いつもと違う・・・ no.298
- 公開日
- 2022/06/10
- 更新日
- 2022/06/10
校長室より
校舎内を廻っていると2年生のある学級が全員いつもと違う方向を向いていました
むむむむ?
黒板に対して、出席者全員が左90度の方向を向いています
よく見ると、横並びでペアになっています
いつもと違う・・・
英語の授業中でしたが、いつもの悪いクセで、近くの○○さんにそっと聞いてみました
「なぜ、みんな横を向いているのですか?」
「ペアで学習を進めるためです」と、即答してくれました
なるほど、教室の形から確保できる間隔の状況、タブレット画面を二人で見合いながらの学習形態、画面の見やすさ、横並びによる感染防止など、この形態にはたくさんの工夫を感じました
全体で学ぶ、グループで学ぶ、ふたりで学ぶ、ひとりで学ぶ・・・
その時々の状況に応じて、指導者は生徒たちにとってよりよい学習となるように工夫を凝らし、生徒たちはそれに応えるように、すっと自然な流れでその学習に取り組んでいます
当たり前のようで、なかなかにすばらしいことです
本校での学習経験だけでなく、各小学校で指導いただいた積み重ねが今の学習につながっていることを実感します
そんな出中生の姿は、掲示物の言葉にも表れます
6/2付校長室より(no.292)でも少し紹介しましたが、3年生が1、2年生に送ったメッセージの一部が下の写真です
「仲間と」「全員で」「みんなで」「We」・・・
人はひとりでは生きていけません
社会に出れば相手がどのような人であってもうまくつきあっていく必要があります
時には距離をとる必要のある関係もあります
人間関係の距離の取り方は集団の中で身に付きます
また、集団の力のすごさを感じられるのも、集団の中にいるからです
学校で学ぶことは、教科の学習だけではありません