています

    さあて、出中生は始業式前日をどのように過ごしているのだろうか・・・

    3年生の中には進路決定に向けて本日午後から登校している人もいます

    みんなそれぞれに本気・根気なのです

  • 今年最初の勤務日 no.909

    公開日
    2025/01/06
    更新日
    2025/01/06

    校長室より

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    2025年となり、既に6日

    校長室のカレンダーも2025年1月になっています


    昨年の能登半島地震から1年以上が経ちました

    能登地方だけでなく、石川県、富山県、新潟県など、広い地域で被害が出た地震でした

    特に能登地方では9月に豪雨災害が発生し、いまだに元の生活に戻れない方が多いことに、自分ができることは何かと考える年末年始です

    考えるだけでなく、それを行動に移すことがわたしの今年のテーマのひとつです


    今年は巳年

    昔からヘビは信仰を集める動物です

    日本で信仰されている七福神の中で唯一の女神であるのがヘビの化身とされる弁財天

    日本では福徳や財宝を与える神とされます

    また、ヘビには左右に蛇行する姿やとぐろを巻く姿と関係した文字が多く、巳の系統にある文字のひとつに「起」があります

    蛇が頭をもたげて走り進む形から、「ことを始める」の意味あり、何かを決意するにはよい節目ではないでしょうか


    「脱皮しない蛇は、滅びる」

    わたしの好きな言葉のひとつですが、この言葉の意味をよりかみしめる12年に1度の年だと思っています

    ちなみに、ヘビが脱皮する「表皮」は人間の「垢」と同じだそうで、人に例えて表現すれば「脱皮」することは新陳代謝とのこと

    古いモノと新しいモノが入れ替わるという身体的な現象です

    最近、少し前に着ることができた服が着られなくなっていくわたしのように、「成長して身体が大きくなったから、皮膚がきつくなり、それを脱ぐ」ということではないのです

    また、正常に脱皮できれば健全に成長していくそうですが、脱皮不全といって、脱皮した皮が細かい断片になってしまうと、その断片が脱皮後の体表に付いたままとなり、ヘビの健康に影響が出るそうです

    言い換えれば、「捨て去るべきものを、適正に捨て去ることができないと、悪影響が出る」ということです

    健全な脱皮をするために必要なものは、健康・環境・湿度であるらしいということも興味深いです

    上の写真(2,3枚目)は、前任校で登校してきたこどもが「校長先生! 生け垣の下に何か変なものがある!!」と校庭で出迎えていたわたしに報告してくれて、すぐに一緒に回収したものです

