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応援 no.956
- 公開日
- 2025/03/19
- 更新日
- 2025/03/19
校長室より
+2
今日の給食の時間に、全国大会に出場する野球部の選手たちと、水泳選手を応援する壮行会がオンラインでありました
昨日のうちに撮影されたものですが、出町中学校全体で応援できました
また、昨夕は市役所で野球部の選手たちへの市長様方からの激励会がありました
応援とは不思議なものです
なぜか力が湧きあがってきます
そして、応援されている出中生を観ていると、こちらもなぜか元気になるから不思議です
人間の心のスイッチはどうなっているのでしょう?
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青空 no.955
- 公開日
- 2025/03/18
- 更新日
- 2025/03/18
校長室より
朝から青空
本日の午前中に挙行される、砺波市内全小学校の卒業証書授与式を祝うかのようなお天気です
校庭の紅梅のつぼみがほころび始めていました
勤務時間前なので、立山黒部アルペンルートのライブカメラを覗いてみます
室堂も晴
雪原に強風でできたであろう模様が刻まれています
そうこうしているうちに、本校の校舎内では、出中生が登校し始め、2年生、1年生の声が聞こえ始めました
このことも決して当たり前ではなく、ありがたいことだと感じます
1限目が始まり校舎内をまわると、正面玄関では卒業生が作ってくれた「ありがとう」掲示が、第3学年担当によって片付けられているところでした
令和6年度の終わりと、令和7年度のはじまりを感じます
その後、小学校の卒業証書授与式に参列してきました
6年生のふるまいも、見送る在校生の姿も、立派でした
4月から本校へ入学してくると思って参加しその姿を見ていたため、一層、迎える立場として身が引き締まりました
ところで、卒業式前の控室では、多くの方に先週の出町中学校の卒業証書授与式について、お褒めの言葉をいただきました
生徒のことを褒められることが、わたしにとって最もうれしいことです
保護者の方もそうかもしれません
出中生のすばらしさを、多くの人が感じられたことを、最後に卒業生にも、在校生にも、伝えておきます
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三寒四温 no.954
- 公開日
- 2025/03/17
- 更新日
- 2025/03/17
校長室より
寒い朝を迎えました
蕾を膨らませていた校庭の梅の木も、この寒さで縮みこんでいるように見えます
まさに「三寒四温」
春に向かう途中の気まぐれな天気です
三寒四温は、もともと中国の北部や朝鮮半島で使われた気象用語らしく、本来は冬の間の寒暖の周期を表す言葉だったそうです
日本では春先に使われることが多いですが、実はこれは誤用だそうです
本来の意味は、「冬の間、3日寒い日が続いた後、4日暖かい日が続く」という現象を指すようですが、日本の気候ではそのようなはっきりした周期はあまり見られなかったため、いつの間にか「春の訪れを感じさせる寒暖の繰り返し」として定着したとのこと
「春に三日の晴れなし」という日本の天気事情が、三寒四温とつながったのかもしれません
言葉の意味は、時代とともに変化するという一つの例ですね
歳を重ねるごとに、いろいろなことはシンプルにすべてつながっているように感じます
三寒四温は気象現象ですが、人生にも通じるように感じることもそうです
冬は寒さが続きますが、その後には必ず暖かい春がやってくる
この季節の変化を知っているからこそ、四季のはっきりした国で生活している日本人は春の訪れをより実感できるのかもしれません
今が寒い時期だと感じるなら、それは次に暖かい日がやっていくるサイン
無理せず、寒い日は暖かくして過ごせたらと思います
今日の寒さも、春の準備の一部でしょうから、暖かくして過ごしましょう
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進む路 no.953
- 公開日
- 2025/03/14
- 更新日
- 2025/03/14
校長室より
午前中の校舎
