第103号 天資養活 自他共栄
- 公開日
- 2021/08/20
- 更新日
- 2021/08/20
校長室より
我が校の校訓
「天資養活 自他共栄」
右の写真は、令和2年度卒業生が卒業記念として贈呈して、正面玄関に掲げられているアルミ鋳物製の校訓プレートです
令和2年度卒業生のみなさんは、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた学年でした
2年生のときは約1ヶ月にわたる、3月の突然の休業
3年生に進級した直後、始業式から数日して4月から5月までの、今までに経験のない、長い休業
厳しい状況での中学生生活でした
世界中が新型コロナウイルス感染症感染拡大に伴い混乱している中で、みなさんはとことん前向きに取り組んだと聞いています
みなさんが中心となって取り組んだ生徒会活動で、そのことは顕著に現れます
年間目標「挑戦〜自ら『新しい』を創り出そう〜」の下、「挑戦」を続けられたこともそのひとつでしょう
そして、様々な制限がある中、限られた時間の中で考え抜き、運動会に代わる「出中の挑戦・夏」や、和鐘文化祭に代わる「出中の挑戦・秋」が企画されます
わたしは直接、卒業生のみなさんと出町中学校で過ごすことはありませんでしたが、みなさんが後輩である今の出中生たちに伝えてくれたもので、みなさんを感じることができます
困難な状況にあるときだからこそ、よりすばらしいものが創り出されることがあります
新型コロナウイルス感染症の感染拡大が進行している中で2学期を迎えようとしている今
生徒のみならず教職員も、卒業生が残してくれた校訓プレートから感じるられるものがあるのではないでしょうか
「天資養活」
→天から与えられた我が資質を鍛え養い未来に活かす
「自他共栄」
→互いに信頼し合い助け合うことで、自分も他の人も共に栄えることができる そうした自他共に栄える世の中を作る
どちらも、今の時代にも大切なことを示しています