第221号 みんなでつくる
- 公開日
- 2022/02/16
- 更新日
- 2022/02/16
校長室より
今日も出中生は学習に励んでいます
1年○組の社会科の授業で、映像を観ている姿がありました
じっと画面を食い入るように観て、課題に取り組むその表情を見ていると、おとなのわたしも、いろいろとがんばらねばと感じます
「面倒くさいなぁ」「だるいなぁ」等と、成長にとってマイナスの感情がわき上がる時、ふと隣を見て、本気・根気・元気に学習に取り組む同級生がいる環境
「本気・根気・元気でがんばるぞ!!」と、成長にとってプラスの感情がわき上がる時、ふと隣を見ると、ほおづえをついてマイナス・オーラを発散する同級生がいる環境 ※オーラだけでなく、具体的な言動で妨害するのは問題外・・・
最終的には環境のせいにはできないと思うものの、今の自分がいかに幸せな環境にいるのかと噛みしめたことは今まで何度もあります
仲間に恵まれるとか、仲間に救われるとか、表現はいろいろですが、やはり人間は一人ではなく、多くの人の中でつながりながら生きていると感じます
これは決して誰とでも仲良くしようという意味ではありません
自分とは合わない人も世の中にはいます
苦手な人もいます
しかし、どのような人とも距離感をうまくとって生きていくことは大切だと思うのです
学校は社会に出る前に、そのことも学ぶ場だと思っています
授業も、教師だけでつくりあげるものではなく、教師と生徒が一緒になって学びの環境を醸成していくものです
だから、授業の最初と終わりに「お願いします」「ありがとうございました」と言っているとわたしは思っています
これは教室にとどまらず、学校全体に言えます
今、1年生各教室前の廊下掲示版には、「こんな先輩になりたいなぁ」が掲示してあります
「日常の生活」「生徒会活動」「学習面」「部活動」「思いやり」「交流」と、6つの項目について、一人一人の想いが書かれています
1年生は4月からは新入生が入学することで先輩となります
2年生は4月からは最上級生です
出町中学校の環境は、どのように変わるでしょうか?
3年生が残していってくれる、この出町中学校の環境を1、2年生はどのように受け止め、よりよくしていくのでしょうか
本校教職員も、本気・根気・元気で生徒たちを支援していきます
歴史ある出町中学校の校風の中で、成長して行く出中生の姿を見られる楽しみを感じながら