田中 翔 新監督に期待! 5/2 371号
- 公開日
- 2023/05/02
- 更新日
- 2023/05/02
校長室
今日も野球の話題で申し訳ありません。今シーズンから伏木海陸運送硬式野球部監督を務めることになった田中 翔(32)氏の知らせが飛び込んできました。砺波東部小学校2年生の時に野球を始め、捕手として庄西中学校、高岡商業高校、高岡法科大学、伏木海陸運送で活躍しました。 高校、大学、社会人野球では主将としてチームを牽引しました。昨年は、監督兼選手を経験し、今シーズンから監督一本に専念するようです。
彼との中学野球時代は、忘れません。当時、彼の学年は荒れていました。授業をエスケープしたりピアスをつけたり等。彼の特に親しかったチームメイトも荒れた一人でした。苦手な勉強はしたくない。しかし、好きな野球は県のトップを取りたい。そんな雰囲気の中、当時監督だった私は、勉強の前に野球の練習に励んで自信をつけさせようと考えました。土日の1日練習。毎週土日の練習試合。午後は練習試合で見出された課題練習。(今では、許されませんね。)相手チームに練習試合を快く引き受けてもらうために、挨拶・最大発声・グラウンドでの全力疾走・グラウンドや用具の手入れ・履物を揃えることを徹底しました。
そんな監督の思いをしっかり受け止め、チームメイトに少しずつ浸透させてくれたのが彼でした。朝練習のティバッティングは、練習場に朝一番に来て黙々とバットを振り続けていました。また、日々キャッチャーミットに油をつけて手入れする姿、試合中素手でホームベース付近を手でならす姿等チームメイトの模範となる努力を続けていました。鬼監督?と練習を怠けたい選手との間を取り持つのは大変だったと思います。
中学校時代は、バッティングに多少難があったのですが、高校時代は高岡商業高校の4番打者として甲子園に出場しました。そして、大学時代は北陸大学硬式野球1部リーグの首位打者を何回か取っています。自身でバッティングを相当研究して、練習に励んだことが予測されます。たくさんの野球選手とグラウンドで汗を共に流してきましたが、「好きこそ、ものの上手なれ」の言葉がぴったり当てはまるNo.1の選手だと思います。今後は、自分が歩んできた野球経験を自チームの選手たちに伝え、伏木海陸運送野球部の黄金期を取り戻して欲しいとエールを送ります。故郷砺波の野球関係者も同じ思いでないかと察します。