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第108号 心は密で
- 公開日
- 2021/08/31
- 更新日
- 2021/08/31
校長室より
全校登校日2日目
昨日も今日も、午前中を2グループに分け、分散登校による活動です
手指消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンス等、やれる対策を今一度確認しながらの活動です
例年であればグラウンドや体育館から、生徒たちの大きな声や太鼓の音が校長室にも聞こえ、運動会へ向けての生徒たちの想いがストレートにバシバシと伝わってくるのですが、今年は違います
生徒たちは新型コロナウイルス感染症感染拡大防止について自分たちでも考え取り組んでいます
応援合戦では団役員以外は原則声を出さないと決めたので、練習中も静かです
静かですが、見ていると3年生を中心に段々と本気のスイッチが入ってきていると感じます
見た目には生徒同士の距離はありますが、心は次第に密です
密になってひとつになったとき、きっと多くの人の心を動かす応援になるのだろうと、当日を楽しみにしています -
第107号 今、できること
- 公開日
- 2021/08/27
- 更新日
- 2021/08/28
校長室より
新型コロナウイルス感染症の感染状況が悩ましい状況となっています
このような状況下で2学期がスタートすることについて、マスコミ、ネット等に様々な言葉が飛び交っています
その中には真偽の定かでない情報、感情的な意見なども含まれます
保護者のみならず生徒たちもこれらの情報にふれていることでしょう
何を感じているでしょうか・・・
今、私たちおとなの役割は何でしょう
新型コロナウイルス感染症で医療が逼迫しつつある状況は事実です
この状況でも、それ以外の病気・事故等で、多くの人が医療機関を頼らなければならない件数が以前からそんなに変わることがないことも事実でしょう
学校においても、新型コロナウイルス感染症にのみ気を奪われてしまうことについては、少し心配しています
生徒の命に関わることは、以前からこれ以外にもいろいろあるからです
時間も、人も、その他にも、限りはありますが、今どうすることがベターなのでしょうか?
本校では教職員の力を結集して、ときには生徒の知恵も活かして、2学期もよりよい教育を展開できるようにと準備を進めています
「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に活かせ」
これは、英国の医師であり、パラリンビックの父である、ルートウィッヒ・グットマン氏(1899-1980)の言葉です
できなくなったことではなく、今できることに最善を尽くすということだと思っています
新学期も、本気・根気・元気です
忙しそうに活動している教職員を見ながら、とりあえずわたしは9月4日に運動会が無事開催できるように、「テルテルさん」を机上に登場させました
秋の空はうつろいやすいので長期予想は毎日めまぐるしく変わっています・・・ -
第106号 やることをやる
- 公開日
- 2021/08/26
- 更新日
- 2021/08/26
校長室より
県立学校の夏休みの延長が昨日発表されました
小中学校は各市町村判断となっており、砺波市では感染症対策を徹底しながら予定通り教育活動を実施します
一部、マスコミには砺波市内中学校の9/4の運動会の実施について、2校で無観客との報道がありましたが、砺波市では4中学校すべてが(1)時間短縮による午前半日での実施、(2)無観客での実施、(3)参加確認をとっての実施としています
詳細については本日、明日の登校日で生徒を通じて案内文書を配付し、保護者のみなさんに詳細をお知らせします
また、本ホームページでも案内します
今朝、たまたま廊下で会った○○さんに「夏休みはどうでしたか?」と聞くと、少し考えてから「とても充実した、よい夏休みでした」と笑顔で答えてくれました
様々な要因で世界中で大変な状況になっていますが、その環境の中でもできることを精一杯やった○○さんの姿が想像されました
昨日は、本校職員が今日の登校日のために、校内のアルコールの補充・整備をする姿がありました
