中庭

学校日記 school diary

中秋の名月 no.609

公開日
2023/09/29
更新日
2023/09/29

校長室より

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先日から、図書室前には月に関する図書がディスプレイされています
授業や諸活動、行事などで教職員が出中生のこころに火をつけるような工夫を凝らしていますが、このような環境づくりで出中生の読書への興味を引くように学校司書が工夫していることもありがたく思います

今夜は「中秋の名月」
太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことです
平安時代に中国から伝わったとされており、日本では農業と結び付き、「芋名月(いもめいげつ)」と呼ばれることがあります
サトイモやサツマイモの収穫時期だからだそうです

今年の中秋の名月は満月と同じ日ですが、中秋の名月が満月とは限りません
例えば、来年は、中秋の名月が9月17日で、満月は9月18日です
中秋の名月は太陰太陽暦の日付(新月からの日数)で決まりますが、満月は、太陽、地球、月の位置関係で決まることや、月の公転軌道が楕円形であり、新月から満月までにかかる日数が13.9日から15.6日と大きく変化することがその理由です

日本語には自然に関わる表現がたくさんあります
「穴まどひ」もそのひとつです
秋分を過ぎても、穴に入らないヘビを意味します
季節外れに這うヘビに出会った人の、「そろそろ寒いが、大丈夫か?」と心配するこころが伝わって、結構好きな季語です
「秋の蛇」という言葉もあります
やはりヘビの冬越しを思いやるこころを感じられる言葉です

今は二十四節気「秋分」の次候にあたる、七十二侯「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」
春分前の「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」と対になっています
十二侯の春と秋に登場する「蟄虫(冬ごもりする虫)」は、虫だけでなく、本来はヘビなどのハチュウ類やカエルなどの両生類をさしているそうです

そういえばno.598で紹介した我が家に現れたヤモリの姿を見なくなりました
朝夕がめっきり涼しくなりましたから、ムシカクレテ トヲフサグとなったのでしょうか?

今晩のお天気は晴れ
中秋の名月を観られそうです