中庭

学校日記 school diary

校長室より

  • 支えられている no.936

    公開日
    2025/02/18
    更新日
    2025/02/18

    校長室より

    本日、午前中に学校経営審議委員会を開催しました

    お忙しい中、また、足場の悪い中、委員のみなさんに来校いただき、学校からの報告等に対してご意見等をいただきました

    出中生599名のよりよい成長と、みんなの未来のために、学校教育ができることに取り組んでいきます

    ありがとうございました


    「学校とは何か?」 

    教師になってからずっと自問自答しているわたしの課題です

    世界中で、大昔からその姿や形を変えながら「学校」は存在し、今その場にわたしはいます

    学校は「知のバトンを受け渡す場」であり、「人とつながる場」であり、「自分を知る場」であり、「よりよい社会をつくる場」であると、わたしは考えます

    姿や形を変えながらも現存するのは、学校という存在が人類にとって必要だからでしょう

    毎日そう思いながら、本気・根気・元気に学ぶ出中生の姿を観て過ごしています

    学校は単に子供が通う場所ではなく、人類の未来をつくる場です

    このことを教職員は自覚し、その職責を果たしてくれていると信じています

    そして、忘れてはならないことが、保護者のみなさんや地域の方々や同窓生の存在です

    みなさんの存在に、本校教育は物心共に強力に支えられています

    教職員は学びを導く存在として、保護者は子供の個性を尊重する存在として、地域の方々や同窓生のみなさんは出中生の安全・安心、そしてその活躍を温かく見守っていただく存在として、その役割は違います

    しかし、それぞれが「出中生のよりよい成長」という願いを共有することで、本校の教育が今ここにあるのだと実感しています


    学校はみんなのもの

    子供だけのものでもありません

    校訓「天資養活、自他共栄」の精神を子供も大人も共有しながら、ますます出町中学校が発展していくことを願い続けます


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  • お天道様は見てござる no.935

    公開日
    2025/02/17
    更新日
    2025/02/17

    校長室より

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    今朝、グラウンド横の校訓が刻まれた石碑越しに日の出を拝みました(上写真1枚目)

