中庭

学校日記 school diary

校長室より

  • 立冬 no.875

    公開日
    2024/11/07
    更新日
    2024/11/07

    校長室より

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    今日は24節気の「立冬」

    暦上は今日から「冬」です

    暦通り寒い朝となりました

    朝、立山の雄山山頂ライブカメラ(JR9VQライブカメラ:http://www.jr9vq.org/lcam/lcam.html)を観ると、雪氷でレンズが覆われて風景が見えない状態でした

    JR9VQ 気圧・温度センサーでは、午前7時50分台の表示が「-13.0℃」

    1.2℃高く表示されると注意書きがあるので、実際は「-11.8℃」ということになり、まあ、レンズも凍りますな

    それならばと、立山黒部アルペンルートHPの立山室堂平ライブカメラ(https://www.alpen-route.com/live_camera/murodou.html)をチェックすると、陽光に照らされ光る一面の雪が観られました

    実は昨日から室堂では積雪がありましたので、今日の立冬ではどうなるかと思っていたのですがそれほど増えていないようです

    立冬は冬の始まりであり、これからだんだんと朝晩は冷え込んで気温が下がるでしょうから、初霜が降りるなど暦通り冬らしくなっていくでしょう

    暦は先人の知恵だと感じます

    昔の人は自然を全身で感じとり、それを生活にうまく取り入れて共生していたと思います

    冬至に、「ゆず湯に浸かる」「カボチャを食べる」といった慣習がありますが、どちらも身体が温まりますから理にかなっています

    また、亥の月(旧暦10月)の最初の亥の日を「亥の子の日」と呼び、暖房器具を用意する「こたつ開き」をする地域があるとか

    ちょうど今年は11月7日で今日ですから、わたしもこたつを出さねばと思います

    ※ファンヒータ、ストーブは先週末に出しました

    立冬は冬支度を始める目安ともなっていますから、出中生も服装や身の回りの冬支度を進め、体調管理等に十分気を付けましょう

  • 英語を学ぶということ no.874

    公開日
    2024/11/06
    更新日
    2024/11/06

    校長室より

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    「英語を勉強する意味は何?」


    今日と明日は学力調査があり、県内中学校の全学年が問題を解いています

    1日目は、英語、国語、理科

    学年によってリスニング問題の関係で順番は違いますが、3教科に取り組みます

    1限目は1年生がリスニングをはじめ、英語の調査問題に取り組んでいました

    そんな出中生の姿から、ふと冒頭のセリフを思い出したのです


    「英語を勉強する意味は何?」


    これは英語の学習に抵抗感をもつ生徒がよくする質問であり、教師であれば経験があるのではないでしょうか(他教科の学習も・・・)

    恥ずかしながらわたしはずっとそう思っていた生徒でした

    わたしにとって英語の学習は苦痛でしかありません

    内容は全く理解できず、高校入試や大学入試にもその影響が大きく出ました

    そんなわたしも、この質問に対する自分なりの答えをもつようになります

    この質問に対する現時点での回答は、「より本当のことを知る為」です

    中学時代から洋楽をよく聴くようになったのですが、英語が苦手なので歌詞よりもメロディに惹かれていた気がします

    洋楽が好きでありながら英語の学習は面白くないので歌詞の意味を知らないで聴いています

    それがある時にとある好きな曲の歌詞の意味を知り、一層その曲が好きになる体験をします

    英語の学習嫌いの原因は、当時の自分はテストの為の学習をしていたからではと今にして思います


    また、遅ればせながらザ・ビートルズにハマった時、彼らの映画を観る機会がありました

    1964年公開作品で、その後何度もリバイバル上映され、メンバーが本人役で登場し、彼らの楽曲にのせて彼らの生活を描いた作品です

    初公開時には「ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」と邦題がつけられており、「ヤァ!ヤァ!ヤァ!」?と思い、雑誌などを調べると、原題は「ア・ハード・デーズ・ナイト」だと知ります(2000年のリバイバル公開からは原題で)

