学校日記

久しぶりに温暖な1日!  3/12 541号

公開日
2024/03/12
更新日
2024/03/12

校長室

 昨日の富山県内は高気圧に覆われて晴れ、午後からは気圧の谷の影響で曇りとなりました。最高気温は、高岡市伏木と富山市中心部で13.9度など、全観測地点で4月上旬〜3月中旬並みの暖かさとなりました。

 私は、午後が曇りのため日中の暖気が逃げにくいことを利用して、今シーズン初めて中学生野球のグラウンドナイター練習をしました。子供たちは、冬場基礎練習が中心だったことに比べるとグラウンドで思い切り試合形式の練習が可能となり、生き生きとプレーしていました。

 富山市の八重津浜では昨日未明、産卵のために沿岸に集まったホタルイカの雌が浜辺に打ち上げられる現象「ホタルイカの身投げ」が見られたようです。富山湾の春の風物詩で、訪れた人たちは、波打ち際をライトで照らしながら網ですくっていたようです。

 「ホタルイカの身投げ」とは、ホタルイカが産卵期に海から海岸に打ち上げられる現象です。産卵期の雌は、昼は水深200mの海底付近で生活し、夕方から夜中にかけて浮上し産卵するため、未明には潮の満ち引きによって沖に戻れなくなることがあり、海岸に打ち上げられます。ホタルイカは産卵時期になると沖から海岸の浅瀬に寄ってきますが、明かりが少ない場所や波が荒い場合など方向感覚をなくしたり、波にさらわせてしまったり砂浜に打ち上げられてしまいます。ホタルイカの身投げが見られるのは、2月下旬頃から5月にかけてで、特に3月から5月は産卵のピーク時です。身投げの時間帯は、深夜から明け方にかけてです。

 私も40年程前に、滑川の知り合いに誘われて、未明のホタルイカ漁を体験させていただきました。網にかかった時に発する青白い光の美しさに感動しました。春の訪れが待ち遠しいです。