学校日記

救命救急講習会! 6月7日  第198号

公開日
2022/06/07
更新日
2022/06/07

校長室

6月6日、砺波消防署より講師を招聘して教職員を対象に救命救急講習会を開催しました。交通事故や水の事故等の増加が予想される中で、万が一救命救急の必要な患者に遭遇した時の知識を身に付けることを目的としています。
私は、数年前の2月にこんな経験をしたことがあります。市内の学校に教頭として勤務していた時です。昼過ぎにばっーんという音の発生と同時に学校内が停電しました。「どうしたんだろう?」と言っていたら、事務主任が「今、電気保安協会作業員さんがキュービクル(高圧電源装置)点検中です。」と返答してくれました。真っ先に2階ベランダにあるキュービクルを見に行きました。そうすると、高圧電流に感電した作業員さんが雪の上に倒れておられました。すぐに作業員さんを抱きかかえ廊下に運んで寝させ、数名の職員と共に、人工呼吸、心臓マッサージ、AED、消防署通報を行いました。消防署員が到着され署員に引き渡すまでの約8分間心肺停止の患者さんのために職員が懸命に頑張ってくれました。ドクターヘリで総合病院に搬送された患者さんは、幸運にもその日のうちに意識を回復されました。
そのとき私が思ったことは、、毎年救命救急講習を受けていても、いざという時に動揺してやり方を思い出せないこと。数名の同僚がてくれたからこそ、断片的な知識をつなぐことが出来たこと。これが人の殆どいない勤務時間外や休日だったらどうなるだろうか。ということです。その前の記憶は、未だに鮮明で毎年の救命救急講習会は必ず参加するようにしています。

みんながわくわくする学校を「自分から」