５時間目に授業の様子を見て回ると、多くの学年でタブレット型端末を使って学習していました。２年生の国語科の学習では、キーボード入力に挑戦しながら、自分で物語を作成していました。３年生の国語科の学習では、俳句を作成するためのアイディアを思考ツール＜アイディアマップ＞などを用いながら整理し、五・七・五の言葉選びに活かしていました。お互いに作成した俳句を紹介し合う場面でもタブレット型端末を使っていました。4年生の国語科の学習では、クリスマスカードまたは年賀状を作成するための図案をインターネットで検索し、それをもとに自分らしいカードを作っていました。5年生の社会科の学習では、情報を活用するよさについて自分の考えをまとめていました。自分の考えの根拠となる資料をカメラで撮影し、必要な部分をトリミングして貼り付けたり、グラフを用いて分かりやすくしたりするなど、工夫しながら発表用のレポートにまとめていました。これからも学年の発達段階に応じたタブレット型端末の使い方を工夫し、子供たちの学習が充実するように取り組んでまいります。

　５年生の国語『伝記を読み、自分の生き方について考えよう』の学習で、思考ツール＜イメージマップ＞を活用して、アンパンマンの作者である「やなせ　たかし」さんの人柄について、伝記から読み取った自分の考えを整理しながら、まとめました。子供たちは、互いの＜イメージマップ＞を用いながら、考えを紹介し合いました。子供たちは、自分と同じ考えであっても、理由が異なる友達。全く考えが異なる友達に触れ、自分の考えに自信を深めたり、新たな考えを増やしたりすることができました。授業のふり返りをタブレット型端末に勢いよく入力する子供たちの姿から、思考ツールを用いて、互いに学び合うことができたことが伝わってきました。これからも思考ツールを用いて、互いの考えのよさに学び合う子供たちへと成長してほしいです。

　３年生の子供たちは、算数で手作りのてんびんを使って重さの学習に取り組みました。今日は、おはじきやつみき等の「もとにするもの」を決めて、重さを数で表す方法について考えました。消しゴムや鉛筆、のり等の身の回りのいろいろな文房具について調べていくうちに、「もとにするもの」は、１この重さが同じでないといけないことや、同じものでも「もとにするもの」を変えると重さを表す数が違ってくることに気付くことができました。

　音楽の時間に、グループで２つのパートに分かれて「オーラリー」の演奏練習をしています。グループで演奏するときに大切なことを聞くと、子供たちからは「リズムや速さを合わせる」「協力して教え合う」などの意見が出ました。グループ活動の時間には先ほど言っていたような姿がたくさん見られ、練習を重ねるごとに素敵な演奏になっていることを自覚しているグループが多くありました。発表会でどのような演奏を聴くことができるか楽しみです。

　３年生の子供たちは、４年生に進級すると『クラブ活動』を行うことになります。そこで、４年生に進級した時に所属するクラブを決める時の参考となるよう、クラブ見学を行いました。クラブ活動の様子を見たり、実際に体験したり、上級生からやり方を詳しく教わったりしながら、どんなクラブがあるのか、どんなふうに活動しているのかを確かめることができました。子供たちは、４年生に進級して、クラブ活動をやってみたいなという気持ちを高めていました。

　１年生は、砺波市美術館へ行ってきました。初めに、作品鑑賞をしました。絵本の原画がたくさん展示されており、子供たちは、自分のお気に入りの作品を一つ選び、最後に投票しました。

　鑑賞後は、「めいろ大作戦」を楽しみました。大きな段ボールに、思い思いの絵を描き、オリジナルの迷路の壁づくりを楽しみました。完成した迷路では、暗闇の中を探検したり、隠された動物を見付けたりしながら、友達と声をかけ合い、協力して進もうとする姿が見られました。自分たちで作り上げた空間で思い切り遊ぶことで、作品づくりの喜びと表現の面白さを実感することができました。

