中庭

学校日記 school diary

第220号 生徒会活動

公開日
2022/02/15
更新日
2022/02/15

校長室より

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今日の給食の時間、生徒会の給食委員会が資料を各教室の電子黒板に配信しながら、放送を行っていました
この後、何回か続くシリーズの第1弾です
本日のテーマは「給食を残さずに配るコツ」でした
黙食の続く教室では、生徒会員が静かに放送に注目していました
生徒自身の手でよりよい学校生活を目指す生徒会活動は、生徒の未来につながる大切な学びの活動です

※ここから先は、いつにも増して長く重い文章となります

学校教育において、我々教職員が絶えず意識しているものは「学習指導要領」です
「学習指導要領」とは、全国どこの学校でも一定の水準が保てるよう、文部科学省が定めている教育課程(カリキュラム)の基準です(※およそ10年に1度の改訂)
学校で使用する教科書や時間割は、これを基に作られています
中学校学習指導要領は、総則編、国語編、社会編、数学編、理科編、音楽編、美術編、保健体育編、技術・家庭編、外国語編、特別な教科 道徳編、総合的な学習の時間編、そして特別活動編の13種類
教育課程全般にわたる配慮事項や授業時数の取扱いなどを「総則」で定めるとともに、各教科等のそれぞれについて、目標、内容、内容の取扱いを大まかに規定しています

生徒会活動は、この中の特別活動のひとつです
その目標は次の通り
「異年齢の生徒同士で協力し、学校生活の充実と向上を図るための諸問題の解決に向けて、計画を立て役割を分担し、協力して運営することに自主的、実践的に取り組むことを通して、第1の目標に掲げる資質・能力を育成することを目指す」
第1の目標に掲げる資質・能力とは次の3点を指します
(1)多様な他者と協働する様々な集団活動の意義や活動を行う上で必要となることについて理解し、行動の仕方を身に付けるようにする
(2)集団や自己の生活、人間関係の課題を見いだし、解決するために話し合い、合意形成を図ったり、意思決定したりすることができるようにする
(3)自主的、実践的な集団活動を通して身に付けたことを生かして、集団や社会における生活及び人間関係をよりよく形成するとともに、人間としての生き方についての考えを深め、自己実現を図ろうとする態度を養う

上の3点をより簡潔に表現すれば、観点の3点です
(1)「何を知っているか、何ができるか」(知識及び技能)
(2)「知っていること、できることをどう使うか」(思考力、判断力、表現力等)
(3)「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか」(学びに向かう力、人間性等)

生徒自身の手で、よりよい学校をつくりあげる
その活動の中で付ける力です

小さい頃、アニメーション「ピーナッツ」で、主人公のチャーリー・ブラウンたちが子どもだけで様々な課題をクリアしていく場面を見て、同じ小学生ながらすごいなと思った記憶があります
そのことと比較することではないですが、出町中学校生徒会は執行部を中心として、自分たちの力でよりよい出町中学校をつくる伝統を引き継いでいると感じています
やや自画自賛ですが、これらはすべて卒業生や本校の歴代指導者が大切にしてきた、伝統だと思います
ありがたいことです

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