城端線の行方 12/13 491号
- 公開日
- 2023/12/13
- 更新日
- 2023/12/13
校長室
忘年会シーズンに入り、久しぶりに通学・通勤時間帯(福光発7:28砺波着7::50)の城端線を利用して出勤しました。2両の車内は、殆どが高校生でごった返していました。先日市長さんから城端線・氷見線の今後について話を聞かせていただく機会がありました。その中で、「あなたは、城端線の1車両いくらぐらいするか知っていますか?」と尋ねられました。「1億円ぐらいですか。」と答えると、「新車で1両だいたい2〜3億円ですよ。今後考えているのは、今走っている2両とも駆動車だけど、真ん中に駆動のない車両を挟んで3両に出来ないか考えているんだよ。それだと新車購入コストも抑えられるし、朝夕の通勤・通学ラッシュの緩和もできるのでは・・・。」と説明をいただきました。
今日の城端線の車両で2つのことに気付きました。これだけ込み合っているのに、4人席の隣に荷物を置いて座れなくしている高校生が1車両に3人程いるということです。内心「車内の状況を汲み取って欲しいな」と思いながらも注意も出来ませんでした。
もう1つは、車両の出入り口付近のスペースには4人席も長椅子も置かれていませんでした。もともとあったのを撤去したのか、ない車両を運行したのか分かりませんがそのおかげで出入り口付近に50名程の人が吊り皮に繋がる等して乗ることが出来ました。出入口付近にも座席が置かれている以前の車両に比べると、通路の混雑がずいぶん緩和されていました。
車内を見渡すと、多くは高校生です。そしてその多くが参考書等を見ながら、乗車時間も勉強しています。こういう光景を見ると、エールを送りたい気持ちになりました。高校生や車を運転できない高齢者にとっては、城端線は貴重な公共交通です。ダイヤや車両等利用しやすいものに生まれ変わってくれることを願うばかりです。