第18号 進む先
- 公開日
- 2021/04/27
- 更新日
- 2021/04/27
校長室より
階段に1年生の学年目標が掲示されました。
3年生もよく通る階段ですから、この学年目標を先輩として毎日目にしているでしょう。
先輩たちはこれを見て、どのように想うのだろうと想像すると、なんだかわくわくします。
そして、教室前廊下には一人一人考えた学級目標の原案が掲示されています。
それぞれの個性があってとても興味深いです。
同じ学級の人が、どのようなことを考えているのか伝わってくるものです。
本校は出町小学校、砺波北部小学校、砺波南部小学校、鷹栖小学校の4校から生徒が入学し、今の時期はまだお互いのことを知らない人がいます。だから、ああ、あの人はこんなことを考えているのかと、その人を知る機会にもなります。
わたしが中学生になったとき、入学したのは今の出町中学校と同じで4小学校が集まる中学校でした。7学級、307名の同級生。ぎりぎり2学級の小学校を卒業してきたわたしにとって、新しい学級1年1組の中は半数以上が知らない人でした。そのときの不安とか、期待とか、複雑な心境が、昨日のことのように思い出されます。
1年生のみんなも、この時期、いろいろ感じながら新しい中学校生活を送っていることでしょう。その中で、学級目標や学年目標が決定し、この1年間、みんなでめざすものがはっきりすると、少しほっとする気持ちが生まれているのではと想像します。
本気・根気・元気!
応援しますよ、1年生。
あ!当然、2年生、3年生も、そして、教職員も・・・。
上の3枚目の写真は、校長室の机の上に置いてある花です。これが不思議と長持ちしていて、ずっとわたしの心を和ませてくれています。水を替えてくださった○○さんに、「長く咲いてますよねぇ」と声をかけると、「きっと、入れ物がスズだからかもしれませんね」と言われました。確かにそのような話を聞いたある気がします。どのような器に活けるかによって、元気にその命を全うする花、すぐにしおれて花弁を散らす花、いろいろです。
我々人間も、同じかな。