    ヘビが脱皮のとっかかりになるもの(皮を引っかけるもの)を活用して、上手に完璧に脱皮した蛇の皮です

    ※回収の際にしっぽ部を別の枝に引っ掛けて切らしてしまったことが残念・・・

    今も校長室に大小2本が並んでいるのですが、その皮を見ながら、哲学者であるニーチェの言葉をかみしめます

    人生において、多くのことを示唆していると思っています

    うまく表現した文章です


    加えて、今年は令和7年ですが、昭和生まれのわたしにとって慣れ親しんだ昭和でいうと、昭和100年です

    起きる巳年

    昭和100年の区切り

    そして、「ReBorn」である還暦で迎えた新年

    昨年末から出中生にこの機会にと決意の覚悟を求めていますが、それはわたし自身に発しているメッセージでもあるのでした


    今年がよい年となりますように

    今できることを、自分なりにやるのみです

  • 今年最後の勤務日 no.908

    公開日
    2024/12/27
    更新日
    2024/12/27

    校長室より

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    2024年の出町中学校は今年が最後の活動日です

    12月29日から1月3日は学校閉庁ですから、何か緊急の用件があればトップページで案内させていただいたように砺波市役所の窓口へ連絡ください


    さて、今年も振り返ればあっという間に感じます

    不思議なもので歳を重ねるほど時間の流れが速く感じられます

    記憶力が落ちて覚えていないからか、省エネを優先する脳の働きのせいなのか、よく分かりません

    分かりませんが、そう感じることは事実です


    2024年1月1日は穏やかにスタートしたのですが、夕方に能登半島地震が発生しました

    石川県のみならず富山県でも多くの被害がありました

    本校でもモノが落ちたり、建物の破損が確認されたりと影響を受けています

    ただ、能登地方の方々の被害は、時間が経つにつれてその大きさが明らかになりました

    そして9月の大雨による災害

    表現できない多くのことを感じさせる出来事でした


    本校の教育活動をふりかえると、3月に卒業生を送り出し、4月に新入生を迎え、様々な学びの場がありました

    多くの方々の理解と支えの中で、出中生も我々教職員も、天資養活・自他共栄の校訓のもと、取り組んできた1年でした

    多くの課題もある中で、誠に多くの支援をいただいていることに感謝しかありません


    今日は朝からの雨が雪に変わっています

    誰もいない教室の窓や廊下の窓から、大粒の雪が降っている様子が見えます

    特別教室で学習に取り組む出中生、部活動に取り組む出中生、それぞれの業務に取り組む教職員・・・

    どんな時もそれぞれの場所で、今できることを本気・根気でやり切る姿が見られます


    どうかみなさん、今後も出中生、そして出町中学校をよろしくお願いします

    少し早いですが、よいお年をお迎えください

  • 定期検査 no.907

    公開日
    2024/12/26
    更新日
    2024/12/26

    校長室より

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    出中生の姿がほぼ見られない午後の校舎内

    キュイーン! キュイーン!

    響く火災アラームの音

    「火事です!! 火事です!!」とのアナウンス

    事前に放送で「今から火災報知機の試験放送が流れます」というアナウンスを聞いていながらも心穏やかでなくなるわけで、実際にこの状況が発生したらと、考えました


    冬季休業のタイミングを利用しての火災報知機の定期検査

    学校教育が行われている平日にはなかなかできないことが実施されますが、その中でも火災報知器の定期検査は、「ちゃんと機械がはたらいているか」を定期的に確かめる重要なことです

    火災報知機は、火事が起きたときに「危ないよ!」と、早めに知らせてくれる大切な装置です

    ホコリでセンサーが反応しにくかったとか、連動する防火シャッターが下りなかったとか、いざというときに役に立たない状況はありえないのです

    だからこそ、確実に本来のはたらきをするかどうかを定期的に確認するのです


    これは、人生にも通じるところがあります

    例えば、毎日の学習の成果や自分の成長を見直すためにテストを受けることや、自身の身体の調子を確認するために健康診断を受けることのように、定期的に「自分をチェック」することは、火災報知機の定期検査と同じような意味があります

    人生の中でも、時々自分を振り返ってみるのです

    誰かと比較するよりも、過去の自分と今の自分を比較することがポイントです

    そのことで成長を感じられたり、未来の自分のために今何をするのかを考えるきっかけや根拠にしたりするのです

    「最近、目標に向かってちゃんと進めてるかな?」「やるべきこと、忘れてないかな?」「自分の好きなことは何かな?」「得意なことは何かな?」等と考える時間は、自分自身の課題が小さいうちに気付けて修正しやすいとか、未来の自分の生き方のヒントになるとか、やってみる価値があると思います

    これは、火災報知機が火災発生の際に、「早めの警告」をしてくれるのと似ているように感じます


    「安全を守るため」の火災報知機の定期検査の作業を音で聴きながら、「自分を見直す」ことについて考えます

    この年末年始は、わたし自身、「自分を見直す時間」を意識してとってみようかなと思ったのでした

    出中生も試してみてはいかがでしょうか

  • メッセージ no.906

    公開日
    2024/12/24
    更新日
    2024/12/24

    校長室より

    誰かに自分の想いを伝えるというのは誠に難しい

    易しいことを難しく表現するより、難しいことを易しく表現することも難しい

    600人弱の出中生全員一人一人に、この想いをみんな同じレベルで伝えることも難しい

    でも、伝えたいと思って壇上に立った終業式でした



    今をどのように生きているか?

