チャレンジ no.301
- 公開日
- 2022/06/15
- 更新日
- 2022/06/16
校長室より
今本校では二人の教育実習生が教育活動を体験中です
今週は実習の後半となり、昨日は道徳科、本日は美術科、社会科の研究授業を行っています
上写真はそのうちのひとつ、第2学年 美術科での様子です
「シンメトリーを生かした美しい形を作り出そう」を課題として、切り絵の特性やシンメトリーの美しさを生かして自分なりの美の形を表現する学習です
教育実習生の美術科指導の誠意を生徒たちが受容している雰囲気の中での授業でした
生徒たちの学習に臨むキラキラした目、生徒同士でよりよいものをつくり出そうと対話する姿等を観て、うれしくなります
教師という仕事はブラックであると広く周知され、その弊害が様々な場面で出ています
確かにブラックな面があり、その面では改革する必要があります
そんな職業ですが、わたしは教師でよかったと思っています
そもそも教師になるとは思っていなかったわたしが今まで教師を続け、今、そのように思えるのは、出会った児童・生徒たちのおかげです
※もちろん出会った教師や保護者、関係者や自分の家族のおかげでもあります
教職員と面談する中で、「子供たちからエネルギーをもらっていることを実感します」という声がありました
このことに強く共感します
よりよく成長しよう、よりよく生きようとする子供たちの姿勢、表情、言動、・・・、その全てが知らず知らずのうちに元気をくれています
中学生は思春期突入世代ですから、そのエネルギーを強烈にぶつけられることもありますし、逆にエネルギーを吸い取られる事態もあります
それらを全てひっくるめても、やはりエネルギーをもらっていると感じます
教師としてこれでよいのか、という想いが消える瞬間はありませんし、自分が教師に向いていると思ったことは、今まで一度もありません
そんなわたしの心を支えてくれている子供たちの、よりよい成長のためにわたしができることを、ただひたすら突き詰める毎日です
教育実習生と同様、毎日がチャレンジです