中庭

学校日記 school diary

第71号 アジサイの花

公開日
2021/06/30
更新日
2021/06/30

校長室より

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本校の玄関付近や校長室には職員の手によって、季節の花がいつも生けられています。
見るたびに、「よいなぁ」と感じます。
歳をとると、旬なものに俄然興味がわくようになりました。
不思議なものです。
今、わたしの周りは、アジサイの花でいっぱいです。

正面玄関にも生けてあるので、何人かの生徒を呼び止め、無理矢理質問攻めを敢行しました。
「この花は何でしょう?」
「この花の、本当の花はどれでしょう?」
と、いう流れを勝手にイメージしていたのですが、予想に反してこれをアジサイだと答えてくれる生徒が少なく、最初の質問で終わるパターンがほとんどでした。※質問攻めは20名ほどでやめました。
自分が小中学生の頃も、蜜の吸えるサルビアとか種を食べられるヒマワリくらいにしか興味がなかったことを思い出しました。
あとは、チューリップ、アサガオ、サクラくらいでしょうか。

アジサイの花。
花と書きましたが、そう見えるものはガクが変化した「装飾花」です。
アジサイの本当の花「真花」は、装飾花をかき分けると見られます。
上写真(2段目左)の赤丸で囲んだ部分です。
上写真(2段目)赤丸の→の順で、左2枚目から「つぼみ」「開花はじめ」「開花」となります。
上写真(3段目)の青丸で囲んだガクの中心のポチッとしたものも花(装飾花)ですが、これは咲いたり咲かなかったりのようです。
真花はおしべとめしべがありますが、装飾花はおしべもめしべも退化している中性花です。

知れば知るほど不思議な花です。
世の中には知らないことがたくさん。
だから、学習するのはおもしろい。

ちなみに、富山県内では射水市がアジサイを市の花木としている(2008年10月1日制定)ことも知りました。
だから、太閤山ランドでアジサイ祭りが開催されているのですね(※ちなみにわたしは射水市民ではありません)。
世の中はいろいろとつながっていますね。