　総合的な学習の時間に『SDGｓ』ついて調べ、調べたことをもとに自分たちにできることを考えて実践しようと取り組んでいます。水不足の国があることを知ったグループは、節水を呼びかけるポスターを作って掲示しました。気候変動を止めるためには節電が必要と知ったグループは、節電の意識を高めるために電気スイッチの近くに「使わない電気やエアコンは消そう」といった貼り紙をしています。自分たちにできることは小さいかもしれませんが、自分たちで考えて行動する貴重な機会になっていると思います。目の前の課題を解決するために、グループで協力しながら、主体的に取り組む子供たちへと成長することを期待しています。

　３年生の体育では、『フロアーボール』の学習を行っています。この競技は、ボールを転がし、３回までパスをつないで、相手ゴールにボールを入れる（通過させる）というものです。子供たちは、チームごとにタブレット型端末に作戦を文字で入力したり、図示したりしながら、試合ごとに作戦を練り上げていきます。作戦どおりにゴールを決めることができると、チームみんなで喜びを分かち合っていました。今後、どんな作戦が生まれるのか楽しみです。

　５年生も、講師の先生をお招きして書初練習を行いました。今年は、「平和な海」という字を書きます。初めての練習ということもあり、最初に講師の先生にお手本を見せていただきました。講師の先生の丁寧な運筆と美しい文字に子供たちは釘付けでした。その後、一人一人お手本をじっくり見ながら、真剣に書いていました。「海」という字が特に難しかったようです。練習を重ねて、上達を目指します。

　１年生の音楽「がっきとなかよくなろう」の時間に、＜トライアングル＞＜ウッドブロック＞＜すず＞の３つの楽器を使って、いろいろな音を見つけて、見つけた音を友達に紹介する学習を行いました。今回、学習するにあたって、思考ツールの１つである『Ｙチャート』に３つの楽器で見つけた音を文字で記入することにしました。見つけた音は、演奏直後に消えてしまいますが、タブレット型端末に見つけた音を文字で残したので、同じ音を再現する時の楽譜代わりになります。子供たちは、『Ｙチャート』を用いながら、自分の見つけたいろいろな音を記したり、友達のの見つけた音と比較したりしながら、３つの楽器の音色を楽しんでいました。

　３年生は、講師の先生をお招きして書初練習を行いました。前回、道具の並べ方や片付け方を学習した子供たちは、筆で「うめの花」を書くことを楽しみにしていました。まず、先生の揮毫の様子を見学し、４つの字のポイントを教えていただきました。その後、いよいよ大きな筆を使って練習に取り組みます。手本をよく見ながら、一画ずつ丁寧に書く姿はみんな真剣です。書き終えた子供たちからは、「もっと太い字で書きたいな」「花はどうやったらうまく書けるかな？」と次回への目当てをもつ声が聞かれました。年明けの書初大会に向けて、この後も練習を続けていきます。

　企画委員会が中心となって児童集会『にじいろステージ』が行われました。得意なことを全校児童の前で披露したい人を募ったところ、＜なわとび＞＜ダンスとバドミントン＞＜バスケットボール＞＜一輪車＞＜サッカー＞の５つのグループの出演希望がありました。今日の発表に向けて、休み時間などを利用して練習してきた成果を披露した子供たちに対して、発表を見た後に行ったグループごとの話し合いでは、失敗してもあきらめずに演技する姿に、賞賛と励ましの意見がたくさん述べられていました。これからも自分の得意なことをどんどん増やしたり、仲間の頑張りを認め励ましたりする南部っ子として輝いてほしいです。

　今年度、４年生は「美しい空」という字を書きます。今日は講師の橋本先生に、丁寧に書くためのポイントを教えていただいたり、一人一人が特にがんばって書きたい字を一緒に筆を持って書いていただいたりしました。「美」が縦長になってしまう、横棒の長さやバランスが難しいなどの課題を少しでも克服しようと、先生に書いていただいた字や手本、友達の字を見ながら真剣に取り組む子供たちでした。