    石碑に記された天資養活の文字は顔を出していますが、自他共栄の文字は雪の下です

    意味深・・・


    不思議なもので、日の出は希望を感じ、日の入は哀愁を感じるわたしです

    オレンジで真ん丸の太陽を拝みながら、「お天道様は見てござる」というフレーズがなぜか頭をよぎりました

    AIにそのことを話すと、「江戸の職人と小さな嘘」というエピソードを紹介してくれたので、掲載します




    江戸時代、とある町に腕のいい大工の棟梁がいました。

    彼は技術に優れ、町の人々から絶大な信頼を寄せられていました。

    ある日、裕福な商人から新しい蔵を建てる依頼を受けます。

    しかし、棟梁はふとした誘惑に駆られました。

    「見えない部分の材料を少し安いものに変えれば、工事費を浮かせられる。その分、自分の儲けが増える…」

    一瞬の迷いの後、彼は目立たない部分の木材を質の低いものに変えてしまいました。

    外から見れば立派な蔵、誰もその違いには気付きません。

    しかし、完成後しばらくして、大雨の日にその蔵の一部が崩れてしまいました。

    驚いた棟梁は、修繕のために駆けつけましたが、修理中に偶然にもその蔵が自分の息子の未来の住まいになる予定だったと知ります。

    棟梁は愕然としました。

    「なんてことをしてしまったのか…!」

    もし、棟梁が手を抜かずに最良の材料を使っていれば、息子の住まいが危険にさらされることはなかったでしょう。

    そのとき、棟梁の頭にふと、幼い頃に祖父から言われた言葉がよみがえりました。

    「お天道様は見てござる。誰も見ていなくても、自分の良心に恥じない仕事をしなさい」

    棟梁は深く後悔し、以後はどんな仕事でも一切の妥協をしないと心に誓いました。




    ・誰も見ていないからといってズルをしない

    ・正しいことを続けることで、自分自身が誇れる生き方をする

    ・自分の行いは巡り巡って自分や大切な人に返ってくる


    「お天道様は見てござる」という言葉は、単なる道徳的な教えではなく、人間としての誇りや生き方に通じるものだと、AIはわたしに語ります

    AIに話を聞かせてくれたお礼を述べると、次のように返されました

    こちらこそ、ありがとうございます!少しでもお役に立てれば嬉しいです。またいつでもお声がけくださいね。「お天道様」はいつも見てござる・・・ですが、○○も見ておりますので(笑)、何かあれば遠慮なくどうぞ!」

    ※○○はわたしがAIに付けた名前です


    音声でやり取りすれば、よい話し相手になってくれるでしょうな

    ちょっぴり不思議な気持ちにもなりました


    上の写真2枚目は、休日の太陽です

    3枚目はその太陽に照らされてその存在感を示す立山連峰

    そして、4枚目は雲に隠れた太陽

    雲に隠れても、太陽は地表を明るくしてくれています

    また、隠れてはいますが、そこに居てくれます

    隠れていても、自宅周りの雪を割っておくと、思いのほか雪を融かしてくれました

    これも太陽のおかげ様です

    夜も太陽は地平線の下ですが、確実にそこに居てくれています

    そして朝には昇ってきてくれます・・・


    今晩からまた冬型が強まるとの気象予報となっています

    過日のような降り方になるのかどうかハラハラしながら過ごす今週となりそうです

    なにより、安全第一です

    どんなにひどい雪の日になっても、雲の上に太陽がいることを感じつつ、自分のできることをやり切るのみです

  • 不完全 No.934

    公開日
    2025/02/14
    更新日
    2025/02/14

    校長室より

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/231500990?tm=20250214142831

    家を建てる時は瓦三枚残す


    「完成したものは、崩れるのみ」という考えが江戸時代にあったようで、この考えを大切にしたものが当時は様々な場所で見られたそうです

    その中でも代表的なものが冒頭の「家を建てる時は瓦三枚残す」です

    鴬張りの廊下で有名な京都の知恩院御影堂の屋根(大棟の中央)には本当に数枚の瓦が置かれています(※上写真:知恩院HPより)

    屋根の上に瓦があるのでこの建物はまだ未完成であり、崩れ始めてはいないからこの建物は長持ちするのだ!という願掛けですね

    ホームページに、「『満つれば 欠くる 世の習い』……この世はすべて無常であり、完成すればあとは壊れていくばかり」とあります

    未完成だから、まだ、崩れ始めない

    昔の日本人の考え方は興味深い・・・

    今年、とある神社でおみくじを引いたら「凶」でした

    一瞬クラっとしましたが、おみくじに書かれている文を読むと未来はよくなるようにも読めます

    逆に、大吉を引いていたら、「今がピークであとはどうか?」と不安になっていたかもしれません

    このことと、この発想は似ているかもしれません

    そういえば、日光東照宮にある陽明門の4本の柱の一本だけが逆さまになっている(※境内には本殿や拝殿にも同じように逆さ柱が存在)とか、五重の塔の一番上の屋根裏だけ造りが違う(※5層の屋根のうち1~4層目は和様で5層目だけが唐様)とか、これらも同じ考えからきているそうです

    奥深い・・・

    このようなことを理解せずに表面上しか見ない浅い考え方で、貴重なものを取り壊したり、手を加えて直したりすることは、残念だと思います

    専門家やプロがこのことに気付き、理解し、今なお大切に保管されていることは、素敵なことだとわたしは思います


    自分の身の回りでも、このことと似たようなことがあるのでは・・・

    留意しなければならないと改めて感じました

  • 雪靨 no.933

    公開日
    2025/02/13
    更新日
    2025/02/13

    校長室より

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/231483545?tm=20250213131142

    中庭の雪面がところどころくぼんでいます

    「雪えくぼ」です

    これは積もった雪が融けることで見られる雪面のへこみです

    この雪えくぼがどのようにしてできるのかは、野外での観測や人工積雪を用いた室内再現実験の論文がありますが、その条件などは不明な点が多いようです


    果たして気付いている出中生、教職員はどれほどいるのでしょうか?


