進む路 no.953
- 公開日
- 2025/03/14
- 更新日
- 2025/03/14
校長室より
午前中の校舎
3階の教室から立山連峰のややかすんだ姿がみえました
3年生の教室には誰もいません
昨日の卒業証書授与式を終え、196名はそれぞれの道を歩み出しています
3年生の担当教師は、1,2年生の授業をしているものもいれば、自身の教室を来年度の新3年生に受け渡すために整理・整頓や掃除をしているものもいます
年度替わりの時期であることを痛感し、ちょっぴり胸がキュッとします
今日はお昼の12時30分に県立学校の入試結果が発表されました
選抜試験ですから全員が合格するものではなく、不合格となる場合もあります
不合格は、大きなショックでしょうし、今はまだこの結果も「未来につながる」と思う余裕はないでしょう
悲しいでしょうし、つらいでしょう・・・
ただ、忘れてほしくないことは、ここまでがんばってきたことはすごいことだということです
自分の今までの努力を自分が認めて欲しいのです
がんばったことには意味があります
決して無駄ではない時間なのです
どんな道を選んでも、これからの自分次第で、いくらでも素敵な未来が待ってるとわたしは思っています
今は「悔しい」とか、「悲しい」気持ちでいっぱいかもしれません
それはそうです、人間ですから・・・
自分が望んだ結果ではないのですから・・・
でも、時間が経てば、「もしかすると、この道にも意味があるのかもしれない」と思える時が来ると思います
少なくとも、わたしはそうでした
悔しさや悲しさで、今までのがんばりという無駄ではなかった時間を、何もしないことで本当の無駄にしないで欲しいと願います
そして、本日の発表で合格が分かった人は、素直に喜んでください
自分が目指す未来へ、自分のペースで歩んで行って欲しいと思います
思っていたことと違うと感じることがあっても、今の気持ちを忘れず、立ち止まったり、休んだりしながら歩んでほしい
少し止まると書いて「歩(あゆ)」むです
合格・不合格どちらにしても、歩んだ先に、あなた自身が決める「正解」がきっとあるでしょう
自分の人生を、自分で歩くのです
他人がどのように歩いているのかを気にし過ぎるよりも、自分が自分の人生をどのように歩くかを本気で考え、歩んで欲しいです