中庭

学校日記 school diary

第27号 タブレット貸与

公開日
2021/05/11
更新日
2021/05/11

校長室より

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本日ようやくタブレット貸与式を実施できました。
体育館で学年代表生徒にタブレットを渡し、別の代表生徒がタブレットをどのように使うかについて宣言をしました。
新型コロナウイルス感染症対策のため、学年別の式です。
タブレットは学習をよりよくするための道具であることを話し、利用の目的を間違えなければ、出中生は大丈夫だと伝えました。
また、お願いとして、安全に、大切に、目的をもって使うことも話しました。

式の前に、「そんなことをしていたら、タブレットもらえないぞぉ」と友達と話していた1年生の○○さん、うまく伝わったかな・・・。
このタブレットは、自分のものになるのではなく、貸与、つまりレンタルです。
1年後には、別の誰かが使います。2年後、3年後もです。

若い頃、文部省(現文部科学省)の研修で、2ヶ月間カナダへ行かせてもらったことを思い出しました。
ホームステイをしながら、地元のハイスクールへ通い、毎日驚くことがありました。
その中でも、教科書が大きく分厚かったことはとても印象に残っています。
加えて、その教科書は日本のように無償譲渡ではなく貸与なのです。
つまり、進級すると前年度に誰かが使っていた教科書を使うことになります。
自分の前に誰が使っていたかで当たり外れがあり、落書きだらけの教科書や、一部のページが破れた教科書を使っている生徒がいました。
そのことを尋ねてみると、やはり彼らは不満を漏らしていました。
カナダ人も、日本人も思うことは同じです。
国籍は関係ありません。
同じ人間ですものね。
出町中学校で、タブレットの使用について似たことが起こらないようにと思います。

いつものように、話が脱線しました。

体育館での貸与式の後、生徒たちは教室で担任からのオリエンテーションを受けました。
1 ルール、配布物の確認
2 ID、パスワードの確認
3 タブレットにログインし、動作の確認
4 OSソフト等へのサインインやログイン
5 ソフトの試用
6 バッグへの収納
やってみて初めて分かることがたくさんあります。
それはトラブルも含めてですが、今後の教訓とするのみです。
多くの生徒の表情から、期待が感じられます。

あくまでもタブレットをよりよい学習のための道具としてどのように活用するかが大切です。
この視点を忘れないようにしたいと思います。

本日、保護者の皆様へ「GIGAスクール構想」(砺波市教育委員会、砺波市教育センター)の資料を配布します。
最後に記載のある、タブレットの通信記録やWEBアクセス履歴等を学校で確認することがあることや、タブレットの破損について理由によっては費用を負担いただく場合があることについても、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

今後、タブレットを利用した学習の様子を、ホームページを通してお伝えする予定です。