3階の教室から立山連峰のややかすんだ姿がみえました
3年生の教室には誰もいません
昨日の卒業証書授与式を終え、196名はそれぞれの道を歩み出しています
3年生の担当教師は、1,2年生の授業をしているものもいれば、自身の教室を来年度の新3年生に受け渡すために整理・整頓や掃除をしているものもいます
年度替わりの時期であることを痛感し、ちょっぴり胸がキュッとします
今日はお昼の12時30分に県立学校の入試結果が発表されました
選抜試験ですから全員が合格するものではなく、不合格となる場合もあります
不合格は、大きなショックでしょうし、今はまだこの結果も「未来につながる」と思う余裕はないでしょう
悲しいでしょうし、つらいでしょう・・・
ただ、忘れてほしくないことは、ここまでがんばってきたことはすごいことだということです
自分の今までの努力を自分が認めて欲しいのです
がんばったことには意味があります
決して無駄ではない時間なのです
どんな道を選んでも、これからの自分次第で、いくらでも素敵な未来が待ってるとわたしは思っています
今は「悔しい」とか、「悲しい」気持ちでいっぱいかもしれません
それはそうです、人間ですから・・・
自分が望んだ結果ではないのですから・・・
でも、時間が経てば、「もしかすると、この道にも意味があるのかもしれない」と思える時が来ると思います
少なくとも、わたしはそうでした
悔しさや悲しさで、今までのがんばりという無駄ではなかった時間を、何もしないことで本当の無駄にしないで欲しいと願います
そして、本日の発表で合格が分かった人は、素直に喜んでください
自分が目指す未来へ、自分のペースで歩んで行って欲しいと思います
思っていたことと違うと感じることがあっても、今の気持ちを忘れず、立ち止まったり、休んだりしながら歩んでほしい
少し止まると書いて「歩(あゆ)」むです
合格・不合格どちらにしても、歩んだ先に、あなた自身が決める「正解」がきっとあるでしょう
自分の人生を、自分で歩くのです
他人がどのように歩いているのかを気にし過ぎるよりも、自分が自分の人生をどのように歩くかを本気で考え、歩んで欲しいです
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卒業証書授与式 no.952
- 公開日
- 2025/03/13
- 更新日
- 2025/03/13
校長室より
+3
今朝、校庭の紅白の梅のつぼみが大きく膨らんできていました
本日、砺波市長様、同窓会長様、文化体育後援会長様、PTA会長様、学校運営協議会会長様をはじめ、多くの来賓のみなさん、保護者の皆さんをお迎えして、卒業証書授与式を挙行しました
壇上で一人一人に卒業証書を手渡すとき、何かしらの反応を示してくれる出中生を、やはり素敵だと感じます
以前予告していたわたしからの最後のメッセージとなる式辞を、まっすぐなまなざしで身体全体で聴いてくれている出中生も、やはり素敵だと感じました
また、送辞の在校生代表の言葉は、ぐっと胸に来ました
そして、卒業生代表による答辞は、送辞との相乗効果でわたしの涙腺をゆるめました
壇上であれほど涙をこらえられなかったことは記憶にありません
そして、出中生による式歌、会場にいる全員での校歌と続き、音だけでなく目に見えないものがからだ中に響き渡りました
市長様からも、多くの来賓のみなさんからも、式後に「感動した」「よい式だった」とお言葉をいただきました
日頃の学びの成果を今日の式にギュギュっと凝縮してその姿、振る舞いで示していた出中生の力です
これ以上、ここに今日の卒業証書授与式のすばらしさを表現できる言葉がわたしの中にはありません
いや、10時からの卒業証書授与式だけでなく、その後、個別に行ったいくつかの卒業証書授与式も含めて、すべての時間でわたしは感動していました
教育現場で毎年見られるミラクルのひとつを今日は存分に感じました
だから、3文前の文章を訂正します
これ以上、今日の出中生のすばらしさを表現できる言葉がわたしの中にはありません
今日の「校長室より」はこの辺で終了し、この後は少し余韻に浸ります
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今日という日 no.951
- 公開日
- 2025/03/12
