準備はススム no.621
- 公開日
- 2023/10/18
- 更新日
- 2023/10/18
校長室より
10月20日(金)、21日(土)に開催する「出町中学校 和鍾文化祭」
日常の学習活動を継続しつつ、全校体制での開催準備が進んでいます
今朝、多くの出中生がいつもより早めに登校していました
部活動の顧問をしていた頃、各種コンクール・コンテスト・大会等で、地区や県、そしてブロックを抜けて全国レベルの大会に出場となったとき、本番が近付くにつれてわたしの心の中に増す想いがありました
それは、「準備に時間をかけ、本番は一瞬」ということです
はかなさと言うか、なんと言うか・・・
その一瞬に、数日、いや数年をかけているのです
先日のCHIKOさんの講演会で、「この一瞬の為に、気の遠くなるような時間をかける」と話された場面がありました
わたしのかつての増す想いとリンクし、とても共感した部分です
校内を歩いた時、1日1日と準備が進む様子が目に見えるようになり、一層それらのことが頭の中を駆け巡ります
積み重なった時間・準備がものごとをつくり上げていく感じ
合唱練習で使用している多目的スペースにテープでステージ上の台のサイズが示されています
これは、誰かが準備したからです
何事もなくできることは、その裏に必ず誰かのおかげ様があります
さて、和鍾文化祭
目に見える準備、目には見えない準備、それらが本番に向けて積み重なって、その一瞬を迎えます
これらの準備には多くの人の想い・力・時間等がかけられています
その過程を見れば見るほど、本気・根気・元気なみんなの姿にいろいろ教えられます
※先日、校区の小学校の学習発表会へお邪魔する機会がありましたが、未来の出中生の躍動する姿は、これまでの準備の様子も想像され、涙が出そうになりました
これはその過程を想像しやすい同業者としての職業病ですね
特に、1、2年生の児童のまっすぐ取り組む姿には完全にやられました
一歩、一歩
これを実感を伴って体験することは、大切な学びのひとつです
きっと、そのときは一瞬ですが、そこから学んだことは一生ものかなと思います