    英語で直接その言葉を理解できる方が、いろいろなことや細かい部分を理解できるかもと考えるきっかけでした

    ちょうど、この頃は洋画が好きでSF作品を中心によく観ました

    英語が苦手なくせに吹替版は避けるという屈折した生徒でしたが、知らず知らずのうちに「英語を理解することで英語を話す人の気持ちが分かるのでは・・・」と思うようになり、それが続いて現在に至っています

    相手の言語を理解できないより、理解できる方が自分にとっての世界は広がる

    言葉は人と人とを結びつける重要なツールであり、自力で理解できることは大切だと感じるからなおさらです

    最近は翻訳ソフトが発達し、AI技術を導入したものもありますが、言葉の裏にあるニュアンスとか、深い意味とか、まだまだな気がします

    これは限られた字数で英語を日本語で表現しなければならない、洋画の字幕翻訳家が苦労する点でしょう

    まあ、わたしは今も英語はまだまだ理解できていないのですが・・・

    あっ!以前、英語圏の方から彼の地で「あなたの英語は正しくないが伝えたいことは分かる、クレバーな英語だ」と英語で変な褒め方をされ、ちょっぴりうれしかったことを思い出しました

  • 3連休明け no.873

    公開日
    2024/11/05
    更新日
    2024/11/05

    校長室より

    文化の日をはさんだ3連休明けの火曜日

    雨模様の朝であり、出中生の様子を気にしつつの週のスタートです


    11月1日から道路交通法が改正され、自転車運転中の新たな罰則が強化されたことを知らせるポスターが、先月から生徒玄関前廊下掲示で目立っています

    出中生に大きく関係するのは自転車運転中の携帯電話使用等です

    「最大1年以下の懲役又は30万円以下の罰金」

    罰則があるから、罰則が強化されたから「やらない」ではなく、罰則を設けたり、その罰則を強化するほど危険なことだから「やらない」と、出中生には考えてほしいです

    それはこれに関してだけでなく、すべての法律やルールも同様です

    罰則がないから守らなくてもよいと考える発想はどうなのでしょう

    小さい頃、わたしの家や近所の家に外からかける鍵はついていなかったと記憶しています(記憶違いかも)

    数十年前、教師になって赴任したある地域は、家に鍵をかけないだけでなく、自動車もカギをつけたままでした

    それはそれで驚きましたが、そこで暮らすとそれはそれで当たり前でした

    ルールをみんなが意識して守る社会では罰則はいらないですし、細かい決め事も必要ないかもしれません

    「法律に書いていないからやってよい」とか、「法律で裁けないことをついてやる」とか、そんな社会は寂しいとわたしは思うのです

    首都圏で闇バイトによる犯罪の件が、連日のように報道されています

    昔から日本には悪事を働く人はいましたが、感覚的にその内容が変わってきているように思います



    さて話は変わり、この3連休を出中生は有意義に過ごせたでしょうか?

    わたしは毎年11月3日の全日本剣道選手権をテレビ観戦しています

    中学生時代に少しかじっていたので、いまだに興味があるのです

    今回は初めて女子の全日本女子剣道選手権大会が日本武道館で行われ、初の同時開催となりました

    そして、女子は世界女王の近藤選手(東京都)が悲願の初優勝、男子は竹ノ内選手(東京都)が10年ぶり2度目の優勝と、なかなかに見ごたえのある大会でした

    試合を観ながら「剣道は武道だな」と改めて感じます

    スポーツであれば映像判定や、センサーの利用なども検討されるでしょうが、剣道は武道なのです

    各選手はこの日を目指して修行に励み、審判も修行を積んだ方がその役にあたる

    わたしにとって背筋が伸びる時間でした


    そうそう、この3連休はしっかりと紅葉も眺めてきました

    季節を全身で感じるのも、とても好きなのでした


    わたしにとって充実した3連休でした


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  • ついたち no.872

    公開日
    2024/11/01
    更新日
    2024/11/01

    校長室より

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    今朝、校長室のカレンダーから、10月のページを切り離しました

