児童代表の提案!? 6月17日 第205号
- 公開日
- 2022/06/17
- 更新日
- 2022/06/17
校長室
現在6年生の国語で「具体的な事実や考えをもとに、提案する文章を書こう」の課題に取り組んでいます。この課題が出来上がった4人のグループが校長室にやって来ました。「僕たちのグループは、廊下の右側通行を徹底するために廊下のセンターにテープを貼りたいのですが、これを許可してもらえるか聞きに来ました。」ということでした。国語の授業で学んだことを実生活で実践してみたいという子供たちの企画だと担任の先生から事前に聞いていました。そこで、さらに子供たちに尋ねてみました。「君たちは、どうして右側通行が必要だと思うのですか?」「今まで、それが守られなくてひやっとする場面がよく見られました。事故が起こる前に対策が必要だと思いました。」「どうして右側なの?左側だとダメなの?」「道路だと歩行者が右側通行になっているので同じ方が覚えやすいからです。」
「ところで、来年皆さんは中学生ですが?校則ってあった方がいいの?」「身だしなみの細かいきまりはどうかと思いますが、制服着用なんかはあった方が・・内容によりますね。」「そうですよね。あまり細かく決められ過ぎるのも嫌ですよね。1番いいのは、なくても児童生徒の自覚で守られているのが校長先生は理想だと思います。それと同じでセンターラインテープがなくても右側通行が守られるのが理想ですよね。ということは、このテープは一時的な注意喚起ということでいいですか。そしたらどうだろう?このテープをどのエリアにどれだけの期間貼っておくのが良いか検討してから実行してみたら?」と話しました。子供たち生き生きとした表情で校長室を後にしようとした瞬間、男の子が「あと一ついいですか?右側通行出来ていないクラスを調べて放送したいのですが、いいですか。」と質問してきました。「うーん。放送の呼びかけは悪い事ではないと思うんだけど、出来ていないクラスではなく、出来ているクラスを放送したら?」と返すと、「はーい!」と元気よく去っていきました。
自分たちの生活を自分たちで改善するために発案し、実行する活動はとても大切だと思います。そして自分たちで決めたことにしっかり責任を負うことも学んでくれたらという願いで活動を見守っていきたいと思います。