    今後をいかに生きるか?

    これは出中生に考えてほしいことであり、校長室前掲示板でも発信しているテーマです


    1月1日に能登半島を襲った地震

    そして、9月21日から22日にかけての豪雨災害

    今年は、いつも以上に能登半島を訪ね、その悲惨さを肌で感じた年でした

    その場では「理不尽」という単語がからだの奥から湧き出てきます

    なぜ、こんな目に合わないといけないのかと、多くの能登の人は感じています

    その中で、立ち上がろうとした人、立ち上がる人がいます

    それぞれの場所で精一杯に生きる人達がいます

    そこで、自分の人生を他の人に委ね任せる人、周りが変わることだけを期待する人、ただただ周りの文句を言い続ける人には出会いませんでした


    自分で変えられるのは、「自分自身」と「自分の未来」です

    だからこそ、出中生にも「自分はどんな人間になりたいのか?」「どんな生き方をするのか?」を考えてほしいのです

    自分の人生を歩むのは自分自身であり、どのように進むのかを決めるのも、実際に進むのも自分自身です

    世の中には理不尽なこと、思い通りにいかないことが数えきれないほどありますが、人生の中には言葉で表現できない幸せなこと、うれしいことも必ずあります

    これは出中生に信じてほしいことです


    もうすぐ2025年

    新しい年を迎えます

    自分の未来に向けて、本気で生きていく覚悟を出中生に求めます

    年が変わるなどの節目は、覚悟を決めるよい機会です

    「天資養活」

    みんなには天に与えられた素敵なところが必ずあり、それをより大きく育てるは、未来を目指し、進もうとする自分です

    そうすることが「自他共栄」に

    つまり、自分だけでなく周りと共に成長することにつながる、と、わたしは信じています


    1月8日、覚悟を決めたみんなに会えることを楽しみにしています

    この瞬間をきっかけに、自分自身と向き合い、改めて生きる姿勢を見直してくれることを強く願っています


    出町中学校に関係するすべてみなさんにとって、よりよい冬休みとなりますように


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  • 三太九郎 no.905

    公開日
    2024/12/23
    更新日
    2024/12/23

    校長室より

    本日の給食の献立表にクリスマス・デザートとありました

    それぞれがそれぞれの想いでそのときを迎えたようですが、やってきたワゴン車に乗るクリスマス・デザートを見て、一人の教師はひどくがっかりしていました

    「今年はケーキではないのですね・・・」

    確かに、箱に入ったミニ・ケーキが登場することがありました

    まあ、残念かもしれませんが、季節を感じる給食献立を考え、準備していただいたみなさんに感謝です

    ありがたくいただきましょう


    食べていると、数年前に見たネット情報を思い出しました

    2021年に、松崎貴之さんという方がTwitter(現在のX)で紹介されていた新聞記事です

    ※松崎さんは、噴水と近代日本、とその周辺を調べておられ、文献その他資料探しに伴って集まってきた昔の新聞記事や古書から拾った珍談奇談、珍妙な絵葉書の話題などを発信しておられました

    それは明治42年12月22日(水)の都新聞のお悩み相談であろう、「相談の相談」コーナーの記事です(写真下1枚目)


    「私は小商人で世間のことはあまり存ぜぬ者ですが、宅の長男の太吉が友達につれられて日曜毎に学校へ参って居ました。處(ところ)が先日から「太吉さんはおとなしいから屹度(きっと)三太九郎がお土産を以(も)って行くだろう」と先生が云(い)うたとて毎日々々(まいにちまいにち)心待ちに待っていますが、此(この)三太九郎とか云う人は私の知らない人です。知らない人が何もお土産などを持って來(く)る譯(わけ)はありません。斯様(かよう)に偽りを教える先生の處(ところ)へ子供をやりたくないのですが、太吉は矢張(やはり)参っています。如何(どう)致しましょうか。(品川、松本)」※一部現代文に変換しています


