高め合う no.901
- 公開日
- 2024/12/18
- 更新日
- 2024/12/18
校長室より
音楽科の○○教諭が「ぜひ、ご覧下さい!」と、授業参観を勧めてくれたので、1年生の音楽科の授業参観が最優先事項となり、多目的スペースへ直行しました
1年生が自分たちで教え合いながら琴の演奏に取り組んでいます
互いに譜面をもって演奏練習をサポートする姿や、アドバイスをし合う姿が、当たり前のようにあちこちで見られます
何回か演奏してはグルグルとローテーションでその役割を交代しながら上手に学習する姿は、自画自賛となりますが「さすが出中生だ」と感じます
○○教諭の日頃の指導がこのような出中生の姿となって見えていることを忘れてはなりません
生徒任せの、おとなの丸投げ、放り投げではこのような授業風景にならないのです
※指導しても思い通りにならないこともあるのですから
これは、教科の学習のみならず、特別活動の中の生徒会活動もそうです
自治活動といいながら、教師のサポートは必要なのです
生徒が中心となって、生徒が生徒のために運営する活動ですが、ねらいをもった教育活動なのです
授業中に、「なかなかうまく弾けないのです」と、言う生徒がいます
そうですね、だから繰り返し練習しながら学ぶのです
うまく弾く生徒がいます
それならば、より高いレベルの演奏を目指しましょうか
生徒とのやり取りを妄想しながら、みんなの学習風景を参観します
途中、「校長先生も弾かれますか?生徒が指導しますよ」と言われ、我に返ります
突然のことでもあり、わたしは躊躇してしまいました
「勇気」とか、「一歩踏み出す」等と出中生に発信していますから、本来ならすぐに「よし!やりましょう!!」と言うことができればよかったのですが・・・
まだまだ修行が足りないわたしなのです
授業中に、琴の弦をはじいて出る音の高さや大きさが、そのはじき方で変化するのは理科で学習したこととつながるという話が出ていたそうです
「なるほど」と腑に落ちた表情を見せた出中生の話に、ますます感心するのでした
○○教諭、1年○組のみんなありがとう