第99号 寒蝉鳴 ひぐらしなく
- 公開日
- 2021/08/12
- 更新日
- 2021/09/09
校長室より
8月に入る前から、カナカナカナカナと甲高くヒグラシが鳴く声が聞こえていて、「まだまだ暑いのにどうしたのだろう」と、思っていたのですが、気付くと今日から『寒蝉鳴』です
小さい頃から刷り込まれたわたしのヒグラシの音の記憶は、「夕暮れ」と、「ああ、夏休みが終わる・・・」という「もの寂しさ」です
涼しさと共に、心理的な涼しさというか、毎週繰り返されていたサザエさんシンドロームの季節版といった感じでしょうか
たまりにたまった夏休みの宿題が、重くのしかかってきたのです
大人になったらこんな思いはしなくてすむと考えていたのですが、大人になったら、夏休みの宿題以上のボリュームと質の宿題が季節に関係なくあることを知りましたな
今はもう、ヒグラシの鳴き声に心理的な圧迫をあまり感じなくなりました
今はただ、秋が迫っていることを感じさせてくれます
昨夜は雨の影響があるのか、秋を感じさせる冷たい空気が部屋に流れ込んできました
いつの間にか、立秋を過ぎています
突然ですが、わたしのストレス発散は、徘徊です
ヒマワリはそろそろ頭が重くなってうなだれてきています
海越しの立山連峰は、残暑の厳しさを少しは和らげてくれる気がします
今日からしばらくは雨が続く天気予報が出ており、明日の午前4時にピークを迎えるペルセウス座流星群をどのようすれば観ることができるか悩んでいます
今年のペルセウス座流星群は、月明かりがなく、極大時刻が午前4時頃となるため、観測には8年ぶりの好条件と言われています
特に極大時刻前後では、1時間あたりの流れ星の数が、これまでとこれからの約10年間でもっとも多くなるまで言われているのですが・・・
明日から学校閉庁ですから、今夜はちょっと長めの徘徊でしょうか
新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の観点から、県内で人がいない場所限定です
まあ、星を観るのですから都市部の明るい空はもともと避けますが
出町中学校のみんなは、自然にも触れているでしょうか
季節の変化に、気付けているでしょうか