こころ震える no.867
- 公開日
- 2024/10/25
- 更新日
- 2024/10/25
校長室より
+4
今日は砺波市文化会館で合唱コンクールを開催しました
新砺波市誕生20周年記念 和鍾文化祭の1日目
今日も朝から、実行委員会、文化委員が運営の中心のなって進めました
会場設営や司会進行も出中生が行います
唯一登壇する大人がわたしで、最初と終わりにステージに登場するので何とも申し訳ない感じです
最初に登壇してお話ししたのは、平日開催の中、来賓・保護者の皆さんに多数来場いただいたことへの感謝と、特にPTA役員のみなさんには運動会に引き続き協力に支援していただいたことへの感謝の想いです
その後、出中生に、今の気持ちを問いました?
ステージを降り、今回初めての出演となる1年生の○○さんに急遽マイクを向けます
「今はどのような気持ちですか?」
○○さんは、間髪入れず「ワクワクしています」と答えてくれ、会場から拍手がわきます
○○さん、すばらしい!!
わたしはドキドキしていることをみなさんに伝えました
ドキドキには不安や、期待や、いろいろありますが、朝のわたしは、○○さんと同じ、ワクワク寄りの楽しみのドキドキです
続けて、わたしの思う合唱がもつ最大の魅力が、「たくさんの声が重なることで生まれる音色の美しさ」であることや、一人一人の歌声は小さく、そしていろいろですが、たくさん集まり溶け合うことで広がりと深みのある響きが生まれること、そして、歌うみんなが「気持ちをひとつに揃える」ことで、聴く人の心に響くものになることを述べました
楽しい曲ならその楽しさを、悲しい曲ならその悲しいさを、全員が一緒に感じて歌います
そうすることで、出中生のこころと、聴く人たちのこころとが歌声を通して共鳴し合うとき、その響きは多くの人の心を震わせるとわたしは思っています
だから、今日もそんな心震える合唱がこの会場に響き渡ることを楽しみにしていると、出中生に伝えました
加えて、今までの練習の成果を出し切ってほしいとも伝えました
プログラムは、午前中に2年生、1年生の合唱、そして昼から3年生の合唱です
どの学年もそれぞれに今までの中でベストの合唱を披露していたと思います
特に3年生の合唱は圧巻でした
さすが!!の最上級生でした
わたしは心揺さぶられ、正直泣けました
歌声の美しさだけでなく、想いや心が伝わってくる合唱で、どの学級も優劣をつけられない演奏でした
コンクールですから結果は出ます
実は、そのことにも、泣けました
最初に書いたように、合唱コンクールのステージ上に登場するのは出中生だけです
恐縮ながら最初と、終わりにわたしが登場するわけで、結果発表の後、わたしの登場の番となっていました
紹介されステージに立つと、客席にはいろいろな表情をした出中生が座っています
泣き顔、笑い顔、複雑な心境の顔・・・・
泣き顔にしても、うれし泣き、悔し泣き、・・・・
そんな出中生の表情が目に飛び込んできて何を言えましょうか・・・
恥ずかしながら、登場してすぐに言葉に詰まりました
「感動した合唱コンクール」「結果が出て、それぞれの想いがあるだろうが、それはそれぞれに抱えてほしい」
結局、このことと、来場者やPTA役員への謝意を伝えることしかできませんでした
ここで改めて出中生に伝えたい
結果がどうであれ、ここまでがんばった事実は消えません
全学級が今日に向けてよくがんばりました
様々な問題を自分たちで乗り越えました
これらの事実は、確実に自分の未来につながります
そのことは信じてほしいです
明日のエンディングセレモニーで伝えられたらまた伝えようと思っています
さあ、明日は展示発表と生徒会ステージ
出中生の力が存分に発信される機会となるでしょう