中庭

学校日記 school diary

令和6年・2024年 スタート no.671

公開日
2024/01/04
更新日
2024/01/10

校長室より

令和6年、2024年がスタートしました
元日から能登半島で大きな地震があり、砺波市でも震度5弱の揺れ
そして、その災害派遣に関連した羽田空港での事故・・・
亡くなられたり、けがをされたり、避難所生活を続けておられるすべてのみなさんのことを想いつつ、自分は出中生やその家族、教職員やその家族について特に被害報告がなかったことを幸せに感じます
上の写真のように、1階の図書室の本は1冊も棚から落ちませんでした
3年生は受験前に触っておくとよいかもしれません
今回の地震で、3階の調理室では食器が落ちる等、校舎内外で若干の変化がありましたが・・・

新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、平常生活になりつつあった令和5年度
ちょうど、令和6年を迎えるこの時期に、このような状況になろうとはだれが予想できたでしょう
能登地方はもちろんですが、県内でも氷見市、高岡市で大きな被害があり、小中学校が避難所となって3連泊した知り合いがいます
多くの方が相当大変な想いをされています

今、私たちは多様化した世界、何が起こるか想像もできない世界、そしてこれが正解だと、言えない時代を生きています
こうした時代を生き抜くために、大切なことは何でしょう
そのひとつは、何かを決めてとにかく動いてみることだと思います
具体的に何をすればよいか、誰も何も分からないときは、正確な情報を基に正しく理解することから始めます
そして、目指すところへたどり着く方法はひとつではありません
まずは、自分たちでできることをやってみます
やって出た結果を活かしてまたチャレンジを重ね、その繰り返しで組織は強く機能していきます
1人ではできないことも、できるようになります
わたしはそう信じています

正解がわからないときこそ、校長としてのわたし自身が意思決定をして、行動しなければならないとも思っています
しかし、何でもかんでもむやみに動けばいいというものではありません
そこで改めて意識したいことが3つがあります

ひとつめは出町中学校の「校訓及び目指す生徒像」です
本校教育は何のために存在するのか?
生徒一人一人の未来の幸せのためであり、それは我が国をはじめ、人類の幸せにつながることが理想です
自分以外の誰かを思い、その人のために活動し、そして、共に幸せになる
「自他共栄」です
そして、その基盤となるのは「天資養活」です

ふたつめは、「本年度の重点」です
全教職員だけでなく、生徒もこのことを意識し、一丸となって1年間突き進みます

そしてみっつめは「学校運営の方針」です
目指す方向性をみんなで共有します

本校教職員、出中生には、常に、この3つを意識しながら、教育活動に主体的に参画してほしいと思っています。
そのことで砺波市立出町中学校が一つの生命体のように大きく成長できると信じます

令和6年度のスタートが令和5年度まとめの学期となる3学期のスタートと同時期ということに意味を感じると共に、元日の令和6年能登半島地震の発生についても様々なことを感じ、考えさせられています

今年度残り3か月をよりよい形で終え、令和6年度に突入したいと思います
そのために、多くの人の力が必要であり、その力を貸していただきたい旨をお願いし、令和6年度最初の校長室よりとします

最後に、改めて令和6年能登半島地震、羽田空港の事故で、犠牲になられた方のご冥福をお祈りすると共に、被災された方々、捜索・復旧にあたっておられる方々、関係するすべてのみなさんへのお見舞い、感謝を届けつつ、1日でも早い復興を願います

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