目的と目標 no.323
- 公開日
- 2022/07/19
- 更新日
- 2022/07/19
校長室より
県内各地で行われた夏季の県中学校総合選手権大会が昨日終了しました
おかげさまで本校からこの大会に出場している選手の数は多く、応援に行ける会場は限られていましたが、どの会場でも出中生の本気・根気・元気な姿が見られました
勝負事ですから、何が起こるか分かりません
相手のいる競技では尚更自分の思い通りに、ことが進むはずもありません
勝利の神様がいるのであればどちらに微笑むのどうかと、ドキドキしながら奮闘する出中生を見守ります
ギュッと手に力が入り、心の中で「がんばれ!」と応援します
少しでも多くの人にも応援していただこうと、進行状況をホームページに更新します
勝負ですから結果が出ます
その結果は、いろいろです
それは悔しい結果かも知れません
それはうれしい結果かも知れません
それは微妙な結果かも知れません
どちらにしても、その全ては自分自身の未来にとって「よい結果」になり得るとわたしは考えます
それは、部活動で本気・根気・元気にがんばる目的は、決して「優勝」「1番」ではないからです
目標が「富山県一!」「北信越大会出場!」「全国大会出場!」であったとしても。わたしは何の疑問もありません
要は、「目的」と「目標」は違うのです
それを誤解すると、おかしなことになります
出中生の本気・根気・元気な姿を目の当たりにして、各会場では涙が出るほど感動しました
目標が達成できず流れる涙がありました
目標を達成できてあふれる笑顔がありました
どちらにしても、この大会の中で感じたこと、学んだことを未来に活かすことができるのならば、部活動の目的は達成されると思います
何人かの人に言いました
試合の中で『流れ』があって、『行け行け』の時もあれば、『辛抱(しんぼう)』しなくてはならない時もある
しかし、『逃げ』てはあかん
これは、これまで散々悔しい想いや、生徒たちに申し訳ない思いをたくさんさせてきたわたしの経験が言わせます
そしてこれは、勝負事だけでなく、わたしの人生の中でも教訓となっています
終わりに、・・・
大会があるとホームページはその様子や結果でそれ一色になりがちです
優勝や上位大会への出場という、目標を達成できた人が目立ちますが、先にも述べた目標を達成しようとして本気・根気・元気に取り組んだそれぞれのやった事実は確実に残っています
そして、その姿を絶対誰かが見ています
部活動だけではありません
毎日の学校生活の中での本気・根気・元気を大切にしてほしいと願っています
何よりも自分自身のそんな姿を一番見ているのは自分自身です
自分自身をごまかすことはできません
ここぞという時に、自分を信じることができるかどうかは、毎日の自分自身の言動、生き方にかかっています
天資養活 自他共栄