学校日記

卒業証書授与式!  3/18 545号

公開日
2024/03/18
更新日
2024/03/18

校長室

 本日、卒業証書授与式を行いました。卒業生31名全員に卒業証書を手渡すことが出来、何よりの喜びでした。壇上で小声で「おめでとう」と声をかけると、笑顔で「有難うございました」と返ってきました。卒業生の今後の飛躍を心より願っています。式辞の一部を紹介します。(途中略)

 卒業生の皆さん。卒業に当たり、皆さんにお話ししたいことが2つあります。

 1つ目は、自分が庄南小学校の卒業生、そしてこの庄南校区のふるさとで生まれ育ったことに誇りと愛着をもち続けてほしいということです。皆さんはこの6年間に地域についてたくさん学びました。生活科での「まち探検」。総合的な学習の時間のチューリップや庄川、種籾等の調べ学習。毎年のふるさと庄南仲よしウォーク。自分の足で歩き、自分の目で見、地域の方々に教えていただき、地域の様々なこと、地域の素晴らしさ、地域の人々の温かさを知りました。この学校ほど歴史や文化が豊かで、様々な特産物、産業があり、自然に恵まれ、そして地域の方々に温かく支えられている学校はないと思っています。そんな地域、そして庄南小学校で学び育ったことに誇りと愛着をもち続けてください。

 2つ目は、卒業を祝い戦国時代の武将「藤堂高虎」の言葉「窮屈なるところを好み、楽なるところを嫌うべし」を贈ります。この言葉の意味は「しんどいことを好んで、楽にできるようなことを嫌がれ」という意味です。どういうことでしょうか。高虎は何度も仕える主君を変えた苦労人です。仕える主君を変えただけで出世が出来るほど甘くありません。出世に見合うだけの相当の努力をして手柄を立てたと言われています。

 苦手なことを克服するために努力をしていますか。あと少しで目標を達成できる時に、最後のひと踏ん張りをしていますか。あと少しの目標達成は、「これくらい出来ればいいか」という気持ちになりがちです。人は、易きに流れやすいものですが、自分の夢を叶えるためには、それでは駄目です。夢は転がり込んでくるものではなく、自分で掴み取るものです。楽なるところを嫌って闘志を燃やしましょう。

 これから皆さんは、庄南小学校を巣立ち、新しい世界へと旅立ちます。新しい世界では、もっとたくさんの人と出会い、様々な出来事と向き合うことでしょう。喜びがある分、悩むこともあると思います。そんなとき、思い出してください。いつも皆さんのことを応援している温かいふるさとがあることを。皆さんの幸せを願う、地域の皆様、家族や先生たち、そして、共に学んだ仲間やあなたたちの背中を見て次に進もうとしている後輩たちがいることを。そして、忘れないでください。庄南小学校の記念すべき第45回の卒業生としての誇りをもち、しっかりと前を向いて歩んでいってください。
卒業生の皆さんのこれからの活躍と多くの幸せを祈念します。

 お忙しい中、卒業式にご出席いただいたご来賓の皆様有難うございました。