第140号 生命力 元気
- 公開日
- 2021/10/15
- 更新日
- 2021/10/15
校長室より
校長室の前にミニ掲示板を設置しています
「本気で考える」シリーズとして、数学の図形の問題や、教育課程外の難解漢字を出題したり、錯覚や簡単なパズルを紹介したりと、出中生が「おやっ!?」と思ったり、「うーん・・・」と悩んだり、「なるほど!!」と感じたりする瞬間をつくるための掲示をするときがあります
昨日、今日と実施した中間考査に向けて、先週から掲示していたのは「兀兀」です
廊下から、「3.141592・・・」と数字を言う声が聞こえます
「あ、これは言えない」とか、「何、にやにやしとる?!」と、間違えた読み方が頭に浮かんで、友達と会話している声が聞こえます
中には、「ん?パイパイ、か??」と、ストレートにはっきり言っている声も聞こえます
これは中間考査に向けてのメッセージも込めていたのですが気付いた出中生はどれほどいたでしょうか?
正解は「コツコツ」です
このタイミングでこの漢字をチョイスするところが教師っぽいなぁと、やや自省しています
※まあ、わたしは教師なのですが・・・
そして、今週も難解漢字を掲示しています
技術の学習で、前庭で栽培している作物【写真2段目】がぐんぐん大きくなっているので、今後、益々の成長を祈っての出題です
難解漢字の正解は、・・・、大ヒントを書いたので、ここでは書きません
毎日、鉢の植物は少しずつ成長しているので、本来はあまり成長を意識できないと思うのですが、思いの外毎日ぐんぐん成長していて驚いています
強い生命力を感じます
何も言わず、ただひたすら葉を拡げて日光を浴び、ぐんぐん成長する姿に、何だかパワーをもらいます
強い生命力と言えば、道ばたの黄色い花も真っ盛りです【写真3段目】
夢の平スキー場のコスモスも【写真4段目】真っ盛りで、「きれいだなあ」と感じますが、道ばたの黄色い花は何だかそう思えない自分がいます
これは差別・偏見なのでしょうか?
セイダカアワダチソウ
子供の頃には見なかった植物です
わたしが教師に成り立ての頃、教材研究をしている中で、関東や関西で繁殖しているセイダカアワダチソウの記事を読みました
そのときは、セイダカアワダチソウが全く映像として頭に浮かばなかったことを記憶しています
当時は富山ではあまり見られなかったと思うのです
それが今は、どこへ行ってもその姿を見ます
この経緯が、コスモスを見たときの印象との違いを生み出すのかもしれません
侵略されているイメージであり、防衛本能であり、DNAで引き継いできた危機管理対応でしょうか
そんなわたしの思いとは関係なく、体育の授業(ティーボール、サッカー)に取り組む出中生の歓声が、グラウンドから聞こえています
出中生は今日も本気・根気・元気です