学校日記

楽しみな来春の選抜高校野球 12/12 490号

公開日
2023/12/12
更新日
2023/12/12

校長室

 日本高野連は8日、第96回選抜高校野球大会の21世紀枠候補として、北信越の富山北部に加え別海(北海道)、仙台一(東北)、水戸一(関東・東京)、帝京大可児(東海)、田辺(近畿)、岡山城東(中国)、大洲(四国)、鶴丸(九州)の計9校の発表を行いました。来年1月26日の選考委員会で、前回大会から1減となる2校が東西の区分を設けずに選ばれます。一般選考は、神宮大会枠1校を含めた一般選考は30校。 21世紀枠は、練習環境などのハンディ克服や、地域貢献といった戦力以外の要素を加味し、全国9地区から1校ずつが候補校として推薦されます。

 富山北部は統合した水橋との連合チームで2020年に同候補に挙がって以来、3年ぶりとなる北信越地区の21世紀枠推薦を受けました。富山北部は今年の県大会で夏、秋と準優勝。秋の北信越大会では、1回戦で東京都市塩尻に(長野2位)に延長10回タイブレークの末7-10で敗れたものの、粘り強さを示しました。

 順当にいきますと、北信越地区から優勝の星稜(明治神宮大会優勝)と準優勝の敦賀気比、3位の日本航空石川か北陸のどちらか、21世紀枠で富山北部が選抜されるかどうかということになります。

 昭和42年から平成17年までの39年間「星稜高校野球部」を監督として率いた山下智茂氏は甲子園球場で数々の名勝負を繰り広げてこられました。昨晩のNHKのラジオのトーク番組で「甲子園は、子供たちは大きく成長させる場である。何度出場しても楽しみ。」と力説しておられました。

 教育者、育成者としても一流と評される山下氏は、「野球が教育というフィールドからはみ出てはいけない」という強い信念をお持ちで、県外からエリートを集める「野球留学」に対しても否定的でありました。また、学業が疎かな生徒に対しては、「練習への参加を禁ずる」など、常に厳しさを持って野球と生徒に接しておられました。
人間力を尊重する教育者であり、読書家でもあった山下監督の数ある名言のうち、私が最も好きな「心が変われば」をご紹介します。

心が変われば、行動が変わる
行動が変われば、習慣が変わる
習慣が変われば、人格が変わる
人格が変われば、運命が変わる

 読者の皆さんも来月26日を楽しみにしていただければと思います。またまた、野球の話題で申し訳ありません。

みんながわくわくする学校を「自分から」