中庭

学校日記 school diary

応援 no.789

公開日
2024/06/28
更新日
2024/06/28

校長室より

本日は富山県中学校総合選手権大会、富山県民体育大会に出場する出中生に対する壮行会があります
残念ながら私は出張の為、出席できませんが・・・

人は誰かに応援されることで、より力を発揮することができる気がしています
このことについて、過去の記事に書いたこともありますが、紹介した内容以外にもこのことに関する研究は多くなされています(校長室より「応援されることno.553」

そのひとつに、日本テレビ系「所さんの目がテン!」で2010年2月27日に放映された「がんばれは逆効果!?『応援』」はいつも以上に興味深い内容でした

ちなみに「所さんの目がテン!」は、県内では北日本放送で1989年10月1日開始当初は日曜6:00-6:30、その後、土曜9:30-10:00、また2009年4月からは日曜7:30-8:00、2013年4月から日曜12:55-13:25、2013年7月末からは日曜17:00-17:30、2016年10月からは日曜13:00-13:30、そして、2020年4月から月曜10:25-10:55と推移し、今年3月25日を以て打ち切りとなっています
個人的に興味深い番組だったのですが、富山県の地上波では観られなくなりました・・・

話しは戻し、放映された「応援」について、引用します
詳細は以下のアドレスから確認することができますのでリンクを貼っておきます
 →リンク「所さんの目がテン!」
 →リンク「目がテン ライブラリー」

第1023回「頑張れは逆効果!? 『応援』」2010年2月27日
検証1  応援は本当に効果があるのか? 野球編
・上智大学応援団と、いつも彼らに応援されている野球部員の協力での実験「応援の有る無しで3人の選手がバッティングセンターの上級者モードで20球中、何球バットに当てられるかの比較」
・結果は、3人の平均は「応援なしで15・7球」、「盛大な応援を受けた場合、空振り続出で平均11・7球」
・全員応援無しのほうが好成績だった

検証2 応援は本当に効果があるのか? 長距離走編
・種目を変え、長距離走で実験「大学の陸上選手1人と、2人の普段全く運動しない男性にルームランナーで、10分間スピードを自由に変えて限界まで、長い距離を走る比較」
・10分後、陸上選手以外は2キロを超えず、運動嫌いの2人はバテバテの状態
・ここからが実験本番で、「もう1本走ることとし、3人の前に大応援団が登場し、今度は女性応援団の黄色い声援を受けながら再び挑戦!」
・結果は、「全員の記録が大幅にアップ」

スポーツ心理学の専門家によれば、応援は、マラソンや水泳など、体力と精神力の持続が勝負のエネルギー系の種目には効果があるが、野球やゴルフなど、ここぞの場面で集中力を要するスキル系の種目には逆効果になってしまうことがある、とのこと
ただし、スキル系種目でも、バッターボックスに入る前など、重要な場面以外では、選手の気分が盛り上がり、効果があるそう

検証3 「ガンバレ」の効果は?
街行く人に、応援する時に何と声をかけるのか尋ねると、全員が「ガンバレ!」回答
しかし、最近では励ましではなく、褒める応援というのが注目を集めているそう
ここでは省略しますが、とある実験で、「かっこいい〜」の声かけで、記録がよくなったという結果が出ます
これは当時のスポーツ心理学における最先端の研究結果だそうで、すでに極限状態でがんばっている選手に「ガンバレ!」と励ますと、「もう頑張ってるよ!」と感じてストレスが生じ、逆効果になってしまうそうです
一方、「かっこいい!」や「ナイスプレー!」と褒める応援なら、選手は安心して前向きに競技に挑めるようになり、良い結果につながりやすいのだそうです

この他、「人はなぜ応援するのか?」も取り上げられていました
選手やチームに感情移入をすることで、自分のことのように応援したくなり、その結果、試合に引き込まれてより楽しむことができると結論付けていましたが、出中生を応援するということは、毎日を共に過ごす身近な人を応援することですから、感情も入るというものです

今なら大会まで時間がありますから、言ってもいいですよね
「がんばれ!出町中学校!!」
「がんばれ!出町中学生!!」

本日の壮行会に出席は叶いませんが、出中生にとってよりよい結果になることを祈り続けています

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