洗面所のソーシャルディスタンス確保用足形マークも保健委員会によって更新されています
安心・安全が学校教育の基盤です
登校に際して不安を感じられる場合は、ご相談ください
また、ご家族に発熱等心配される症状が出た場合は学校へお知らせください
本日10:00に更新した、「新学期に向けた新型コロナウイルス感染症対策について(お願い)」をぜひご覧ください -
第105号 改めて、確認したい again
- 公開日
- 2021/08/24
- 更新日
- 2021/08/24
校長室より
「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!〜負のスパイラルを断ち切るために〜」
https://www.jrc.or.jp/saigai/news/200326_006124.html
これは、昨年3月26日に、日本赤十字社のホームページに掲載された記事です
この日からもう1年と5ヶ月が経過しようとしています
このホームページに、次のような文章があります
新型コロナウイルスによる感染症は、世界中で感染の拡大が続いている状況です
この感染症は、"3つの顔"を持っており、これらが"負のスパイラル"としてつながることで、更なる感染の拡大につながっています
出中生にもオリジナルのホームページを閲覧してほしいです
1年と5ヶ月が経過しても、この記事を古く感じないのは、あまりよいことではないのかもしれません
それは1年と5ヶ月が経過しても、状況が好転しているわけではなく、むしろ悪くなっているとも考えられるからです
ただし、これまでに分かったことはたくさんありますし、認識できたこともたくさんあります
暗い気持ちでいるだけでなく、今できることを、本気で、根気よく、粛々と取り組むのみだという想いは、今も変わりません
実はこれ、5月21日の第37号にも取り上げた内容です
2学期のスタートを控え、また、富山県がステージ3という状況だからこそ、再び日本赤十字社のホームページの画像を一部抜粋して転載します
ほんの一部ですが、改めて確認したいことと感じています
ぜひ、日本赤十字社のホームページをご覧ください -
第104号 道を探す
- 公開日
- 2021/08/23
- 更新日
- 2021/08/23
校長室より
本日は午後から3年生の一部が登校して、運動会へ向けての準備をしています
新型コロナウイルス感染症感染拡大の状況を踏まえた手指消毒、マスク着用、3密の回避はもちろん、エアコンの効いた教室内で熱中症対策をとりながらの活動です
電子黒板を活用しながらそれぞれの団が工夫をしながら活動している様子をみると、何とも言えない気持ちになります
廊下や階段で出会う生徒に「進み具合はどうですか?」と尋ねると、どの生徒も「ぼちぼちです」とか、「ちょっとずつですが確実に進んでいます」などと、輝いた表情で答えてくれます
最上級生として、今自分たちができることを本気で根気よく取り組んでいることがひしひしと伝わります
空調の効いた図書室では執行部が準備を進めています
生徒会室とは違い、広いスペースを使いながらの活動です
新型コロナウイルス感染症感染拡大の状況を注視しつつ、9月4日の運動会は、その実施方法などを工夫し、実施する予定です
そのために、市教委や市内4中学校が連携を図り、他市の学校の対応状況も確認しながら対応についての協議を進めています ※迫る運動会以外については小学校8校とも常に連携しています
今週中にはホームページにて概要をお知らせします
よろしくお願いいたします -
第103号 天資養活 自他共栄
- 公開日
- 2021/08/20
- 更新日
- 2021/08/20
校長室より
我が校の校訓
「天資養活 自他共栄」
右の写真は、令和2年度卒業生が卒業記念として贈呈して、正面玄関に掲げられているアルミ鋳物製の校訓プレートです
令和2年度卒業生のみなさんは、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた学年でした
2年生のときは約1ヶ月にわたる、3月の突然の休業
3年生に進級した直後、始業式から数日して4月から5月までの、今までに経験のない、長い休業
