中庭

学校日記 school diary

朝から雨 no.941

公開日
2025/02/26
更新日
2025/02/26

校長室より

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本日は朝から雨

雨の影響で、先週までの雪がその様相を変えています


ちょうど、今は二十四節気の「雨水(うすい)」

天から降ってくるものが、雪から雨へ変わる頃です

積もった雪や氷がゆっくりと融け始め、その水が耕作地を潤す頃となりますから、昔から「雨水」は農耕の準備を始める目安とされてきました

昔の人の自然と生きるための知恵は、とても素晴らしいと感じます

今年は2月18日が「雨水」であり、この日から「啓蟄(けいちつ)」の前日にあたる3月4日までが「雨水」の期間です

「雨水」の前は春の始まりとされている「立春」

「雨水」の後は冬ごもりしていた動物たちが土の中から這い出てくる「啓蟄」

暦通りに、季節は確実に進んでいます

春の兆しがだんだんと実感できています


また、より細かく季節を分けた七十二候では、今は次候である「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」の期間です

霞始靆とは、霧やもやのために遠くの山や景色がほのかに現れては消えるなど、趣ある風景になる頃のことを指します

春に出る霧を霞(かすみ)、夜の霞は朧(おぼろ)と呼ばれますが、昔の人は、この春霞のことを、春を司る神様である佐保姫(さおひめ)がまとう衣の裾に例えたそうです

なんとも趣のある、日本人らしい感性だと思います


「雨水」の期間は、冬と春を交互に行き交いながら、徐々に季節が春に近付き、一時的にやってくる強い冬型の気圧配置は長く続かず、周期的に低気圧が日本列島を通過していきます

そんなときは、気温上昇と共に本降りの雨となることがあります

雪が降る日もありますが、この時期は雨情報にも留意が必要です

「三寒四温」とはうまく表現した言葉で、寒暖差が大きくなりますから、健康に留意しつつ本格的な春の訪れを待つこととなります

急な変化に人間の心身は弱いですから



来週は県立学校の一般入試があります

これも、春の訪れを迎える出来事のひとつでしょう

昨日出願が締め切られ、各校の倍率が発表されました

進路決定に向けて、出中生はがんばります

当日に自分のもてる力を出し切ることができるように、体調管理に留意しましょう