学校日記

今日は何の日? 3/1 336号

公開日
2023/03/01
更新日
2023/03/01

校長室

 毎朝児童玄関前で挨拶運動をしていますと、毎日のように「校長先生 今日何の日か知っていますか?」と尋ねてくる2年生の〇〇君がいます。昨日も尋ねてきました。「校長先生 今日何の日か知っていますか?」「ええーうんーと・・分からない。何の日?」と返すと「正解はバカヤローの日です。」と答えてきました。「どうして?」と尋ねると「昔、○○総理が国会で『バカヤロー』と呟いたことがきっかけで、解散になったんだって。」「へぇー全然知らなかった。有難う。校長先生また、調べてみるね。」・・・

 この会話が小学2年生と大人との会話かと思うと、我ながら驚いてしまいます。「どうして国会の解散を知っているんだろう?」等いろいろな疑問が湧いてきます。ネット社会ですから、おそらくですがこの子が興味のあることを調べていったんだろうと思います。この子と社会の授業をやってみたら楽しいだろうなと心の中で思いました。

 バカヤローの日をインターネットで調べてみますと、バカヤローの日は、毎年2月28日にあります。この記念日は、1953年(昭和28年)2月28日に行われた衆議院予算委員会で、当時首相だった吉田茂氏が西村栄一議員との質疑応答中に「ばかやろ」といったことに因んで制定されました。

 実際は、吉田茂首相が「バカヤロー」と叫んだわけではなく、小さな呟きをマイクが拾って西村議員に聞こえてしまったそうです。西村議員がその発言に対して言及したことがマスコミで大きく取り上げられ、それがもとで約2週間後の3月14日に衆議院が解散してしまい、この解散は「バカヤロー解散」と呼ばれるようになりました。

 バカヤローの日はこのことに由来して制定された記念日で、日頃から頭にきていることに対して「バカヤロー!」と叫んでいいとされています。しかし、あまり周知されていない現状を考えると、実際口にすることははばかれる言葉ですよね。