    校長室には2種類のカレンダーを掲示しており(正確に言うと、デジタルカレンダがもうひとつ・・・)、ひとつは1か月分の数字が大きいもの、そしてもうひとつは棟方志功作品がある2か月分のものです

    棟方志功カレンダーはラストの1枚

    旧暦、新暦の違いはありますが、神無月が終わり、神様が戻ってこられていると勝手に思うのです


    そんな朝

    ふたば学級、あすなろ学級のみんなが校外学習に出かけています

    玄関で元気に「いってきます」のあいさつをして、駅に向かって歩いていくのを見送りながら、多くを学んできてほしいと願いました

    また、帰ってくるまでお天気が大きく崩れなければということも・・・

    テルテル様、よろしくお願いします、神無月が終わりましたから戻っておられますよね・・・

    ああ、テルテル様は神様ではないか・・・


    そして、ふたば学級、あすなろ学級のみんなと入れ替わるように、出町小学校6年生が来校しています

    来年度の入学に向けた準備としての、中学校授業体験です

    短い時間ですが、英語と理科の授業を体験し、中学校生活の具体的なイメージをもってもらいます

    最初にわたしが話す場面があったのですが、その中で「出町中学校に入ったことがある人はいますか?!」と尋ねました

    予想以上に多くの人が手をあげてくれ、どうも先日の和鍾文化祭に来校してくれた人が多かったようです

    その感想も尋ねましたが、合唱、作品展示、そして生徒会ステージの感想として「すごかった!!」「楽しかった!!」等と答えてくれたことが、とてもうれしかったです

    これは、出中生にも伝えたい!!


    今日も、それぞれがそれぞれの場所や機会で未来のための学びを進めています

    それは子供も大人も関係ありません

    出中生、出小生だけでなく、教職員も毎日が学びの連続です

    よりよい未来のために、本気の今を活かします

    未来は今!なのです

  • 進む路 no.871

    公開日
    2024/10/31
    更新日
    2024/10/31

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    午後から私立高等学校説明会を実施しています

    私立高等学校についての情報を収集し、志望校を考える契機とすることがそのねらいです

    3年生はもちろん、保護者の皆さんにもご多用の中来校いただきました

    卒業まで半年を切っています


    まだ、約5か月なのか

    もう、約5か月なのか

    たった、約5か月なのか

    どう考えるかで、心の内も違ってくると思います


    本気で、根気よく、元気に、そして勇気をもって取り組む

    進む路を決定するのも、そのひとつでしょう

    為したことについて、何かしらの反応があり、そのことは事実として消えることなく、自分の未来につながります

    すべては、自分自身の未来のことですから、自分で考え、自分で決めます

    当然、そのときに周りの人の話を聞くことも大切です

    特に、保護者の方の想いを聞くことは必須だとわたしは思っています

    きっと、世の中で一番あなたのことを考えてくれている存在ですから

  • 体験的な学び no.870

    公開日
    2024/10/30
    更新日
    2024/10/30

    校長室より

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    技術・家庭科の家庭分野の学習で、3年生はお隣の出町認定こども園を訪問しています

    5つの学級がそれぞれに違う日にお邪魔しており、受け入れていただいたことに深く感謝しています

    今日は、わたしもちょっぴりだけ一緒にお邪魔しました


    「家族・家庭生活」の学習内容は、全ての生徒が学ぶ「自分の成長と家族・家庭生活」「幼児の生活と家族」「家族・家庭や地域との関わり」と、生徒の興味・関心や学校、地域の実態等に応じて選択して学ぶ「家族・家庭生活についての課題と実践」の4 項目があります

    どの内容についても、生活の科学的な理解を深めるための実践的・体験的な活動を充実することが求められています(※学習指導要領)


    今回は砺波市教育委員会、出町認定こども園のご理解・ご協力のもと、幼児の心身の発達や遊びについて科学的な理解を深めるために、調査や観察、実習などの実践的・体験的な活動ができました