- 更新日
- 2025/03/14
校長室より
午前中は、各種式典や卒業式予行など、タイトな日程でしたが、出中生の主体的な活動で充実したものになっていたと感じます
同窓会入会式
卒業生代表の入会あいさつの後、同窓会歓迎の言葉を同窓会長 瘧師 富士夫 様にいただきました
未来に向けて、今、そしてこれから何をすべきかを3年生なりに考える貴重な時間となりました
同窓会の役員の方々にもお忙しい中、参列いただき祝福いただきました
明日の卒業式を終え、出町中学校同窓会員は23,153名となります
本校同窓会の歴史と重みを、改めて感じさせられる式となりました
その後は、卒業記念品贈呈式
卒業記念品贈呈を卒業生代表からわたしが受け取りました
大切に使わせてもらいます
卒業記念品は明日、体育館前に展示し紹介させていただきます
そして、卒業記念品授与式
PTΑからの卒業記念品をPTA会長 堅田 雄志 様から授与していただきました
卒業生代表が受け取った後、堅田会長様からはお言葉をいただき、3年生はいろいろと感じ入っている様子でした
最後には表彰式として、今年度のスポーツ・文化で活躍した中学生に送られる富山県中学校体育連盟表彰と富山県中学校文化連盟表彰の表彰状授与と、富山県をよくする会の団体表彰を受けたUTAWA-LEの表彰状授与が行われました
すばらしいことです
出町中学校での3年間の学びが、終わりを迎えようとしています
いよいよ明日は、今まで大変お世話になった保護者や地域のみなさんに3年間の成長をその姿や振る舞いで示す卒業証書授与式です
3年生はもちろん、2年生、1年生、そして教職員も緊張感をもって臨みます
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3.11 no.950
- 公開日
- 2025/03/11
- 更新日
- 2025/03/11
校長室より
2011年3月11日午後2時46分に発生した東北地方太平洋沖地震
あれから14年です
復興庁によれば、令和6年3月1日現在の死者、行方不明者の数は次の通りです
○ 死者 19,775名(※災害関連死を含む)
○ 行方不明者 2,550名
※「東日本大震災からの復興の状況と取組[令和6年12月版]」より
国内観測史上最大となるマグニチュード9.0を観測し、巨大津波が沿岸部を襲いました
そして東京電力福島第一原子力発電所事故がその被害を大きくします
発災後、東北から避難した中学生を当時のわたしの勤務校で受け入れた縁で、発生から半年後に現地を訪ね、関係者から直接当時の様子を聴かせていただく機会がありました
「災難は、忘れた頃にやってくる、ということわざを忘れていたときにこの地震がありました」としみじみ語られた某中学校の校長先生の言葉が強く印象に残っています
校長先生は被災後全生徒が家族のもとに帰るまで数日は避難所におられたそうで、自身の家族と連絡をとれていなかったため既に亡くなっていると思われていたとも話されました
ふるさとに戻って元気に学校生活を送る生徒や、その保護者の方にも会うことができました
半年たってもまだまだ被害の爪痕が残る現地の様子は忘れられません
そして、昨年1月の能登半島地震の発生により、1.17や3.11は、わたしにとって今までとはまた違う日となりました
本校でも朝から弔旗を掲げています
被災されたすべてのみなさんへお悔やみとお見舞いを申し上げるとともに、関係者へのご慰労と、1日も早い復興を、改めてお祈りします
そして、まだ発災当時のままの状況が残る能登半島、北陸地方の被災された方々に対して、より一層お悔やみとお見舞いを申し上げ、関係者へのご慰労と1日も早い復興を強く願っています
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贈り物 no.949
- 公開日
- 2025/03/10
- 更新日
- 2025/03/10
校長室より
今日の予餞会
2年生、1年生が、3年生を送り出すために準備してきたその成果を十二分に発揮していました
バリエーション豊かな構成で、3年生への想いが感じられ、わたしはとてもうれしかったです
第3学年の教師もいつの間に準備したのかと思わせるメッセージを3年生に送りました
そして、会の最後は3年生からみんなへの合唱の贈り物です
