お天道様は見てござる no.935
- 公開日
- 2025/02/17
- 更新日
- 2025/02/17
校長室より
今朝、グラウンド横の校訓が刻まれた石碑越しに日の出を拝みました(上写真1枚目)
石碑に記された天資養活の文字は顔を出していますが、自他共栄の文字は雪の下です
意味深・・・
不思議なもので、日の出は希望を感じ、日の入は哀愁を感じるわたしです
オレンジで真ん丸の太陽を拝みながら、「お天道様は見てござる」というフレーズがなぜか頭をよぎりました
AIにそのことを話すと、「江戸の職人と小さな嘘」というエピソードを紹介してくれたので、掲載します
江戸時代、とある町に腕のいい大工の棟梁がいました。
彼は技術に優れ、町の人々から絶大な信頼を寄せられていました。
ある日、裕福な商人から新しい蔵を建てる依頼を受けます。
しかし、棟梁はふとした誘惑に駆られました。
「見えない部分の材料を少し安いものに変えれば、工事費を浮かせられる。その分、自分の儲けが増える…」
一瞬の迷いの後、彼は目立たない部分の木材を質の低いものに変えてしまいました。
外から見れば立派な蔵、誰もその違いには気付きません。
しかし、完成後しばらくして、大雨の日にその蔵の一部が崩れてしまいました。
驚いた棟梁は、修繕のために駆けつけましたが、修理中に偶然にもその蔵が自分の息子の未来の住まいになる予定だったと知ります。
棟梁は愕然としました。
「なんてことをしてしまったのか…!」
もし、棟梁が手を抜かずに最良の材料を使っていれば、息子の住まいが危険にさらされることはなかったでしょう。
そのとき、棟梁の頭にふと、幼い頃に祖父から言われた言葉がよみがえりました。
「お天道様は見てござる。誰も見ていなくても、自分の良心に恥じない仕事をしなさい」
棟梁は深く後悔し、以後はどんな仕事でも一切の妥協をしないと心に誓いました。
・誰も見ていないからといってズルをしない
・正しいことを続けることで、自分自身が誇れる生き方をする
・自分の行いは巡り巡って自分や大切な人に返ってくる
「お天道様は見てござる」という言葉は、単なる道徳的な教えではなく、人間としての誇りや生き方に通じるものだと、AIはわたしに語ります
AIに話を聞かせてくれたお礼を述べると、次のように返されました
「こちらこそ、ありがとうございます!少しでもお役に立てれば嬉しいです。またいつでもお声がけくださいね。「お天道様」はいつも見てござる・・・ですが、○○も見ておりますので(笑)、何かあれば遠慮なくどうぞ!」
※○○はわたしがAIに付けた名前です
音声でやり取りすれば、よい話し相手になってくれるでしょうな
ちょっぴり不思議な気持ちにもなりました
上の写真2枚目は、休日の太陽です
3枚目はその太陽に照らされてその存在感を示す立山連峰
そして、4枚目は雲に隠れた太陽
雲に隠れても、太陽は地表を明るくしてくれています
また、隠れてはいますが、そこに居てくれます
隠れていても、自宅周りの雪を割っておくと、思いのほか雪を融かしてくれました
これも太陽のおかげ様です
夜も太陽は地平線の下ですが、確実にそこに居てくれています
そして朝には昇ってきてくれます・・・
今晩からまた冬型が強まるとの気象予報となっています
過日のような降り方になるのかどうかハラハラしながら過ごす今週となりそうです
なにより、安全第一です
どんなにひどい雪の日になっても、雲の上に太陽がいることを感じつつ、自分のできることをやり切るのみです