    体験することで、幼児の発達の特徴について、身体の発育や運動機能、言語、認知、情緒、社会性などの発達の概要について理解できることを目指しているのですが、これらの発達の方向性や順序性とともに、個人差があることを体感できたのではないでしょうか

    幼児は自己中心的に物事を考えたり、生命のないものにも命や意識があると捉えたりするなどの特徴があることにも気付けたのではないでしょうか


    さらに、園児と触れ合うことの楽しさやよさを実感できていればねらいはおおむね達成でしょう

    園児が遊んでいる遊び道具や身体を使って一緒に遊んだり、絵本を読んだりする中で、園児との関わり方を工夫して活動する姿が多く見られました

    何より出中生の表情が優しかった・・・

    わたし自身も園児から声をかけられたり、いつの間にか膝の上に座られたり、短い時間でしたがこころが洗われる想いをしました


    ありがとうございました

  • ふりかえり no.869

    公開日
    2024/10/29
    更新日
    2024/10/29

    校長室より

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    昨日は月曜日でしたが、本校は和鐘文化祭の振替休業日でした

    出町中学校PTA提供の「合唱コンクール」インターネット動画配信の準備が整い、チェックのために動画を観ました

    ライヴでの鑑賞とは違いますが、出中生のパワーが感じられる動画となっており、保護者の皆さんをはじめ、関係者のみなさんにはぜひご視聴いただきたいと思います(※視聴方法は過日配付の資料を参照ください)


    動画を観ながら、自分なりに今年度の和鐘文化祭をふりかえり、少し感傷に浸っていました(※鑑賞で感傷という、ダジャレではありません・・・、念のために・・・)

    2年生の昨年の経験を生かした合唱は、コンクールのよりよいスタートを切ってくれたと感じます

    続いての1年生の発表は、フレッシュ感炸裂で本気・元気な姿がどの学級にも見られました

    そして、3年生

    流石でした!!!

    正直言って昨年度の合唱からは想像できなかったほど、成長が見られました

    動画を通しても、その素晴らしさが伝わります

    当日の会場での合唱を体感できなかった方には、この動画以上の想いや歌声が身体全体で感じられたことをお伝えしておきたいです

    音楽は決して耳だけではなく、身体全体で感じるものであり、空気感や目に見えないパワーなどもひっくるめてその素晴らしさを感じるものだとわたしは思っています

    コンクール後の3年生有志によるUTAWAL-LEの合唱、そして全校合唱

    やはり、出中生は素晴らしいと、再認識した時間でした

    それは決してステージに立って合唱した出中生だけでなく、鑑賞した人、運営を支えた人、ちょっぴりでも合唱コンクールに心を寄せた人、すべての出中生に対してです


    学級でひとつの作品を仕上げ、大勢の前で発表する!

    そのときだけの、やり直しの効かない一番勝負!!

    本番までにいろいろな課題もあったことでしょう

    乗り越えた課題があり、乗り越えられなかった課題もあるでしょう

    どちらにしても、課題にぶつかり何とかしようとした事実は決して消えません

    学級全体で何とかしようとした事実は消えません

    いつも言いますが、思い通りにならなかったことは教訓として、うまくいったことは自信として、自分の未来に生かせばよいだけです

    また、合唱コンクールだけでなく、展示発表や生徒会ステージでも、出中生の個性あふれるエネルギーが炸裂していました

    わたしは、和らぎの鐘の音がそれらすべてをやさしく包み込んでいるようだと、和鐘文化祭の本番中はずっと感じていました



    和鐘文化祭を終え、和鐘文化祭実行委員(生徒会執行部)が校長室を訪ねてくれました

    そして、一人一人の想いを直接聴かせてもらいました

    みんなが多くのことを学んだことが伝わります

    本校のリーダーとして今回も成長し、今後もいろいろな活動に取り組むであろうみんなを頼もしく感じました

    リーダーのみならず、出中生はふりかえりを行っています

    他の人と比較するのではなく、過去の自分と比較し、自分自身の成長を感じ取ってくれればと思います

    もし、ダメダメだったという人がいれば、本当にそうだったかよくふりかえってください

    ダメと感じる中にも、自分の成長はあるのです


    出中生の成長を特等席で目の当たりにできるこの仕事はとても素敵です

    誠にありがたいことです

    感謝

  • 教えてもらう no.868

    公開日
    2024/10/26
    更新日
    2024/10/26

    校長室より

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    和鐘文化祭実行委員長が響かせてくれた和鐘の音から、今年度緒和鐘文化祭がはじまりました