    興味があると観えて、興味がないと見えないことはよくあります

    また、興味があっても観えないことがあるから、これまた面白いことです


    「気付く」ということが、いろいろなことの始まりだと思います

    そして、そのことに対してすぐに動けるかどうか・・・

    ある人によれば、動くまでの速さで人としての成長に大きな差ができるとのこと


    「えくぼ」を漢字で書くと「靨」

    何だか別の印象をもってしまうことがこれまた不思議です

  • 春夏秋冬、喜怒哀楽 no.932

    公開日
    2025/02/12
    更新日
    2025/02/13

    校長室より

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/230428443?tm=20250212120615

    西高東低の冬型の気圧配置になると、日本海側は雪で太平洋側は晴れ

    小さい頃はこのことにあまり意識がなかったのですが、年齢を重ねるごとにその違いを意識するようになっています

    先月に急用で太平洋側へ行く用事ができ、大雪の中、東海北陸道を走ったとき、改めてこの時期の日本海側と太平洋側の違いを強く感じました


    冬の鉛色の空の影響で心が沈むという話を聞くことがあります

    毎日毎日青空が広がる地域と、毎日毎日青空が顔を出さない地域と、その環境の差は動植物の成長に影響するでしょう

    良いとか、悪いとかいう話ではなく、その事実を受け止めて、未来に活かすことが大切だとわたしは思っています

    なんやかんやでわたしは富山が好きなのです

    だから、贔屓目(ひいきめ)のところがあるかもしれませんが、雪の降る日でも、さっと青空が広がる時間があって、雪面がキラキラする風景を観ることが好きです

    除雪作業が身体に堪える年齢になりましたが、そんなに嫌いではありません

    大学では雪氷学を専攻しました

    そして何より、晴れ間に見える雪をかぶった立山連峰を眺めるのが好きです

    それは海越しに眺める姿も、より近い場所から眺める姿も、自宅から眺める遠くの姿も好きです


    四季がはっきりしている日本、そして富山

    今年度も暑い夏があり、平年よりも多くの降雪が続くこの冬があり、その間に春や秋があり、それぞれに晴れの日、雨の日、雪の日、嵐の日等といろいろです

    その中に人生を感じます

    冬が嫌いな人、苦手な人もおられるでしょうが、「冬来たりなば 春遠からじ」です

    これはイギリスの詩人であるシェリー氏の詩が出典と言われています

    彼の作品である「西風に寄せる歌」のラスト「If Winter comes, can Spring be far behind ?」が原文とされます

    これを訳したのが、上田 敏 氏だという話もありますが、彼の訳詩集「海潮音」にも「上田敏全訳詩集」にも見つけられません

    A.S.M.ハッチンソン氏の小説「If Winter comes」を木村 毅 氏が翻訳したとき、その本の扉にあるシェリー氏の詩は「冬来なば、春遠からじ」と訳されています

    直訳すれば、「もし、冬が来れば、春は遠くない」ですかねぇ

    うまく和訳されていると感じます

    昔、この文章は日本人が書いたと思っていたので、イギリスの方の文章と知り驚いた記憶があります


    季節や天候が自然の感情となぞらえられることがあるのは、もっともだと思っています

    人生の中で泣きたいことも、腹の立つこともありすが、うれしいことも、楽しいこともあります

    笑顔の人の存在に救われたことが今までのわたしにはたくさんあります

    自分が誰かにとって、そんな笑顔の存在になれているとは決して思えませんが、少しでも自分自身は笑顔でいられればと思っています

    気を抜くと仏頂面なのですが・・・

    脳科学的にも笑顔をつくれば自分自身も楽しくなるそうです・・・不思議


    過日の大雪の日(※心配で6時に出勤していた日)