厳しい状況での中学生生活でした
世界中が新型コロナウイルス感染症感染拡大に伴い混乱している中で、みなさんはとことん前向きに取り組んだと聞いています
みなさんが中心となって取り組んだ生徒会活動で、そのことは顕著に現れます
年間目標「挑戦〜自ら『新しい』を創り出そう〜」の下、「挑戦」を続けられたこともそのひとつでしょう
そして、様々な制限がある中、限られた時間の中で考え抜き、運動会に代わる「出中の挑戦・夏」や、和鐘文化祭に代わる「出中の挑戦・秋」が企画されます
わたしは直接、卒業生のみなさんと出町中学校で過ごすことはありませんでしたが、みなさんが後輩である今の出中生たちに伝えてくれたもので、みなさんを感じることができます
困難な状況にあるときだからこそ、よりすばらしいものが創り出されることがあります
新型コロナウイルス感染症の感染拡大が進行している中で2学期を迎えようとしている今
生徒のみならず教職員も、卒業生が残してくれた校訓プレートから感じるられるものがあるのではないでしょうか
「天資養活」
→天から与えられた我が資質を鍛え養い未来に活かす
「自他共栄」
→互いに信頼し合い助け合うことで、自分も他の人も共に栄えることができる そうした自他共に栄える世の中を作る
どちらも、今の時代にも大切なことを示しています -
第102号 心機一転
- 公開日
- 2021/08/19
- 更新日
- 2021/08/19
校長室より
砺波市内小中学校の夏季休業は、今日を入れてあと13日間です
「もう13日か・・・」なのか、「まだ13日も」なのかは、気のもちようです
出中生のみんなはどう思っているでしょう
保護者のみなさんはどちらでしょう
今朝の体育館の床は、ワックスが塗りたてでぴかぴかと光っています
まるで、出中生が「本気・根気・元気」で活動するのを待っているように見えます
これも気のもちようです
新型コロナウイルス感染症の感染拡大が止まりません
富山県は県独自の警戒レベルをステージ3としています
誰かを責める
誰かに文句を言う
「自分くらいは」と好きに行動する
等々、どのような言動をとるかは人それぞれです
わたしは、改めて感染防止について今必要なことは何かを確認し、粛々と実践していくことが大切だと考えています
漫画「ドラえもん」で、次のような一コマがあります
床をたたきながら「ああ!!ぼくはどうすればよいのだ。」と泣き叫ぶ野比のび太に、ドラえもんが「なやんでいるひまに、ひとつでもやりなよ。」と、冷静に声をかけるシーンです
宿題がたまって困っているときだった気がしますが、この一コマだけが脳裏に焼き付いています
新型コロナウイルス感染症に関するネットやマスコミの記事に触れると、なぜか、このシーンが思い出されるから不思議です
「何でこんなに人が出歩いているのだ!危機感が足りない!!」と大型ショッピングセンターでインタビューを受けて怒っている人
なぜか、あの野比のび太の姿と重なるのです
知っているつもり、分かっているつもりではなく、2学期のスタートに向けて心機一転、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策、熱中症対策等をはじめ、安心・安全をベースとする教育活動の準備を、教職員全員で整えていきます
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第101号 学校閉庁期間終了
- 公開日
- 2021/08/18
- 更新日
- 2021/09/09
校長室より
学校閉庁期間が終わり、2学期の開始に向けて学校の活動が再開しています
閉庁期間中に職員室等の清掃が実施され、出勤してきた教職員は最初に机や椅子、ロッカー等を運ぶことから今日の仕事が始まりました
新型コロナウイルス感染症の警戒レベルが3となり、より一層感染症対策に留意しながら、今後の教育活動を進める必要があります
蔓延防止地域に指定された富山市は8/26までの登校日は中止、部活動は原則中止の措置をとっています
部活動について、本校では小矢部市、高岡市、氷見市、射水市と同様、他校との交流を中止としますが、感染症対策を施し、熱中症に留意しながら、原則、本校単独での活動とします
