学校日記

若林、加越線通学の利便性アップ!? 2/2 318号

公開日
2023/02/02
更新日
2023/02/02

校長室

 小矢部市は、交通観光特別委員会を開き、市側は加越能バスのダイヤ改正で、平日朝の始発便出発が約30分早まり、小矢部市内から砺波高校、となみ野高校、南砺福野高校への利便性が高まることを報告されました。
 「砺波駅前」の到着時刻が改正前より約30分早い8時10分台となるため、砺波高校の始業時刻である8時半に間に合うことになります。
 私は、30年程前に石動中学校の3年生の担任をしていました。教え子から、「どうしても砺波高校に行きたいんですが、高岡経由になり石動駅発7時前の列車でないと間に合いません。あまりにも早くて砺波高校を受験しようか迷っています。」と進路相談を受けたことがあります。「あと10分始業時刻が遅ければ、7時台の列車でも間に合うのに・・」とも言っていました。
 結局この子は、砺波高校への進学を決め3年間早い列車で通いました。石動中学校に勤務していた時には、他にも同じ悩みを持っている生徒が何人も出てきました。そんな時、砺波高校の同窓会に参加すると、学生時代の恩師だった先生が副校長先生として出席しておられました。私は、ダメもとでその先生に事情を説明し、直訴してみました。「現在の砺波高校の始業時刻だと高岡経由の列車を利用する地域の生徒が通学できません。あと10分遅く(8時20分→8時30分)していただけませんか。あと、今の制服だと女子生徒が希望しません。最近流行の制服に変更してもらえませんか。」と。
 私の要望が叶ったのかどうか分かりませんが、同じような声は当時砺波高校へ届いていたはずです。始業時刻は、2,3年後に、制服はずいぶん経ってから改善されました。
 自家用車を利用することが出来ない学生や高齢者の意見を最優先にした公共交通機関になっていってくれればと願っています。我が子の高校時代の反省から、「家族の車の送迎も良いのですが、公共交通機関を自分で利用すると生きる力を育むことに繋がる。」と確信しています。

みんながわくわくする学校を「自分から」