三寒四温 no.954
- 公開日
- 2025/03/17
- 更新日
- 2025/03/17
校長室より
寒い朝を迎えました
蕾を膨らませていた校庭の梅の木も、この寒さで縮みこんでいるように見えます
まさに「三寒四温」
春に向かう途中の気まぐれな天気です
三寒四温は、もともと中国の北部や朝鮮半島で使われた気象用語らしく、本来は冬の間の寒暖の周期を表す言葉だったそうです
日本では春先に使われることが多いですが、実はこれは誤用だそうです
本来の意味は、「冬の間、3日寒い日が続いた後、4日暖かい日が続く」という現象を指すようですが、日本の気候ではそのようなはっきりした周期はあまり見られなかったため、いつの間にか「春の訪れを感じさせる寒暖の繰り返し」として定着したとのこと
「春に三日の晴れなし」という日本の天気事情が、三寒四温とつながったのかもしれません
言葉の意味は、時代とともに変化するという一つの例ですね
歳を重ねるごとに、いろいろなことはシンプルにすべてつながっているように感じます
三寒四温は気象現象ですが、人生にも通じるように感じることもそうです
冬は寒さが続きますが、その後には必ず暖かい春がやってくる
この季節の変化を知っているからこそ、四季のはっきりした国で生活している日本人は春の訪れをより実感できるのかもしれません
今が寒い時期だと感じるなら、それは次に暖かい日がやっていくるサイン
無理せず、寒い日は暖かくして過ごせたらと思います
今日の寒さも、春の準備の一部でしょうから、暖かくして過ごしましょう