中庭

学校日記 school diary

第94号 夏季休業中

公開日
2021/08/05
更新日
2021/08/05

校長室より

夏季休業中ですから、日中は普通教室にいつものような出中生の姿はありません。
ただし、校舎内では熱中症対策で換気をしながら空調を効かせた教室で活動している部がいくつかあります。

理科室では情報科学部の生徒が、グループ毎の取組について協議していました。
途中で今までの取組をふり返り、今後の方針を考えています。
現在の各グループの状況を発表し、その内容について質問や意見が出されています。
違う視点の意見は、ずっとそのことに没頭しているものにとってとても参考になります。
また、これからの取組を言葉で表現することで、やっていくことが自分自身にとっても、より具体的で明確になります。

ちょっと大げさですが、これは研究・調査だけでなく、人生にも言えることだと思います。
行けるところまで突き進んで、ニッチモサッチモいかなくなってからその対処法を考えるという人生もありますし、情報科学部がやっていたように、今の取組について自信をもって突き進むためにも、立ち止まってこれまでをふり返り、未来を見据える人生もあります。
どちらかが正しくて、どちらかが間違っているということはありません。
人生は人それぞれですから、いろいろあってよいと思います。
若いうちに、いろいろな考え方ややり方に触れて、それを自分の未来に活かしてもらえればと思っています。
大切なのは、自分で決めることです。

情報科学部の活動の様子はほんの少ししか見ませんでしたが、何だか頼もしく感じました。
何だか理科教師の心が刺激されました。

家庭科室では生活クラフト部がグループ別に製作活動をしていました。
古着を利用した浴衣風洋服、メイド服、部の目標のキルトなど、わいわいと作業しています。
楽しみながら複数で折り合いをつけながらものをつくるという作業を通して、多くのことを学んでいるようです。
こちらも頼もしく感じました。

この他の部活動も、本気・根気・元気で活動に取り組んでいます。
新型コロナウイルス感染症感染予防対策、熱中症対策と、安心・安全に留意しながらの活動です。


教職員も子供たちのように、いつもとは違う夏季休業中の時間を有効に使えているでしょうか。
いつもより自分で使える時間が多いはずですから、普段できないことにチャレンジすることも、普段時間をかけられない家庭のことをすることも可能であり、工夫次第です。
もちろん、心身共に休息を取ることも大切です。
教師としての自己研鑽は、あえて言うまでもありません。
個人的にはこの夏季休業中に、いつも以上に読書します。
出版関係者は昨今教育書が売れないと嘆いているという記事をどこかで読みました。
今の教師はネットで情報を収集し、書籍(教育書)を購入しないと…。
残念ながら、わたしの今の読書対象は教育書ではなく、ノンフィクションものだったり、古典だったりするので、教育書の販売促進には貢献できませんね。
謝ることではないですが、ごめんなさい。

まだ、夏季休業は半分以上あります。
※誤解を招いてはいけないので申し上げますが、夏季休業中は生徒が休みであって、教師は日頃できない研修や諸々の出張、事務処理など、みっちり業務をしております。

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