学校日記

Anointed mass choir クリスマスコンサート in 北陸 12/11 489号

公開日
2023/12/11
更新日
2023/12/11

校長室

 昨晩、義姉がアノインティッド・マス・クワイアの北陸コンサートに出演するということだったので、応援のため家族で石川県立音楽堂へ行って来ました。これは、一人でも多くの人に音楽の本当の楽しさを伝えたいと結成された団体のようです。宗教、職業に関係なく一人一人のメッセージを心のハーモニーで表現する全国規模のマス・クワイア。東京、横浜、大阪、名古屋、北陸、浜松、高知にグループを持ち、総勢約700人。楽譜にとらわれない自由で豊かな歌の表現は、プロのミュージシャンからも高い評価を受けておられます。心の免疫力を上げるワークショップや学校コンサートに力を入れておられ、全国160校を超える学校に歌声を届けておられます。

 私のことをご存じの方は、合唱のコンサートは似合わないと思われたかもしれませんが、昨晩感動したことが2つありました。

 1つ目は、初めて行った石川県立音楽堂コンサートホールです。中央にパイプオルガンが設置されており、ホールの幅や奥行きはそれ程でもないのですが、高さのスケールが桁違いです。3階席で聴いていた私は、ビルの7階から聴いていたような感じでした。歌声が縦に響き渡る空間を感じました。

 もう1つは、ゲストとして招聘された北海道出身のシンガーソングライター半崎美子さんの歌声の素晴らしさです。大学在学中に音楽に目覚め、中退し上京。パン屋さんに住み込みで働きながら曲を書き続け、一度も事務所やレーベルに所属することなく個人で全国のショッピングモールを回り、歌を届けておられました。出会った人々の人生に触れ、涙に触れて生まれた歌は数々のメディアに取り上げられ、「ショッピングモールの歌姫」と話題になられました。

 NHKみんなのうた「お弁当ばこのうた〜あなたへのお手紙〜」や「サクラ〜卒業できなかった君へ〜」を収録した「うた弁」がロングヒット。2017年11月、第50回日本有線大賞新人賞を初受賞。小学校音楽の5年生の音楽の教科書に「地球へ」の掲載が決定されたそうです。この「地球へ」の歌詞の意味を紹介された後に歌声を生で聴かせていただいた時は、一瞬目頭が熱くなるのを感じました。

 子供たちにも音楽の本当の楽しさを体感して欲しいと感じた一時でもありました。

みんながわくわくする学校を「自分から」