残念! スキー教室中止 1/12 501号
- 公開日
- 2024/01/12
- 更新日
- 2024/01/12
校長室
1月17日(水)予定のスキー教室は中止を決定させていただきました。夢の平スキー場は、昨日の積雪が10cmしかなく、営業停止が続いているからです。県内を襲った12月22日の大雪でさえ、当スキー場が営業できたのが2日間だけでした。2年連続の中止となったスキー教室ですが、この教室に向けていろいろと準備されていたご家庭の皆さんには本当に申し訳なく思っています。
夢の平スキー場は、富山県砺波市東郊の栴檀山(せんだんやま)地区にあるスキー場です。標高は310m〜515mで、富山県内のスキー場では最も低いです。1960年に砺波市スキー連盟が五谷放牧場(20ha)に市営スキー場の設置を陳情し、1961年1月14日に牧場を冬季間スキー場『五谷スキー場』として開放し、1964年8月に『夢の平スキー場』として正式にオープン。1965年には砺波観光開発(株)が発足し、当時は企業経営で県内三番目に出来たスキー場です。同年12月11日にはスキーリフト(530m)が完成しました。
その後、1978年に砺波観光開発は赤字となったスキー場を市へ移管することを打診したものの、1979年に3,000万円の借金を理由に休業しました。このため、1980年に現在の運営(砺波市五谷観光企業組合)により継続されているそうです。
3年前、砺波市教育センターに勤務していた時に、砺波市内小中学校のスキー教室の行事を継続した方がよいのか廃止した方がよいのか校長会で議論していただいたことがあります。各学校の校長先生方から賛否が出ました。その時に、事務局の立場だった私は、スキー連盟の役員の皆さんのご意向を伺う機会を得ました。(高校の同級生2名も連盟の役員でジュニア育成指導に尽力)
同級生ということもあったのでしょう。本音を言ってくれました。「なあー鈴木。小学校からスキー教室がなくなったらどうなると思う?スキーを全く経験しない若者が都会に出て『富山出身なのにスキーやったことない!』ということになってしまうと思わないか。俺はどうしてもそれを避けたいと思っとるんや。どう思う?」この同級生の言葉が頭から離れません。
南砺市福光居住の私は、息子たちを幼少期からイオックスアローザスキー場(現在上部可)やたいらスキー場(現在全面可)へ連れていきました。現在も、年1回成人した息子たちを長野県志賀高原へ連れていき、スキーを一緒に楽しんでいます。スキー愛好家としては、悩ましい問題です。今後関係各位の皆さんや教職員とスキー教室の在り方について協議出来たらと思っています。