    明治42年は1909年ですから、ほぼ115年前の記事です

    子のことを本気で心配する、商人であるお父様の切実な悩みです

    おそらく日曜学校の先生のことを言っているのでしょうが、嘘をつく先生のことは信用できないと

    そんなところへ行かせたくないが太吉は行っている

    そして、その嘘は「三太九郎」なる、なぜか土産を配る人物のことです

    そんな人間居るわけない、という訴えであり、太吉は騙されていると・・・

    当時はまだ三太九郎なる人物のことは日本国内で知られていなかったようです

    新聞社の回答者は丁寧にサンタクロースについて説明しています


    日本で最初にサンタクロースの絵が描かれた図書は、明治33(1900)年に教文館から発行された「さんたくろう」という小説のようです

     ※国立国会図書館デジタルコレクションで調べた画像が下写真2枚目です

     ※リンクはこちら → 国立国会図書館デジタルコレクション「さんた くろう」


    当時、この本が発行されてまだ10年たっていませんから、三太九郎、いやいや、サンタクロースはまだまだ無名でしょう

    今のようにネットで情報が瞬時に拡散することもないですし、ましてや三太九郎ですから


    出中生にとってサンタクロースはどのような存在ですか?

    わたしはサンタクロースの存在を今も信じています

    それは姿をいろいろと変えてこの世に存在しているサンタクロースです

    1980年12月1日にリリースされた松任谷由美氏のアルバムに、「恋人がサンタクロース」が収録され、その後多くの人に歌われていますが、これも姿を変えた例のひとつだと思っています

    こどもが小さい頃は、一時期わたし自身がサンタクロースだったこともありますな

    ネット上ではそりに乗って移動するサンタクロースの現在地が分かるものもあるそうですね

    それはまだ見たことがありません・・・


    さて、明治時代の当時、太吉さんのところに、三太九郎はやってきたのでしょうか?

    興味あるところですが、その結果をわたしは知りません

    出中生のみんなは、どうなったと思いますか?


