掲示 no.292
- 公開日
- 2022/06/02
- 更新日
- 2022/06/02
校長室より
人間の脳の特質として、アウトプットすることで脳内の情報がより整理されて定着すると言われています
砺波市内小中学校の教師も、「となみ型スタンダード」として、アウトプットの充実をポイントのひとつとして授業改善に取り組んでいます
授業の中だけでなく、学校生活の中でアウトプットを意識した活動は昔からよく行われています
アウトプットの具体を文字・図・写真等で表し示したものが掲示物です
今は、砺波地区選手権大会や地区写生会などでの日頃の成果のアウトプット本番を控え、その準備に本気で根気よく元気に取り組んでいる同じ出中生同士が、それぞれの立場でその想いを表現して伝え合っています
そこにある一つ一つの想いを読むと、わたしまで心が揺さぶられるのはなぜでしょう・・・
純粋な出中生の想いが、わたしの感情を動かすのでしょう
それに比べてわたしの発する情報(想い)はどうでしょう
校長室前の掲示を、出中生が楽しんでくれている場面を見ることがあります
「あ!新しいものに替わっている!」とか、「ううむ、これはむずかしいなぁ」などと、換気のために開けてある天窓を通して生徒たちの声が聞こえてきます
とてもうれしいのですが、見てくれている掲示物の内容が適切なのかどうか・・・
校長室前の掲示はストレートにわたしの想いを伝える内容ではなく、著名人の言葉であったり、頭をひねる問題であったりします
その裏に潜むわたしの想いは、どのように出中生に(※実は、教職員にも)届いているのでしょうか
発信する情報と共に、日々悩むわたしなのでした
情報発信も難しいです