学校日記

上越新幹線自動運転? 5/10 374号

公開日
2023/05/10
更新日
2023/05/10

校長室

 昨日、JR東日本は、2030年代中頃に上越新幹線の東京—新潟間で列車を自動運転すると発表しました。運転士を不要とする一方、緊急時の避難誘導等を担う乗務員は配置するそうです。また、発車時の安全確保のため各駅にホームドアを完備する予定です。

 北陸新幹線でも将来は自動運転を導入する考え。直通運転をしているJR西日本とも今年4月に技術協力の覚書を締結しました。東北新幹線は秋田、山形の両新幹線と併結して運行することが多く、自動運転の見通しは不明。深沢社長さんは、記者会見で「自動運転は、労働力不足への対応に加え、ヒューマンエラーの防止やダイヤの乱れからのスムーズな回復運転に役立つ」と意義を強調しておられました。労働力削減に加え、安全性の向上にも繋がるようでしたら、これにこしたことはないと思います。

 少し話は変わりますが、私は数年前まで農業を営んでいた時に、いつも考えていたことがあります。トラクターや田植え機、コンバインを運転しながら、「田んぼ毎に毎年行う運転操作は、ほぼ同じです。田んぼ毎に農機具の操作をコンピュータに記憶しておけば、無人運転もそんな困難ではないはず・・・」と将来の農機具の自動運転を思い描いていました。

 毎年、本校の子供たちに稲刈り体験をさせていただいている農協青年部の方から話を伺いますと、「田植え機やコンバインの簡易な自動運転は、少しずつ始まっている。」とのこと。

 今の子供たちが大人になる頃には、公共交通機関の自動運転が日常化されていると思われます。安全性の向上が最優先され、利便性の高い乗り物になっていることを願うばかりです。私は、最近自家用車を運転していても、交通事故のリスクばかり気になるようになったのは、歳のせいでしょうか。

みんながわくわくする学校を「自分から」