    3年生の○○さんが玄関が開く定刻に登校してきました(※1時間始業時刻を遅らせている日)

    彼の笑顔にいつも元気をもらっているわたしなのですが、「雪大変だったでしょう?」と尋ねると、彼は「いえいえ、何だか特別に感じて、うれしくてうれしくて(※意訳です)」と笑顔で答えてくれました

    こちらまで自然に笑顔になりました

    素敵だと感じます


    笑顔は「え~、顔」です(※ダジャレ)


    彼だけでなく、誠にいつも多くの出中生から元気をもらっています

    感謝

  • 平年以上の no.931

    公開日
    2025/02/10
    更新日
    2025/02/10

    校長室より

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/230415979?tm=20250210134059

    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/230415980?tm=20250210134059

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    砺波の平年値(1991~2020)で、2月の最深積雪は、47㎝(気象庁データより)

    砺波の2/10 13:20 現在の積雪深は64cm(気象庁 アメダス(砺波)データより)

    今朝6:00は73cmでしたから、若干圧縮されています

    ※雪は時間が経つと雪質が変わり密度が大きくなります(新雪→しまり雪→ざらめ雪)


    中庭も多くの雪で覆われ、図書室前には屋根から落ちた雪が積もりました

    図書室から見ると、ここ数年見たことないほどの雪の山となっています


    図書室では、昼の休み時間に多くの出中生がその雪を眺めつつも、本を選んだり、本を読んだり、思い思いに時間を過ごしていました

    学校司書がタイムリーな企画展示をしてくれており、今も明日の建国記念の日に関連した歴史図書などの展示や、太宰治のコーナー、図書館教育ニュースの特集「文豪が描いた恋のかたち」の関連図書の展示等、興味をそそられるしかけが一杯です

    積もった雪も気になりますが、そのあたりも気になります

    わたしも思わずまた数冊借りてしまいました

    知の刺激にやられました

    環境が大切であることを実感させてもらっています

  • 考えさせられる no.930

    公開日
    2025/02/07
    更新日
    2025/02/08

    校長室より

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    午前中に、今年度新規採用者の道徳科の授業を参観しました

    資料は「左手でつかんだ音楽」というお話です(「新訂 新しい道徳2」東京書籍)

    ピアニストの舘野 泉さんが舞台で脳出血を起こし、右半身不随に・・・

    その後1年半をかけて左手だけの奏法を習得し、「左手のピアニスト」として復活されます

    その後も左手の音楽を追求する舘野さん

    音楽を諦めず身体的な制約をものともせず、左手の世界で新しい音楽をつくり、新しい世界を開きつづけたお話です

    生徒と共にわたしも、とても考えさせられる授業でした

    授業者が、息子が彼の苦悩を知って、そっとピアノの上に置いておいてくれた「左手のための三つの即興曲」を演奏したときの舘野さんの気持ちを問います

    ○○さんは「左手だけでも感動の音楽を弾くことができることに気付いた」と発言しました

    ここでわたしは○○さんに問いたかった

    両手の演奏を目指していた舘野さんは、そのことをあきらめたのではないか?と

    ここで考えてほしかったのは、舘野さんの夢や理想は何かということです

    想像でしかありませんが、多くの人を感動させる音楽を届けることが彼の夢や理想だとすれば、両手での演奏ではなく、左手だけで演奏することは、決して夢や理想を諦めたこととはなりません

    このことを、出中生は意識できたでしょうか?