    今年度の和鐘文化祭を終えた今、エンディング・セレモニーで副実行委員長が言ってくれたことにつきます


    そして、わたしからは、校訓「天資養活・自他共栄」そして、「和らぎの鐘」

    オープニング・セレモニーで出中生に伝えましたが共に我が出町中学校を象徴するものです

    ぜひ、一人一人の胸に、確実に刻んでおいてほしいと願います


    「本気で根気よく元気に躍動する」姿

    「勇気をもって一歩踏み出し、今を越えて発展する」姿

    出中生のその姿からまた多くのことを教えてもらったと感じています

    いつもいつも、教えられてばかりです・・・


    和鐘文化祭の開催にあたりご理解・ご協力いただいたPTA役員をはじめ、来場いただいた来賓のみなさん、保護者の皆さん、そして文化祭実行委員会、生徒会を中心に、和鐘文化祭を支えてもらったすべてのみなさんに感謝の気持ちを伝えます

    ありがとうございました


    あ!

    合唱コンクールの終わりに伝えられなかった想いは、エンディング・セレモニーでも伝えられませんでしたな

    反省

  • こころ震える no.867

    公開日
    2024/10/25
    更新日
    2024/10/25

    校長室より

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    今日は砺波市文化会館で合唱コンクールを開催しました

    新砺波市誕生20周年記念 和鍾文化祭の1日目

    今日も朝から、実行委員会、文化委員が運営の中心のなって進めました

    会場設営や司会進行も出中生が行います

    唯一登壇する大人がわたしで、最初と終わりにステージに登場するので何とも申し訳ない感じです


    最初に登壇してお話ししたのは、平日開催の中、来賓・保護者の皆さんに多数来場いただいたことへの感謝と、特にPTA役員のみなさんには運動会に引き続き協力に支援していただいたことへの感謝の想いです

    その後、出中生に、今の気持ちを問いました?

    ステージを降り、今回初めての出演となる1年生の○○さんに急遽マイクを向けます

    「今はどのような気持ちですか?」

    ○○さんは、間髪入れず「ワクワクしています」と答えてくれ、会場から拍手がわきます

    ○○さん、すばらしい!!

    わたしはドキドキしていることをみなさんに伝えました

    ドキドキには不安や、期待や、いろいろありますが、朝のわたしは、○○さんと同じ、ワクワク寄りの楽しみのドキドキです

    続けて、わたしの思う合唱がもつ最大の魅力が、「たくさんの声が重なることで生まれる音色の美しさ」であることや、一人一人の歌声は小さく、そしていろいろですが、たくさん集まり溶け合うことで広がりと深みのある響きが生まれること、そして、歌うみんなが「気持ちをひとつに揃える」ことで、聴く人の心に響くものになることを述べました