　大島絵本館に行ってきました。絵本館では、動物や乗り物等が飛び出す仕掛けの絵本の作り方を教えていただきました。作り方の説明をよく聞き、難しいところは友達同士で手伝いながら、助け合って活動することができました。他にもシアターを視聴したり、たくさんの絵本を手に取って読んでみたりしました。開くと大きく飛び出す仕掛け絵本や、恐竜が動いて見える絵本にびっくりしました。館長さんの「たくさんの発見をしてくださいね。」の言葉の通り、子供たちは、「絵本作りが楽しかったよ。」「絵本も楽しかったけど、パソコンで絵を描く部屋もあるんだね。」など、いくつもの発見をして、「また来たいな。」という気持ちになりました。子供たちは、今日教えていただいた飛び出す絵本を完成させて、家の人に見てもらうのを楽しみにしています。

　５年生は、体育で『シートバスケットボール』に取り組んでいます。シートの中からシュートすれば、相手に邪魔されずにシュートできるというものです。今回のルールでは、ドリブルはできません。味方同士でパスをつないで、シュートを目指します。今日は、「どこにパスを出せばいいだろうか」「どこに動けばパスをもらいやすいだろうか」ということを考えながらやってみました。学習を重ねるにつれ、声掛けが増えたり、パスがスムーズにつながったりしてきました。次の試合も楽しみです。

　５年生は、『四季防災館』に行き、＜地震体験＞＜初期消火体験＞＜煙体験＞＜暴風体験＞の４つの体験をしてきました。＜地震体験＞では、震度１～７の揺れや東日本大震災や熊本地震等の過去の地震を再現した揺れを体験しました。＜初期消火体験＞では、一人一人が体験用の消火器を使って疑似的な消火活動に取り組みました。他にも、展示品や映像を見ながら、自然災害が起きる仕組みや災害への適切な備え等を学びました。子供たちは体験を通して、改めて災害の恐ろしさを知り、災害への意識を高めることができました。

　国語では、「友情のかべ新聞」という物語文を学習しています。今日は、グループで物語の設定を確認しました。登場人物の「東君」と「西君」の好きなものや、二人がかべ新聞を書いた前後の周りの人の反応等を教科書から丁寧に読み取り、図を使ってまとめました。グループの友達と教え合うことで、長い物語の内容を整理できたようです。明日からは、子供たちが初めて読んだときに疑問に思ったことをみんなで考えていきます。どんな展開になるか、楽しみです。

３年生の子供たちは、社会科「火事からくらしを守る」の学習で消防署の見学に行きました。署長さんから、砺波市の火事の件数や原因、通信指令室の働きなどについて詳しく教えていただいた後、消防車や救急車を間近で見ることができました。実際に使っておられる酸素ボンベを背負ったり、ポンプを持ち上げたりした子供たちからは、「防火服も着てボンベも背負うと動きにくいね」「こんな重いものを持って消火されているなんてすごいな」という声が聞かれました。見学を通して、消防署の方の日頃からの訓練や準備について学び、わたしたちの安全を守ってくださっていることに改めて気付くことができました。

　小学校生活最後の書初が始まりました。今回の字は「新春の志」です。さすがは６年生。手本を配った瞬間から、「『の』が難しそう。」「『春』の右払いがうまうできるかな。」と、うまく書くためのポイントを見つけました。書き始めてからは、一画一画手本で確認しながら書き、書き終わった字と手本を見比べ、「少し傾いてしまった。修正しなくちゃ。」と振り返る様子も見られました。今日の字からどこまで成長させられるかが楽しみです。

　１年生は、生活科『わくわく　たのしい　あきまつり』の学習として、先日校外学習で訪れた＜おとぎの森公園＞で集めてきたどんぐりや落ち葉など、秋ならではの材料を使って、南部認定こども園の年長の園児を招待するお祭りの準備をしています。年長の園児が楽しめるように工夫しようというめあてで、どんぐりを使ったカーレースやどんぐりをお相撲さんに見立てたどんぐりずもうなど、自分たちでアイディアを出し合いながら作業を行っていました。園児と一緒楽しめるお祭りにしようと、わくわくが膨らんでいる１年生です。