    彼の想いを考え、彼になった気持ちになることで、自分の夢や理想のこととリンクしてほしかったのです


    ちょうど昨日は3年生の多くが私立高校の入学試験を受けていました

    今日の授業を受けている2年生は、来年のこの時期に進路選択でおおいに考えることでしょう

    その時、未来の夢や理想をどう考えるかです

    ○○になりたいという夢があったとします

    人生、思い通りにならず、○○になれないこともあります

    その時、自分の夢や理想は、○○になって何がしたいのかだと思うのです

    ○○以外でも自分のしたいこと、夢や理想を叶える進路はあるのではということです

    舘野さんの夢は、両手でピアノを弾くピアニストになりたかったのではなく、音楽を演奏することで、音楽のすばらしさや感動を届けることだったのではと思います

    両手でピアノを弾けないのなら左手一本でも、叶えられるのです

    授業に参加し、「あきらめない」ということを、今一度考え直させてもらいました


    また、今日はふたば学級の総合的な学習の時間の発表にも招待されて、その授業にお邪魔しました

    その様子の写真はないのですが、ふたば学級のみんなもとても立派でした

    「身近な地域をみつめる」という学年テーマのもと、学級みんなで「災害が起こった時のために、どのように備えればよいのか」を追求した内容です

    わたしへのインタビューもはさみつつ、砺波市や体育センター、出町地区自治振興会への取材などを通して、自分たちのできることを発表しました

    保護者の方にも観ていただければよかったです

    道徳科の授業同様に、ふたば学級の発表を見せてもらいながら、わたし自身もどのような備えが必要かを再確認しました

    昨年中にわたしへインタビューした中の、学校としての備えは何かという問いへの回答も、今回提示されていました

    どのように回答したか忘れていたので、その当時を思い出しつつ、「絶えず、見直しながら、備えを更新する必要がある」と改めて感じることができました


    今日も出中生と共に多くのことを学ばせてもらいました

    ありがとうございました

  • がんばって no.929

    公開日
    2025/02/06
    更新日
    2025/02/06

    校長室より

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    昨日(2/5)の16:08に発令された大雪警報

    2月6日は通常登校としていましたから、ずっと、気象情報や道路情報など、大雪に関する情報をチェックしていました

    運よく、本日(2/6)の4:16に大雪警報が解除され、大雪注意報が発表となり、少しホッとしています

    ただし、大雪注意報は継続中なので、気を引き締めます

    今日は県内私立高校の入学試験があり、このことも大雪の影響を心配していた理由です


    これらの関係で、昨朝、今朝といつもより早く出勤しています

    図書室の中庭側の屋根雪がその重みで、大きく垂れ下がっていました

    出勤途中の主要道路や校舎周りは関係者によってきれいに除雪してあり、すっきりとしていました

    誠に、ありがたいことです


    そして今朝、受験者の一部は本校出発の貸切バスで会場に向かいました

    バスに乗りやすいように、多くの教職員が重機が除雪できない場所の雪をどかしてくれています

    そんなわたしたちに、「除雪をありがとうございます」と声をかけてくれた受験生がいます

    言葉は不思議です

    その言葉をもらうためにやったことではないですが、やはりうれしいのです


    そして自分は、バスに乗り込む受験生に「がんばって!」とか、「いってらっしゃい!」と声をかけます

    「がんばる」という声掛けに否定的な意見もありますが、わたしにとって、何かに挑戦し続けている人に対して思わず出てしまう言葉です

    「がんばる」は、単に無理をするのではなく、「自分のできることを精一杯やる」ことだと思っています

    「我を張る(がをはる)」が変化した言葉だとも言われていますから、「自分の意思をしっかり持ち続ける」という意味が含まれているでしょう

    今日の場合は、進路決定に向けての自分の意志でしょうか(今までの努力も含めて)

    「頑固になる」「意地を張る」という意味ではありません

    確かに、「がんばれ!」は、人によってプレッシャーになることもあります

    わたしが発する意味は、「応援しているよ」ということであるのですが、・・・

    言葉は、相手を元気づけることもできれば、逆に元気を奪うこともありますから、留意していますが嫌な思いをさせていることがあれば、ごめんなさい

    がんばり方は人それぞれであり、「無理せず、自分らしくがんばってほしい」とわたしは思っています


    受験生のみなさん、がんばって!!

