第93号 勝負
- 公開日
- 2021/08/04
- 更新日
- 2021/09/24
校長室より
北信越中学校総合競技大会が始まっています。
昨日は、わたしが陸上競技、○○教頭がソフトテニス競技、□□教頭が陸上競技を応援してきました。柔道競技は学校関係者も観覧不可のため、心の応援です。
とにかく朝から暑い日でした。
陸上競技場では、記録用に持って行っていたタブレットが、「高温注意」の表示が出て、使えません。
「温度が下がってから使用してください」などと、こちらの事情を分かってくれないメッセージです。
まあ、そのような環境で使用しているわたしが悪いのですが…。
トラックやフィールドで本気で競技に取り組んでいる中学生たちを観ていると、出中生ではなくても泣けてきました。
満足いく結果を出せて喜ぶ中学生、満足いかない結果となり悔しがる中学生、本気でやりきる人の姿は、見ているものの心を動かします。
この日、この瞬間のために根気強く努力してきたのだろうなぁと想像されます。
部活動の顧問をしていた頃、全国大会、北信越大会、県大会等での敗戦の後には、選手を慰労する気持ち、まわりへの感謝と共に、この一瞬に今までの時間があったのだよなぁと、表現できない不思議な気持ちになったことを思い出します。
決して、今までの努力は、試合における勝負の結果だけでなく、人生そのものにいろいろな影響を与えていることは理解しているつもりなのですが。
今行われているインターハイの試合結果をマスコミ等で見たときも似た気持ちになります。
また、賛否両論の中実施されている東京2020オリンピック・パラリンピックの様子をみているときもです。
2日に行われたレスリング男子グレコローマン60キロ級決勝戦。
文田健一郎選手が、決勝でルイスアルベルト・オルタサンチェス(キューバ)に敗れ、初出場で銀メダルを獲得しました。
レスリングをよく知るわけではないですが、勝手に文田選手は優勝するだろうと観ていた試合でした。
試合後、文田選手は号泣します。
「こらえながらの慟哭」と表現してもよいかもしれません。
まずは大会の開催と運営に協力してくれた人、テレビの前で応援してくれた人、全員に感謝したいです。
本当にありがとうございます。
東京のマットで戦いたいと思ってやってきました。
不甲斐ない結果に終わってしまって申し訳ないです。
彼は涙を流しながらインタビューに答えます。
今回のオリンピックを通して、たくさんの人に応援されていることを改めて実感しました。
期待に応えきれなかったのが悔しいです。
泣けました。
第7号にも書いた、冬季オリンピックの上村愛子さんのインタビューを観たときと同じ状況です。
決してこのようなことはスポーツだけではないのですが、勝敗というはっきりとした結果が出るもの(コンクールも含めて)では、劇的なドラマがたくさんありますね。
今日は、北信越中学校総合競技大会の2日目。
わたしは、バスケットボール競技女子、○○教頭は卓球競技の応援へ行きます。
また、昼からは、合唱部が出演する、NHK全国学校音楽コンクールの応援へも行きます。
がんばろう出中生!!