分かる喜び!? 12/22 301号
- 公開日
- 2022/12/22
- 更新日
- 2022/12/22
校長室
今日は二十四節気(にじゅうしせっき)の冬至。日脚はこれから徐々に伸び春に向かっていくのですが、寒さはいよいよ厳しくなります。あれだけ、用心していたのに幹線道路の車の立ち往生がまた発生してしまいました。お隣の新潟県です。19日からの記録的な大雪で、柏崎市の国道8号や長岡市の国道17号等で車が動かなくなりました。4市に災害救助法が適用され、ようやく全ての渋滞が解消したのは、昨日の朝でした。車中の人はどれだけ心細い思いをされたのでしょうか。救いは数珠繋ぎ状態の車に野菜ジュースなどを配る家族連れの姿が見られたり、快くトイレを開放する会社事務所があったりなど人の温もりが報道されていました。(296号参照)
さて二十四節気の冬至ですが、二十四節気は、今でも立春、春分、夏至など、季節を表す言葉として用いられています。1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもので、「節(せつ)または節気(せっき)」と「気(中(ちゅう)または中気(ちゅうき)とも呼ばれる)」が交互にあります。太陰太陽暦(旧暦)の閏月を設ける基準となっており、中気のない月を閏月としていました。二十四節気は、その年によって1日程度前後することがあります。この後は、1月5日頃が小寒、1月21頃に大寒を予定しています。
私は、この「冬至」について、小学校6年生の理科の授業が今でも忘れられません。「どうして冬至は太陽の南中高度が一番低く、夏至は一番高いのか?」「どうして春分や秋分の日は、昼と夜の長さが同じなのか?」「ほとんどの星は東から登り西へ沈むのに、北極星だけ動かないのか?」・・・等。これらは、全て地軸の傾きや位置に関係するのですが、この仕組みが自分の中で、納得できた時本当に嬉しかったです。そして理科(地学)が大好きになったのを覚えています。6年生になるまで「不思議だな?」と疑問視し続けていた幼少期の私がいました。興味があったのでしょうね。
授業では、子供たち自身が「なぜだろう?」「考えてみたい」という思いをもてる学習課題の工夫が大切だと言われます。これからも、子供たちの興味・関心を大切にした授業改善に努めていきたいと思います。