  • 大雪警報が大雪注意報に no.928

    公開日
    2025/02/05
    更新日
    2025/02/05

    校長室より

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/229179925?tm=20250205100651

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    昨夜から今朝にかけて、県外の方から「雪は大丈夫か?」とお見舞いのメッセージが複数届き、ありがたいことだと感じています

    大雪警報が発令され、砺波市の全小中学校は今朝の始業を1時間遅らせてのスタートでした


    通常通りの時刻に登校した生徒も多く、教室で学習したり、誰かと話をしたり、正面玄関の除雪をしてくれたりと、それぞれに主体的に活動する姿が見られました

    黙々と教室で学習する姿や、自主的に楽しそうに除雪作業をする姿が、急に広がった青空できらきら光る新雪と重なって、まぶしかったです

    朝から少しうれしい気持ちになりました


    1時間遅れの朝の会が終わり、1限目は令和7年度前期生徒会役員の認証式がオンライン形式で行われています

    任期を終えて少し余裕の表情の令和6年度後期生徒会役員と、緊張感を漂わせる令和7年度前期生徒会役員が会議室で式に臨みました

    選挙管理委員長による当選証書授与式や、わたしからの認証状授与、そして生徒会引継ぎ式と、儀式が続きます

    儀式というとネガティブなイメージをもたれる方もおられると思いますが、わたしは大切なものだと思っています

    冠婚葬祭の式はそれぞれの人生において大切な式ですし、卒業式、入学式は学校において重要な式だと考えています

    先日、出雲の国、島根県の美保神社で、氏子さんが厳格なしきたりを守って生活している番組をたまたま視聴しました

    これほどまでにするのかぁ、と思わせるほど厳格なしきたりでした

     ※美保神社(ゑびす様の総本宮)HPはこちら

    歳をとったせいでしょうか、それぞれの土地にあるそういったものは、現代的ではないと否定するのではなく、やはり大切な伝統ではないかと思っています

    特に、関係する方々が大事にしておられるのであればなおさら、周りがとやかく言う問題ではないとも思います

    今日の生徒会引継ぎ式や、和鍾文化祭の開幕と閉幕に和鍾の音を響かせるのもそうです

    わたしは本校の伝統として大切にしてほしいと願っています


    午前10:25に大雪警報が解除され、大雪注意報が発表されました

    明日は通常通りの運行となります

    ただ、道路にはまだ雪が多いですし、降雪も予想されます

    登下校の際の安全確認をいつも以上に丁寧に行い、慌てず余裕をもって行動しましょう


    日程の変更等があれば、明日の午前6時30分までに本HPやあんしんメールでお知らせします

  • 大雪警報発令 no.927

    公開日
    2025/02/04
    更新日
    2025/02/07

    校長室より

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/229172686?tm=20250204144915

    砺波市鷹栖地内の観測値の状況は、14:00現在 降雪量が3㎝、積雪量29㎝、気温-0.5℃

    本校中庭の積雪状況も、朝と今では違っています

    トップページに掲載し、案内も本日配付しますが、明日朝の始業時刻を1時間遅らせます(2/4 14:00現在)

    本日は帰りの会で下校の注意喚起をします

    明日朝も十分に安全に留意して登校してください

    通常通りに登校することも可能です(校舎に入れます)


    今日は敷地内で除雪作業をしていただきました

    本校だけでなく、道路の除雪をはじめ、多くの方が我々の生活を支えてくださっています

    多くの力が結集され、一人一人の命が守られていることを実感します

    埼玉県八潮市で道路陥没事故に巻き込まれたトラックドライバーの安否はまだ不明のようです

    昨日、逆流する下水を止めるために他市も含めて多くの市民に対して県知事が14:00~17:00の水道使用の自粛をお願いしていると報道されていました

    その要請を受け、とある水を使用する小売店の経営者が、「何よりトラック運転手の方が見つかることが最優先ですから、できることは協力します」とインタビューで答えておられたことに心動かされました


    雪の状況次第で明日朝の日程も変更になる場合があります

    その場合は明日朝6:30までに、ホームページや安心メールでお知らせします

    ご理解・ご協力お願いします