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  • 明日はトウジ No.904

    公開日
    2024/12/20
    更新日
    2024/12/20

    校長室より

    今年の冬至は明日「12月21日」です

    季節の移り変わりを知る二十四節気のひとつである冬至

    その日は12月21日に決まっているわけではありません

    1年を太陽の動きに合わせて24等分して二十四節気が決められるため、1日程度前後することがあるからです

    理科的に言うと、冬至は北半球において太陽高度が1年で最も低くなり、昼の時間が最も短くなる日です

    太陽高度が1年で最も高くなる夏至と昼の時間を比べると、北海道根室では約6時間半、東京では約4時間40分の差があります

    冬至が昼の時間が最も短い日ということは、その翌日から昼の時間が長くなっていくということです

    だから「冬至は太陽が生まれ変わる日」と考えたようで、世界各地に冬至のお祭りがあります

    国は違っても考えることは同じということが、何とも不思議です


    太陰太陽暦(※旧暦)では、冬至が暦を計算する上での起点となります

    日本や日本では、冬至は太陽の力が一番弱まった日で、この日を境に再び力が甦ってくることから、「一陽来復」という言葉があります

    陰が極まり、再び陽にかえる日という意味です

    冬至を境にして運が向いてくる、つまり上昇運に転ずる日とも言えます

    「運」ですから、冬至に「ん」のつくものを食べるともっと「運」を呼びこめるとも言えます

    にんじん、だいこん、れんこん、うどん、ぎんなん、きんかん等々

    「運盛り」と言って「ん」のつくものを食べて縁起をかつぐ地方があるそうです

    「ん」が2つになれば「運」も倍増すると考えることが人間らしいと感じますが、それらを集めて「冬至の七種」と呼ぶ地方もあることも興味深いです

    なんきん(南京)、れんこん(蓮根)、にんじん(人参)、ぎんなん(銀杏)、きんかん(金柑)、かんてん(寒天)、うんどん(饂飩)の7種類です

    最後の「うんどん」はやや苦しい気がするのですが、バチが当たりそうなのでそんなことは言いません

    運盛りは縁起かつぎだけでなく、栄養をつけて寒い冬を乗りきるための先人の知恵でもありますね

    生活と上手に結び付けて、健康でよりよい生活ができる工夫をしているとよく感じます

    例えば、冬至の食べもの「かぼちゃ」は、ビタミンAやカロチンが豊富で、風邪や脳血管疾患予防に効果的です

    本来かぼちゃの旬は夏ですが、長期保存が効くので冬に栄養をとる食べ物としてうまく利用したのではないでしょうか


    個人的に幼い頃はカボチャを進んで食べませんでしたが、最近はおいしく感じます

    これも不思議なものです

    歳を重ねて、自然にからだが欲しているのかもしれません

    身体が欲するといえば、冬至と言えば、ゆず湯に浸かることもからだがあたたまって、ありがたいものですな


    さて、出中生は冬至をどのように過ごすのでしょう?

    寒い日となりそうです

    若くても、健康第一で!!


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  • 天資養活・自他共栄 no.903

    公開日
    2024/12/20
    更新日
    2024/12/20

    校長室より

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    6限終了後、生徒集会がありました

    生徒会の要望で開催されたもので、よりよい学校生活を送ることができるようにと、出中生から出ていた意見から、学校のルールを変えるための集会です

    事前にわたしにも相談があると生徒会長と副会長が校長室を訪れ、自分たちの想いや計画などを話してくれていたものです

    はじめの言葉で副会長の○○さんも、「先日この想いを校長先生に伝えに行きました。校長先生は、執行部の想いを真剣に聞いてくださり、先生方の会議でも検討された結果、・・・」ということを全校生徒に伝えていました

    そして、これだけを報告するのではなく、この集会では、この自分たちの声からルールを変える意味や、そのために何が必要かということも集会で語られていました

    また、執行部として大切にした2つのことを全生徒会員に語っていました

    「ひとつめは、社会の変化や出町中学生の実態に合わせて一歩前進させていくこと。ふたつめは、時と場に応じたものや自分に合ったものを考え、判断し、選択できる出中生になること。」

    われわれおとなも、大切にしたいことだと思います

    集会のおわりの言葉で会長は「3学期から服装等のモデルが変わります。わたしたちにとって一歩前進する機会です。しかし、「何でも自由」というわけにはいきません。学校生活や運動に適した服装を自分たちで考え、判断して選択することが大切です。校内でも、校外でも、出中生としてふさわしい服装等を考えて過ごしましょう。そして、生徒会年間目標「Go Forward ~変わり続けるために、一歩踏み出そう~」を達成するために服装以外でも自分で考え、判断して未来につながる行動をしていきましょう。」と、語りかけています

    校訓、「天資養活 自他共栄」を基盤に、具体的な形として取り組む出中生たちを誇りに感じます


    帰りの会も終わった放課後、地域交流委員長が担当教諭と共に市立美術館を訪問しています(地域交流委員会活動 12/19

    さっそく館長様から丁寧なお礼のメッセージをいただきました

    「ただいま、地域交流委員会の○○委員長さんと○○教諭が来校され、絵本を寄贈していただきました。9月に出町中学校のホームページでアルミ缶回収をしている様子を拝見していました。地域の方に感謝を伝える物品を購入する予定と知り、素晴らしい取組をされていると思っていました。それが今回砺波図書館を選んで、絵本を贈呈いただき感謝しています。委員長の○○さんから選書も委員会で話し合って決めたと伺いました。図書館司書からも素晴らしい選書だと感心の声が上がっていました。年末年始の来館者が多い期間に、メッセージと共にお披露目展示をさせていただき、1月中旬から貸出を開始する予定です。ありがとうございました。」