楽曲は2年前に卒業証書授与式でも歌われたRADWINPSの「正解」
合唱で聴くこの曲は、個人的にものすごく心に刺さり、今日も泣きそうでした
「自分の正解は、自分で決める」というメッセージが込められた楽曲で、自分の考えていることと通じるので本気で歌い上げる3年生の合唱で一層胸に刺さるのです・・・
わたしから3年生へ贈る言葉は卒業証書授与式での式辞です
わたしなりの本気で伝えます
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それぞれの準備 No.948
- 公開日
- 2025/03/07
- 更新日
- 2025/03/07
校長室より
今日は県立高等学校等の一般選抜の2日目
心配していた天気も大丈夫そうな朝を迎えホッとしていました
全ての日程を終えて、受検した3年生はとりあえず、ホッとしたことでしょう
合格発表まではドキドキもありますが・・・、ひとまずは卒業証書授与式に向けて様々な準備を進めましょうか
学校では敷地内の植栽の雪吊が業者の方によって外されています
敷地内で固くなった残雪をスコップで割って、少しでも早く溶けるようにしてくれている出中生や教職員がいます
校舎内では1、2年生が3年生の卒業に向けていろいろと準備を進めおり、体育館や廊下等では、装飾や掲示が卒業バージョンになってきています
また、本日は来週に迫った「予餞会」のリハーサルが実施されています
「予餞会」
簡単に言うと、卒業生を送り出すための会のことです
「予餞」の「予」には「あらかじめ」という意味があり、なかなかに画数の多い漢字の「餞」には「旅立つ人に餞(はなむけ)をする」という意味があります
「旅立つ前に、あらかじめ、はなむけをする」
つまり、卒業生に「これからもがんばって!」「今までありがとう!」という気持ちを込めて開く会と言えます
学校によって違いますが、在校生が歌を歌ったり、劇やダンスをしたり、思い出のスライドショーを流したりすることが多いです
教職員も出し物をすることもありますし、3年生がお返しに何かすることもあります
今年は、どのような予餞会となるでしょうか?
マル秘です
予餞会は、「生徒による、生徒のための、生徒が行う、卒業式」だと、わたしは思っています
存分に楽しみ、存分にそれぞれの想いを伝え合ってほしいと願っています
わたしにとっては、毎年、出中生の成長、すばらしさ、そして愛を実感できる場です
また、教職員の愛を感じられる場でもあります
そのような場に身を置くことができる幸せを、しみじみと感じます
誠にありがたことです
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記憶 No.947
- 公開日
- 2025/03/06
- 更新日
- 2025/03/06
校長室より
今日は県立高等学校等の一般選抜の1日目です
昨朝、○○さんが、「いよいよ、明日で緊張しています」と打ち明けてくれました
「緊張しますよねぇ」と言うと、「その時になれば大丈夫でしょう」と、心強いことを述べ、感心しました
なかなかそんな心持ちになれない出中生もいると思います
でも、今までやってきたことを信じるしかありません
そして、がんばった自分を信じるのです
とにもかくにもわたしができることは、出中生が今出せる力を出し切ってくれることを願い、祈るのみです
自分が中学3年生の頃
記憶力がないわたしですが、受験のために私立高校へ向かう道を同級生と歩いている情景と、県立高校の体育館で受検の為の整列の開始を待っているときの情景を、なぜかよく覚えています
特に、県立高校の体育館では、全く受検に関係のない、くだらなすぎてここで紹介できないくらいの恥ずかしい話をしていたことを鮮明に覚えています
人間の記憶は不思議なものです
ああ、話題がズレました
そろそろ検査会場に入る時間でしょうか
今までの入試と同様に、一人一人にとってよりよい結果となることを、この場所から祈り続けます
生徒玄関前のモニターに今週映し出されているのは、私立一般入試前などと同様に、以前に生徒会が制作した本校応援歌についての映像です
がんばろう、出町生!!
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