中庭

学校日記 school diary

第12号 刺激を受ける

公開日
2021/04/19
更新日
2023/12/15

校長室より

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本日、同窓会長様、副会長様をお迎えし、第74回創校記念式を実施しました。
記念講演は砺波工業株式会社 代表取締役社長 上田信和様をお招きし、全校生徒に「夢をもちましょう」と題して語っていただきました。
新型コロナウイルス感染症感染予防のため、全校生徒が一度に体育館へ入場することはできませんから、1年生はリモートでの参加としました。
体育館でも、教室でも、生徒たちは同窓会長様や、上田様のお話を本気で聴いていました。
出中生の力を感じます。

上田様は、中学生が理解しやすいようにと、プレゼンテーションソフトの資料を準備してくださり、分かりやすい言葉を選んでお話してくださいました。
座右の銘として紹介された「疾風に勁草を知る」について、講演終了後、お礼の言葉を述べた生徒会長が、「その意味の大切さを感じた」と話してくれました。

上田様の講演の中でも紹介いただいたのですが、今、校長室の入り口の掲示板にその言葉を示してあります。

「疾風知勁草」

中国の「後漢書」王覇伝に書かれている言葉です。
一度滅びた漢の国(前漢)を再興し、後漢を築いた16代光武帝を支えた雲台28將と呼ばれる功臣団の序列23番目にいた王覇のお話です。
王覇は若い頃、与えられた役に不満をもって、自分はこんな器ではないと、劉秀(後の光武帝)の軍列に入りたいと願い出て拾われます。王覇は頭角を現し、高官へと出世します。そして河北攻略に従軍するのですが、河北攻略は困難を極め、最後は王覇一人になります。旗揚げ当時に付き従っていた者たちが、次々に離れ去ってしまったのです。劉秀(光武帝)はこのとき、王覇に「わたしに従ってきたものは皆去って行き、今ではおまえ一人になった。よく努めよ。困難の中にこそ、その人間の本質というものが輝くのだ」と言います。このとき使った表現が、「疾風に勁草を知る」だったようです。※やや不勉強であり、不確か情報ですみません。

最後まで苦難を共にしてくれた王覇の助けもあり、劉秀(光武帝)は天下を統一して、後漢王朝を開き、光武帝となります。

志をもって最後まで主君を信じ、支えきる。
「本気」「根気」「元気」にも、通じていませんか?!

この他に、今中学生として何が大切かというお話もあり、大変貴重な時間となりました。上田信和様、誠にありがとうございました。

また、創校記念式を支援していただいている同窓会長様をはじめ、同窓会の皆様、ありがとうございました。

蛇足
講演を終えて、2、3年生の拍手の中、体育館を退場された上田様が1年教室前を通過された際、リモートで参加していた1年生が、教室から感謝の拍手をする姿がとてもうれしかったです。
出中生、さすがです。