チャレンジランニング大会に向けて!?10/20 第261号
- 公開日
- 2022/10/20
- 更新日
- 2022/10/20
校長室
11月2日(水)にチャレンジランニング大会を予定しています。いわゆる持久走大会です。今日から秋晴れの下、本格的に本コースでの練習が始まりました。
グラウンドのトラックを回った後、学校敷地周辺歩道に出ます。校長室から、3年生の練習の光景を見ていました。スタートの合図直前の子供たちの緊張感が遠くから伝わってきます。子供たち一人一人めあてを持っているんでしょう。スタートすると真剣な表情になってきました。
グラウンドから玄関前アスファルト部分へ出た頃、「頑張れ!頑張れ!」の大声が聞こえてきました。見学児童が大声を張り上げているのです。各地で行われているマラソン大会や駅伝大会を思い浮かべました。走者と見学者の一体感は何ともいえない良いものです。
持久走について調べてみますと、持久走とは、自身の7割程度の力で一定の距離や時間を走りきる競技です。速く走ることや1位を取ることに大きな意味がある中長距離走と違い、持久走とは自分の目標を達成したり、体力や精神力を鍛えたりすることが目的となります。
文部科学省の学習指導要領では、長い距離を走ることすべてを持久走と扱うため、小中学校では持久走本来の目的を理解せず実施していることが多いようです。
持久走の大会も順位付けをしますが、走ることに対する能力は個々で異なることから、中・長距離競技ほど順位に意味はありません。
持久走と長距離走の違いは、他人と競うか否かです。どちらも1,000m超の距離を走り続ける競技ですが、長距離が他人との順位や速さを競うことに対し、持久走は前回までの自分より向上することを目指します。
小中学校の持久走大会は、本来の持久走の意味でなく、全力で速く走ることを目的とした長距離走同様の競技内容とする場合が多いようです。持久走の最大の目的は、自分のペースで体力や精神力を高めることにあります。目的に沿った持久走をするためには、苦しくても走りきる、5分以内にゴールすると自分なりの目標を立てることが必要で、他人でなく目標を意識して走ることで持久走の効果が期待できます。
子供たちには、持久走の目的をしっかり理解し、個人の目標達成に向けて練習に励んで欲しいです。