学校日記

子供たちのこれからの学びと教職員!?10/26 第265号

公開日
2022/10/26
更新日
2022/10/26

校長室

 子供たちの未来に確実に起こると予想できることが2つあると言われています。一つは、今の小・中・高校生の半数は100歳まで生き、80歳くらいまで働かなければならなくなること。もう一つはAIやロボットなどの発達により人々の仕事が短期間に様変わりすることです。
 高齢化が進めば、社会保障費が増大します。高齢者も働かなければならず、「働ける人は死ぬまで働くことが社会の風潮となってきます。現在の半分以上の職業がAIやロボットに代替えされ、人々は新たに誕生する職業に就くことになります。そのためには、生涯学び続け、新たな 職に挑戦し続けなければなりません。こうした事態を想定して学校改革が進められています。
 私事ですが、民間企業に勤める長男とたまに話すことがあります。「終身雇用の時代は、終わった。今の会社で実績を積み、顧客のネットワークを構築したら他社からヘッドハンティングしてもらうのが主流だよ。同期採用の半数以上は、他社へ移ったよ。」と話してくれます。数日前の野球協会の会合では、「スポーツ少年団や中学生の部活動の在り方は目まぐるしく変わっていますよ。鈴木先生、10年前と同じことを求めたら笑われますよ。」と同じ協会員に言われました。協会員として中学生の野球の大会や野球教室を世話しているので、そのように言われたのだと思います。
 目まぐるしく変化するこれからの時代を生き抜く子供たちには、文科省は次の取組を求めています。知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体的態度を育成するため、個別最適な学びと協働的な学びを一体的に充実させ、主体的・対話的で深い学びを実現する授業改善に取り組むことです。
 簡単に言うと「講義型授業」から「探究主体の授業」の変換を求められているわけです。本校教職員も、微力ながら互見授業を計画的に位置付けて研修を積み重ねています。研修したら、そこで習ったことをチャレンジしたくなります。そしたら、教師自身が明日の授業が楽しみになります。教師自身が授業を楽しむことができたら、子供たちの学習意欲の向上に直結すると思います。近年、若い先生が増えてきました。授業のノウハウの蓄積は、ベテランにかなわないと思いますが、目まぐるしい変化に対する適応力は、間違いなく勝っています。(私は毎日のように若手教員からスマホとパソコン操作を教わっています。・・)教職員がもっと授業を楽しんでもらいたいなと心の中で思いながら、日々授業観察をしています。