中庭

学校日記 school diary

第219号 アウトプット

公開日
2022/02/14
更新日
2022/02/15

校長室より

今日から第3学年は期末テスト
水曜日まで、中学生活最後の定期テストが続きます
各教室では、本気で根気よく答案に向き合う3年生の姿があります

「ティーチングよりコーチング」
これは、アウトプットの効果の大切さを意味している言葉と認識しています
確かに、教師になって生徒に指導する立場になり、指導のためのアウトプットをたくさんすればするほど、指導内容が自分の中でより定着した感覚があります
しかし、これは生徒の立場ではティーチング・・・
授業の中で生徒に問うて回答させたものを、他の生徒に問い返しながら学級内でつないでいくことで、より学習が深まることを経験しています
また、部活動顧問として、積極的に選手の考えを語らせることで、選手のモチベーションやプレーに対する理解力が高まった感覚があります
これは、コーチングに近いでしょうか

ある意味、テストもアウトプットです
問いに対する自分なりの解答はアウトプットであり、テストを受けることでより学習内容が定着すると言えます
自分のことを振り返ると、確かに中学生の頃の定期テストの「四字熟語「一( )一( )」「( )心( )心」を完成させよ」や、小学生の頃の漢字テストの「「境内」の読み」で間違えた問題は、今では決して間違えません ※一期一会、以心伝心、けいだい
相当、話が小さくなっていますね

テストを受ける身としてはそんなことはどうでもよくて、できるなら避けたいかもしれません
しかし、テストには未来の自分の力を高める効果があることを、意識している場合としていない場合とでは、心持ちも違うのではないでしょうか
テストとまでいかなくても、基本問題や、応用問題に取り組むことも同じです
また、問題に取り組んで、自分は理解したけれど、近くに分からない人がいたとき
その分からない人に分かりやすく教えることは、時間の無駄ではなく、教える側にとっても学習効果があるということです

受検を控える3年生のみなさん
私立高校入試前に話しましたが、入試は団体戦です
学校内で隣にいるのは敵ではなく味方です
そして、最終的には自分との闘いです
学校での教え合いは、団体戦においても、自分自身との闘いにおいても、有効な方法です

本日の最後に、校長室前にも掲示している、竈門炭次郎氏の言葉をここに紹介します

 諦めるな 諦めるな 諦めるな
 喰らいつけ 最後まで
           竈門炭次郎

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