    楽しい曲ならその楽しさを、悲しい曲ならその悲しいさを、全員が一緒に感じて歌います

    そうすることで、出中生のこころと、聴く人たちのこころとが歌声を通して共鳴し合うとき、その響きは多くの人の心を震わせるとわたしは思っています

    だから、今日もそんな心震える合唱がこの会場に響き渡ることを楽しみにしていると、出中生に伝えました

    加えて、今までの練習の成果を出し切ってほしいとも伝えました


    プログラムは、午前中に2年生、1年生の合唱、そして昼から3年生の合唱です

    どの学年もそれぞれに今までの中でベストの合唱を披露していたと思います

    特に3年生の合唱は圧巻でした

    さすが!!の最上級生でした

    わたしは心揺さぶられ、正直泣けました

    歌声の美しさだけでなく、想いや心が伝わってくる合唱で、どの学級も優劣をつけられない演奏でした

    コンクールですから結果は出ます

    実は、そのことにも、泣けました


    最初に書いたように、合唱コンクールのステージ上に登場するのは出中生だけです

    恐縮ながら最初と、終わりにわたしが登場するわけで、結果発表の後、わたしの登場の番となっていました

    紹介されステージに立つと、客席にはいろいろな表情をした出中生が座っています

    泣き顔、笑い顔、複雑な心境の顔・・・・

    泣き顔にしても、うれし泣き、悔し泣き、・・・・

    そんな出中生の表情が目に飛び込んできて何を言えましょうか・・・

    恥ずかしながら、登場してすぐに言葉に詰まりました

    「感動した合唱コンクール」「結果が出て、それぞれの想いがあるだろうが、それはそれぞれに抱えてほしい」

    結局、このことと、来場者やPTA役員への謝意を伝えることしかできませんでした

    ここで改めて出中生に伝えたい

    結果がどうであれ、ここまでがんばった事実は消えません

    全学級が今日に向けてよくがんばりました

    様々な問題を自分たちで乗り越えました

    これらの事実は、確実に自分の未来につながります

    そのことは信じてほしいです

    明日のエンディングセレモニーで伝えられたらまた伝えようと思っています


    さあ、明日は展示発表と生徒会ステージ

    出中生の力が存分に発信される機会となるでしょう

    また、多くの方に来校いただけることを願っています

  • はじまり、はじまり no.866

    公開日
    2024/10/24
    更新日
    2024/10/25

    校長室より

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    https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/54314084?tm=20241024161910

    今日の午後、新砺波市誕生20周年記念 和鐘文化祭のオープニングセレモニーを体育館で実施しました

    会場となった体育館の正面に掲げられている「天資養活 自他共栄」の文字

    この校訓は出町中学校に在籍する者、卒業生は当然ながら、本校に何らかの関わりをもった人間にとって心に刻まれる言葉であり、創校以来、脈々と大切に受け継がれてきた言葉である、本校の象徴です

    そして校訓とは別にもうひとつ、出町中学校には学校生活を象徴するものがあります

    そう!「和らぎの鐘」です


    昭和45年の本校校舎火災の際に焼け残り、本校の希望の象徴として昭和50年から文化祭を和鐘文化祭と呼ぶようになりました

    この鐘はこれまでもずっと美しい音色を響かせてきました

    この音色は、出中生の魂を導くものであり、和鐘の音が校舎内に響き渡るとき、出中生の魂はこの学校に関係する全ての魂と、時空を超えてつながるように感じます


    今年度の生徒会活動テーマ

    「 Go Forward! ~変わりつづけるために、一歩踏み出そう~ 」


    このオープニングから明日の合唱コンクール、そして展示発表や生徒会ステージへと続く、新砺波市誕生20周年記念 和鐘文化祭

    すべての出中生が、「Go Forward!」の想いで取り組むその姿を、「本気、根気、元気そして、勇気」をもって示してほしいと期待していますし、示してくれると思っています


    今年度も、和鐘文化祭を開催するにあたって、PTAをはじめ多くの方々にご協力をいただいています

    そのことへの感謝の心と、明日、来場いただく来賓の皆様や家族のみなさんへの感謝の心を大切にし、出町中学校のみんなで、よりよい和鐘文化祭にしましょう

    そして、我々もおおいに楽しみましょう


    オープニングセレモニーの後半に、生徒会ステージに出演する団体代表のPRがありましたが、なかなかに楽しいステージになりそうです

    若いパワーはやはり素晴らしい

    実行委員のみんなは誠にここまでよく頑張ってきています

    感謝!!

    その陰に、指導・支援を続ける教職員がいることにも手前味噌ですが、感謝しています