運動会や修学旅行・宿泊学習等の2学期の行事については、その実施方法について検討しているところです
先ほど、3年生を対象とした「令和3年度学びの体験オープンハイスクール」の中止案内があり、本ホームページに記事を掲載しました
まだ、新型コロナウイルス感染症感染による影響は続くようです
今大切なことは、いのちを守ることを最優先としながら、今為すべきことは何かを考え、できることを粛々と実践することだと考えます
午前の部活動を終えた2年生の3人が、グラウンドで自主トレーニングをしていました
「何だ、人が増えてますね」と声をかけると、「はい」と元気に答えてくれます
その後、二言三言会話してその場を離れました
3人の元気な姿や、彼らの屈託のない笑顔を見て、出中生のために自分のできることをやるのみという想いが、改めて強くなりました -
第100号 終戦記念日 8/15
- 公開日
- 2021/08/15
- 更新日
- 2021/08/15
校長室より
本日、8月15日
先の大戦の全戦没者に対し、国を挙げて追悼の誠をささげるため、昭和57年4月13日の閣議決定「「戦没者を追悼し平和を祈念する日」について」に基づき、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館で行われました
新型コロナウイルス感染症の影響で、遺族の参列者について、今年は「緊急事態宣言」下での開催となるため、昨年よりも半数以上減って過去最少となったようです
戦後76年で遺族の高齢化が進んでいることも、影響していると考えられます
富山県においても平和への祈りをこめ、先の大戦で亡くなられた戦没者のご冥福をお祈りするため、県民会館ホールにおいて、第59回「富山県戦没者追悼式」が開催されています
富山県戦没者数は30,764人です
(内訳)
軍人軍属戦没者:24,974人
外地一般邦人死没者:3,043人
戦災死没者:2,747人
広島、長崎の被爆者と同様に、直接体験談を伺う機会は減っています
黙祷 -
第99号 寒蝉鳴 ひぐらしなく
- 公開日
- 2021/08/12
- 更新日
- 2021/09/09
校長室より
8月に入る前から、カナカナカナカナと甲高くヒグラシが鳴く声が聞こえていて、「まだまだ暑いのにどうしたのだろう」と、思っていたのですが、気付くと今日から『寒蝉鳴』です
小さい頃から刷り込まれたわたしのヒグラシの音の記憶は、「夕暮れ」と、「ああ、夏休みが終わる・・・」という「もの寂しさ」です
涼しさと共に、心理的な涼しさというか、毎週繰り返されていたサザエさんシンドロームの季節版といった感じでしょうか
たまりにたまった夏休みの宿題が、重くのしかかってきたのです
大人になったらこんな思いはしなくてすむと考えていたのですが、大人になったら、夏休みの宿題以上のボリュームと質の宿題が季節に関係なくあることを知りましたな
今はもう、ヒグラシの鳴き声に心理的な圧迫をあまり感じなくなりました
今はただ、秋が迫っていることを感じさせてくれます
昨夜は雨の影響があるのか、秋を感じさせる冷たい空気が部屋に流れ込んできました
いつの間にか、立秋を過ぎています
突然ですが、わたしのストレス発散は、徘徊です
ヒマワリはそろそろ頭が重くなってうなだれてきています
海越しの立山連峰は、残暑の厳しさを少しは和らげてくれる気がします
今日からしばらくは雨が続く天気予報が出ており、明日の午前4時にピークを迎えるペルセウス座流星群をどのようすれば観ることができるか悩んでいます
今年のペルセウス座流星群は、月明かりがなく、極大時刻が午前4時頃となるため、観測には8年ぶりの好条件と言われています
特に極大時刻前後では、1時間あたりの流れ星の数が、これまでとこれからの約10年間でもっとも多くなるまで言われているのですが・・・
明日から学校閉庁ですから、今夜はちょっと長めの徘徊でしょうか
新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の観点から、県内で人がいない場所限定です
まあ、星を観るのですから都市部の明るい空はもともと避けますが
出町中学校のみんなは、自然にも触れているでしょうか
季節の変化に、気付けているでしょうか
学校日記 school diaryメニュー