中庭

学校日記 school diary

第161号 学び

公開日
2021/11/17
更新日
2021/11/17

校長室より

本日、若手教員研修「2年次教員研修会〔授業研究〕」が本校で開催されています(西部管内)
富山県に採用された2年目の教員を対象に、教員としての責務や心構え、教育活動に関する研修を行い、使命感を養うと共に、指導力の向上を図ることをねらいとしています
砺波市はもちろん、小矢部市、南砺市、氷見市から17名の参加です
本校の2年次教諭の授業を参観した後、授業を中心にして教科指導について研究協議を行い、最後に西部教育事務所の指導主事様から指導助言をいただきます
生徒たちは、教師も日々がんばっていることを感じたかな・・・

僭越ながら、はじめに激励の言葉なるものを話させていただいたのですが、研修会参加者の姿を見ていて、昔の自分のことを思い返しました
わたしの2年目は、もう、ひどいものでした
そのため、同窓会等で当時の生徒に謝ることが多いのですが、あるとき当時とても元気だった卒業生に言われたことが、今もとても印象に残っています
「謝らないでほしい 自分たちにしたら、新採も、2年目も、ベテランも関係なく、先生は先生だから」
蛇足ですが、「自分は、先生の授業だけは寝なかった いちいち起こされていじくらしかったからな」とも、言われました
訳も分からず、必死にやっていたことを思い出します

国語教師であり国語教育研究家だった大村 はま 先生は「子供というものは、身の程知らずに伸びたがっている存在だ」と言われました
化学者の大村 智 先生は、地元での理科教師の夢を果たせず、東京で定時制高校の教師になった際、学業に熱心に励む生徒の姿に心を打たれ、今一度自らも学ぶことを選択し、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞されました
「学ぶ者だけが教える資格がある」と言われます
二人の大村先生の言葉から、「身の程知らずに伸びたがっている」のは、決して子供たちだけではなく、学ぶことに教師も生徒も関係ないですし、年齢なども関係ないと思わされます

そのことを再確認させてもらいました

  • 362356.jpg

https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8196306?tm=20240808123208