学校日記

いきなり泳ぎを教えず水に対する恐怖心を取り除く!?  7月8日 第220号

公開日
2022/07/08
更新日
2022/07/08

校長室

 JSSスイミングスクールとなみから指導者2名を招聘し、1年生の水泳教室を実施しました。子供たちは、水遊びの経験はあるかも知れませんが、プールでの水泳となると初心者です。当然ながら水泳について何も知りません。そんな子供たちに水泳を指導するのは、中々難しいことが予想されます。そこでJSSのスタッフがどのような教え方をされるのか注目して見ていました。
 長い時間をかけて、顔を水につける練習を指示されました。「水が怖く感じるのは、鼻に水が入った時です。水面に顔を付けていて顔を上げたときに、ぱっーと口から息を吐いてください。そしたら、鼻から水が入ることはありませんから、怖いことは絶対ありません。」と言われて、口から息を吐く練習もされました。
 次に手を繋いで歩かせる、水の掛け合いなど簡単な、それでいて水にしっかり触れる遊びをさせておられました。
 プールから上がって来た子供たちに感想を尋ねると、「気持ちよかったし、楽しかった!」と口々に答えてくれました。スタッフの「いきなり泳ぎを教えず水に対する恐怖心を取り除く」という狙いは、十分達成されたのではないでしょうか。
 私は、小学校時代プールでの水泳で、鼻や耳から水が入ったり帰宅後の昼寝でしばしば風邪を引いたりしたので、水泳をだんだん敬遠していった記憶があります。また、大学まで続けた野球も指導者に技術を教わった経験があまりありません。指導者が子供の実態に応じて正しく教えることの大切さを噛みしめた一瞬でもありました。

みんながわくわくする学校を「自分から」