    とてもうれしくなるメッセージであり、こちらこそ感謝です

    これも「天資養活 自他共栄」を胸に取り組んでいるカタチかなと思います

    本気・根気・元気での取組には、多くの方の理解や応援があるものだと改めて感じます


    勇気をもって一歩踏み出す

    それは確実に自分自身の未来につながると信じます




  • 朝 no.902

    公開日
    2024/12/19
    更新日
    2024/12/19

    校長室より

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    朝、出町中学校周辺の世界は、うっすらと白くなっています

    中庭もうっすらと白い世界

    そして、ライブカメラで市内のスキー場を見ると、学校周辺以上に白い世界

    よくクリスマス寒波と呼ばれる降雪がありますが、少し早いそれかもしれません

    発した言葉は力をもつとよく言われますが、冬タイヤに交換してから「これで、もう雪が降っても大丈夫だから、降ってもらって構わない」等とつまらないことを言った影響ではないかと内心ビクビクしています

    と言ってもそれほど影響力がないわたしですから、これはわたしの思い過ごしです


    「おはようございます!ああ、寒かったぁ~」

    ○○さんの言葉が、○○さんのこころもごっそり包んでこちらに届いた気がした朝です

    道路状況が昨日の朝とは激変し、いつもより登校や出勤に時間がかかった人もいるようです

    急な変化に対応するのは大変ですが、昨夕からの降雪状況や、天気予報などで、予測できたといえばできたかもしれません

    また、自分自身だけでなく、道路は多くの人が通る場所ですから、まだ冬タイヤに交換していない人が、安全確保のためにいつも以上に低速で運転することで渋滞になることもありますから


    まだ交通安全運動は続いています

    雪道についてだけでなく、多くの場面でゆとりのある行動に心がけたいものです

  • 高め合う no.901

    公開日
    2024/12/18
    更新日
    2024/12/18

    校長室より

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/141931964?tm=20241218103148

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/141931966?tm=20241218103149

    音楽科の○○教諭が「ぜひ、ご覧下さい!」と、授業参観を勧めてくれたので、1年生の音楽科の授業参観が最優先事項となり、多目的スペースへ直行しました


    1年生が自分たちで教え合いながら琴の演奏に取り組んでいます

    互いに譜面をもって演奏練習をサポートする姿や、アドバイスをし合う姿が、当たり前のようにあちこちで見られます

    何回か演奏してはグルグルとローテーションでその役割を交代しながら上手に学習する姿は、自画自賛となりますが「さすが出中生だ」と感じます

    ○○教諭の日頃の指導がこのような出中生の姿となって見えていることを忘れてはなりません

    生徒任せの、おとなの丸投げ、放り投げではこのような授業風景にならないのです

    ※指導しても思い通りにならないこともあるのですから


    これは、教科の学習のみならず、特別活動の中の生徒会活動もそうです

    自治活動といいながら、教師のサポートは必要なのです

    生徒が中心となって、生徒が生徒のために運営する活動ですが、ねらいをもった教育活動なのです


    授業中に、「なかなかうまく弾けないのです」と、言う生徒がいます

    そうですね、だから繰り返し練習しながら学ぶのです

    うまく弾く生徒がいます

    それならば、より高いレベルの演奏を目指しましょうか

    生徒とのやり取りを妄想しながら、みんなの学習風景を参観します

    途中、「校長先生も弾かれますか?生徒が指導しますよ」と言われ、我に返ります

    突然のことでもあり、わたしは躊躇してしまいました

    「勇気」とか、「一歩踏み出す」等と出中生に発信していますから、本来ならすぐに「よし!やりましょう!!」と言うことができればよかったのですが・・・

    まだまだ修行が足りないわたしなのです


    授業中に、琴の弦をはじいて出る音の高さや大きさが、そのはじき方で変化するのは理科で学習したこととつながるという話が出ていたそうです

    「なるほど」と腑に落ちた表情を見せた出中生の話に、ますます感心するのでした

    ○○教諭、1年○組のみんなありがとう