中庭

学校日記 school diary

第56号 本気でものを見る

公開日
2021/06/11
更新日
2021/06/11

校長室より

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https://tonami.schoolweb.ne.jp/1620011/blog_img/8195941?tm=20240808123208

校長室の机の上にガーベラの花が生けられています。
ふと、裏から見ます。
ガクが結構大きく、細かい毛がたくさん生えています。
なぜ?と、疑問がわきます。
花に近付いて見ます。
花粉が花弁に落ちています。
めしべの周りにおしべ、多くの花が集まっています。
同じ花なのに、印象が違い、今まで見えなかったことが見えます。

校長室に日本地図を置いています(※なぜか地図を見ると心が落ち着くのです)。
一般的な地図と東西南北が反対の「逆さ地図」です。
北方領土、北海道から九州、琉球諸島へと続く領土の中で、富山県がちょうど真ん中あたりに位置し、日本の中心に見えます。
長い領土が中国、韓国、北朝鮮などの上を覆っているように見えます。
見慣れた日本の地図なのに、印象が違い、今まで見えなかったことが見えます。


アメリカ合衆国第16代大統領 エイブラハム・リンカーンが言いました。
I don't like that man.(わたしはその人が嫌いだ)
I must get to know him better.((だから)わたしは彼をもっとよく知らねばならない)

見ようとすれば見えてくるものがあります。
身の回りには見ているようで見ていないものが、結構多いです。
思い込みや決めつけではなく本気で根気よく物事や人を見ることは、子供以上におとなに求められていることのように感じます。